奥 山 豊 和 (おくやま とよかず)公式ブログ

培った経験と人脈を活かし、生まれ育った故郷を元気に。
対話重視、市民が主役の市政運営を取り戻します。

学校は地域と共に~全国若手市議会議員の会研修会in和歌山橋本Part2~

2017-11-27 23:23:19 | 日記

明日から、いよいよ12月議会が始まります。
改選後初の定例会ということで、市長の所信表明演説や一般質問にぜひともご注目頂ければと思います。


さて、先週22日(水)に行われた産業建設常任委員会協議会について。

これは、私を含め産業建設所属が初めての議員もおり、改選前から引き続き所属する議員がいないことから、改めて所管する分野の諸課題について当局側から説明を求め、共通認識を持って今後の審議に臨んでいこうという趣旨から開催されたものである。

13時に開会し17時15分の終業チャイムが鳴るまでびっしり勉強させて頂いた。

上下水道部に始まり、建設部、商工観光部、そして農林部と続き、冒頭にそれぞれの部長からあいさつがあって、1人ずつの自己紹介と続いた。通常、説明を頂くのは担当課長で、後ろに控える職員の皆様の声を聞く機会というのはあまりないわけであるが、正志委員長のナイスな計らいで、全員から自己紹介を含め一言ずつお話を頂いた。

ある部長が家族の話をされたことから、皆さんそれに引きずられていたのが何とも微笑ましかったし、それぞれの部にそれぞれのカラーがあって、改めてこれまでの厚生・総務文教との雰囲気の違いを実感している。

中には???な案件も含まれていたものの、いずれにせよ、しっかりと現場を視させて頂きながら前向きな議論をしていきたいものである。

少し喋りすぎてしまったかなと、反省しています(笑)


それでは、和歌山県橋本市にて行われた全若研修の報告を続けて参ります。

研修の2コマ目は、「橋本市の共育コミュニティについて」ということで、いわゆるコミュニティスクールとの連動についてのお話で、関西人らしいというか、とてもエネルギッシュでユーモアあふれる教育長さんのお人柄にすっかり引き込まれてしまった感じがしている。

「学校は、地域に浮かぶ船である」

これが、教育長さんの持論であって、豊かな心、多様な学びを育みながら、地域全体で人づくりを行っていくこと。まさに、地域と家庭、学校の連携を密にし、地域の文化を底上げしていく中で、学校教育も浮上させていきたい。地域と学校は共にあるのだという素晴らしい言葉だと思う。

橋本市家庭教育支援チーム「ヘスティア」の取り組みが、平成26年に内閣府の大臣表彰を受賞するなど特徴的で、31人のチームが講座部・広報部・家庭訪問部と分かれて活動しており、要支援家庭から受けた悩みの相談が福祉部局だけでなく、相談機関や学校ともきちんと情報共有がなされた上で、個別の家庭訪問と繋がっているようだ。

ちなみに、「ヘスティア」とは、ギリシャ神話に出てくる「かまどの女神」のことのようで、子どもが自立した大人に成長し、保護者が子育ての不安や悩みを抱えたまま孤立することのないように、笑顔で子育てを応援しようという思いが込められている。

あいさつの徹底だけでなく、食事のマナーや生活習慣、背筋を伸ばしてきちんと椅子に座るということまでを含めた「態度教育」にも取り組んでおり、「通学合宿」ということで、地域の方々の協力を頂きながら、食事も自分たちで作って最寄りの公民館から学校に通うというのも興味深いお話だった。

いわゆる放課後子ども教室については「ふれあいルーム」と称し、小学校の余裕教室や公民館などの公共施設において、工作やスポーツ、茶道や華道などを地域の大人と一緒に行っていて、防災キャンプの実施など自主防災活動にまでつながっている学校もあるようだ。

また、学校図書館の整理や掃除を地域の方々が担っているようで、そこで子どもたちと地域の方々との触れ合いが生まれており、まさに、地域に暮らす一人ひとりが「学びに向かって輪をつくる」ことが「共育コミュニティ」なのだ。

この「共育」という言葉は、「子どもも大人も共に育ち、育て合う」という願いを込めて和歌山県がつくった言葉のようで、「子どもたちの豊かな育ちのために、学校・家庭・地域が連携・協働する仕組み」を「共育コミュニティ」としており、この活動を通じて、人と人とのつながりを再構築することを目指している。

まさに、学校や公民館を地域の拠点にし教育をキーワードにした、まちづくりそのものであるように感じた。

地域や学校の実情に精通した方を「共育コーディネーター」として教育長が委嘱しており、現在7名が活動しているようだが、この方々がキーパーソンとなって学校と地域をつなげて一緒に事業を行うという重要な役割を担っている。

市の教育大綱と生涯学習推進計画に記されている市内8地区公民館ごとに、拠点としての「共育コミュニティ本部」を設置することとしており、現在4本部設置済みで、30年度には全域に広がる予定となっている。

この取り組みの背景として、平成18年の教育基本法改正により「学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力」についての規定が新設され、平成20年からは、「学校支援地域本部事業」ということで、「地域の教育力の向上と学校教育の充実を目的に、地域が学校を支援するための補助事業」が継続中である。

また、平成29年の社会教育法改正により、「地域学校協働活動」を法律で位置づけ、「地域学校協働活動推進員」の職務や移植が規定されるなど、地域と教育の密接な関係を構築していくことが時代の流れなのだ。

課題はやはり、この事業の肝である人材、共育コーディネーターのなり手の確保に苦労しているようだ。教員OBなどを想定してはいるものの、地域の実情に精通している人というのは、どこのまちにおいてもすでに様々な役職を兼務しているのが実態である。

「地域の課題解決」なるものを地域に委ねたいとするのであれば、行政側としても組織の「仕分け」が必要であると強く感じた次第である。部局の縦割りを残したままでいくらお役所が地域に入っていっても、人材確保という部分で壁にぶつかるのは目に見えている。


今回のお話を通じて、子どもを育てることを敢えて地域全体で様々な人たちが関わりを持てるようにすることによって、地域の人間関係を再構築し、地域づくりにつなげようとする橋本市の取り組みというのは、教育の観点から市民協働を具現化しようとする素晴らしい取り組みであるように感じた。

市長部局との関係性について質問をしてみたところ、財政面で難しい部分はあるようだが、社会教育課の中に「共育コミュニティ係」が設置され、市教委としてソフト部門の最重点事業として位置づけられることになったのは、市長がこの方針に賛同したからこそであって、やはり、リーダーシップに他ならない。

ちなみに横手市においては、コミュニティスクールについてはあまり前向きではない旨の議会答弁がなされているが、その考え方に、果たしてまちづくりの視点はあるのだろうか?

少子高齢化・人口減少社会を豊かに生き抜いていくためには、地域総ぐるみでの対応が必須である。

地域と学校が連携したり協働したりするのも、そのための手法の一つであって、横手市が今進めようとしている「地区交流センター化」と重ね合わせながらお話を聴いていると、互いにこの視点が欠けているような気がしてならなかった。

新たにハコモノを建てようとする時の理論建て、説明の仕方がそれを物語っている・・・


次回、「地域資源」の活かし方について、経産省近畿経済産業局のお話です。


追伸・昨日は、母校・大曲高校陸上競技部OB会第9回総会に参加しました。現役の3年生を送る会、1・2年生を激励する会も含まれております。



自分の人生を力強く切り拓いていくための術は、高校3年間に培ったとさえ思っている。

自分なりの努力などというものがいかに浅はかで井の中の蛙であったかということを、全国の高い壁が教えてくれた。

総会に出てこられない卒業生も含め私たちは皆、現役諸君の活躍を、競技場での躍動を心待ちにしているのだ。名門で競技に打ち込むということは、そういう想いも背負っていることをプレッシャーではなく力に変えて頑張ってほしい。

来年は記念すべき10周年です。みんなで盛り上げていきましょう!


地域ブランドの発信力~全国若手市議会議員の会研修会in和歌山橋本Part1~

2017-11-19 21:29:27 | 日記

いよいよ冬到来。例年より遅い初雪により、一面真っ白になりました。

気が付けば今年もあと40日たらずで、来週からは12月定例議会を迎える。

先週16日(木)に行われた「非公式」の議員懇談会の案件は、「公共温泉施設の民間譲渡に向けた取り組み」についてであった。

それぞれの施設が旧町村時代につくられた経緯等を考えても、市民にとって身近で想い入れのある施設であるだけに、この度の意思決定に至ったプロセスをオープンにした上で、何のために「民間譲渡」しなければならないのかということを丁寧に説明しつくす努力というものを、当局側が行わなければならないのである。

昨年3月に策定された、横手市の「公共温泉の在り方・再編方針」には、「圧縮」という勇ましい掛け声が記されていたが、今一度、利用者ならびに市民に向き合った真摯な対応を当局には求めるものである。

「関係議案は12月議会に提案したい」とされていた約束事も早くも反故にされようとしているが、全くもってスケジューリングが「逆算」ではなくて「先送り」であったことを示す証左でもある。


さて、だいぶ時間が空いてしまったが、1日(水)~2日(木)に和歌山県は橋本市を会場に行われた、全国若手市議会議員の会今年度一回目の研修会の報告について。

今更感はありますが、1週間後の平均学習定着率なるものが示されていて、それによると、講座を聴いただけでは5パーセント、内容を人に教えれば90パーセント定着するという研究報告があるようで、1週間以上経過してしまっているが(笑)、メモや資料を読み返し、記憶を呼び起こす意味でもこのブログに記していきたいと思います。





関西国際空港から車で1時間。和歌山県の北東端に位置する人口64000人ほどの橋本市は、南海電鉄で大阪なんばまで30分という通勤圏内、文化圏は奈良という、世界遺産・高野山の入り口にある自然豊かなまちである。

研修の1つめは、「橋本市をオムレツでプロデュース」ということで、プロジェクトを立ち上げた当時の農林振興課長とシティーセールス推進課長よりご説明を頂いた。

事の発端は、市民からの「市役所は頭が固いから・・・」というフェイスブックへの書き込みと、「橋本市は食材の宝庫であるにも関わらず、発信が乏しい」という市長への手紙がきっかけだったそうである。

平成27年4月に設置した「はしもとブランド推進室」では、そもそも市役所組織は、市全体で取り組む横の連携というものが苦手で本当にできるのかという不安にさいなまれながらも、「橋本市地場産業振興センター」を拠点に、地元JAや商工会議所、企業に呼びかけながら、「チーム橋本」で官民一体となり国内外へ売り出していくはしもとブランドの構築に力を入れている。

その後、市としてはこれまで一度も取り組んだことのなかった「食」を通じたはしもとブランドを確立させるための推進検討会を設置し意見を取りまとめていく中で、富有柿や巨峰、はたごんぼや恋野マッシュルーム等多くの農産物を活用した発信に期待したいという意見が出されたようだ。

その中でも、特に県内で一番の産地であったことから「鶏卵」を中心とした食の提供が、市職員のアンケート調査からも前向きな意見が多く出されたことから、「はしもとオムレツ」をご当地メニューとして売り出していくことが、「橋本創生」の重要事業として位置づけられていくこととなる。

昨年11月からは2度にわたり市内飲食店向けの説明会を実施したところ、「なぜオムレツなのか?」という疑問の声が上がり、事業所ごとによっては、そもそもの情報発信の手法やこれまでの流通経路、抱えている想いの違いなど、話し合うことによって見えてきた課題もあったそうであるが、それでも、皆さん何か変化を求めており、いい機会だということで、28事業所が参加してのはしもとオムレツマップの作成、スタンプラリーの実施というようにプロジェクトが展開されている。

はしもとオムレツの定義については、「地域産品をいずれか使用すること」としており、普通に考えれば鶏卵の産地であることからも地元の卵をつかうべきだろうとは思うが、先述したとおり、店によって流通経路が違うことから、行政側としては全量を橋本産に変えろとまでは言えなかったそうだ。

私たちが訪問するちょうど前日まで、約1年間にわたり実施されたスタンプラリーは、実に200名もの方がゴールされたようで、市内を4エリアに分けて周遊しやすくするしかけがとても興味深く、それを「聖地巡礼」としていることもナイスな取り組みである。



マスコミからも大きく取り上げられたことによって売り上げを順調に伸ばしているお店もあれば、スタンプラリーにあまり熱の入っていないお店もあるなど、事業所ごとの温度差があることも事実のようである。

しかし、この取り組みによってオムレツ専用卵のブランド化に向けた意欲も高まりつつあり、「地元の卵を使わなければ」と言う声がお店側から挙げられるようになったり、「市として本気で取り組むのであれば、市民が参加できる取り組みを」という議会での一般質問を受けて、橋本出身である有名ホテルの総料理長を招いてのオムレツコンテストや、公民館や老人クラブなどに出向いての料理教室の実施など、より広く市民を巻き込んだ取り組みも始まっている。

我が横手市においても、「食と農のまちづくり」ということで、各地から行政視察をお迎えするなどご注目を頂いている事業がある。

「食」や「農」を具体的にどうやってまちおこしに結びつけていくのか。

・市役所が不得意とされている「横の連携」を密にして、全庁挙げたプロジェクトにしていくこと。

・広く民間事業者や団体を巻き込み、市民も関わりの持てるような具体的な事業を展開していくこと。

まずはこの部分を明確にし、行政主導から民間主導へと繋げていくことであると私は思っている。

実際に橋本市では、あるご縁があったことから、様々な飲食店の情報を集めたウェブサイトを運営する「ぐるなび」と市役所が連携した取り組みを行っており、29年度からは事業所が設置した専門部会が主体的に行うなど、行政主導は2年間ときっちりと線を引いている。

これまで飲食店組合が組織されていなかったまちに、「はしもとオムレツ」が新しい流れを生み出しているのだ。

行政が手を離さなければならないもう一つの理由は、「行政が一部のお店の利益誘導を行ってもいいのだろうか」ということである。実際にプロジェクトを立ち上げる経緯において内部から同様の声が出されたようだ。

確かにその通りで、だからこそ全市的な取り組みにより全体に恩恵が行き渡るようなしかけづくりをすることが「公の仕事」なのである。決してそこをあいまいにしてはいけないのだ。

ふわっとした想いだけで仕事などできない。責任の所在を明確にした上で、行政として、かけるべきところにきちんと予算を確保することも大切である。

近年の日本版DMOによる観光地域づくりの取り組みにおいては、「一般社団法人・高野吉野路ツーリズムビューロー」が橋本市をはじめ和歌山県・奈良県・大阪府をまきこんだ9市町による地域連携DMOとして、候補法人に上がっている。

「資源を組み合わせることによって、この地域を周遊してもらう着地型観光を目指す」という方針は、揺るぎのないもののように感じた。

北海道チームは高野山の宿坊に前泊したそうで、最後にオムレツを味わうことはできたが、まったく周遊できなかった自分自身を悔やんでいる(笑)



地域資源にスパイスを効かせることによって、それを「ブランド」として売り込んでいく一つの手法を学ばせて頂いた、とても有意義な研修であった。

しかしながら、どこの方々も「うちのまちには何もない」とおっしゃっているんですね。

要はやるかやらないか、リーダーシップを発揮できるのかに尽きるように感じた。

次回に続く・・・


開かれた議会に~広報広聴特別委員長としてできることを~

2017-11-08 21:37:15 | 日記

暦の上では立冬を迎えましたが、雪の降る気配など感じさせない、なんとも穏やかな日和が続いております。

さて、久しぶりの投稿となってしまいましたが、まずは10月30日(月)に行われた改選後初の臨時議会について。

地元紙の報道にもある通り、議長選挙において「不手際」があり、公職選挙法を準用すれば明らかに有効票となるべきはずのものを、開票立会人の議員からも指摘されたにも関わらず「無効」だと事務方が判断をしてしまったことから、12対11対2で無効1という結果となり、一度は決定した当選人の宣言を撤回するという前代未聞の事態が任期最初の議会で起こってしまったのである。

「無効」とした根拠を示すこともできず時間が経過し、結局午前中はその対応や説明に追われることとなり、午後イチに全議員にその旨が説明され、本会議を開いて改めて議員から開票についての「異議申し立て」を宣言してもらい、それを受理した上で、12対12対2となり、同数の2名によるくじ引きにより議長が決定するという、大変レアな幕引きとなったわけである。

議長に就任された齋藤光司議長におかれましては、二元代表制の一翼を担う議会として、どのように市当局に向き合いながら議会全体をまとめ上げていくお考えをお持ちなのかは、正直まだ存じ上げていない。

いずれにせよ、不断の議会改革を進めるためには議長の強力なリーダーシップと推進力が必要であることは、今さら私から申し上げることではない。

厳しい選挙を勝ち抜いてきたそれぞれの議員が多種多様な考え方をぶつけ合って、当局ともしっかりと意見交換のキャッチボールを重ねた上で、一致結束をしていくことが議会に求められているように思っている。

国政と同様、選挙をしたことによって目の前に広がる山積する課題に何ら変わりはないのだから。


それでは、私自身の話を少々。

平成27年2月より、一人会派「蒼生(そうせい)」として議会活動を送っておりましたが、改選に伴い、これまで相部屋をさせて頂いていた「新風の会」に合流することとなりました。

皆さん常に意識が高く、議会改革への想い溢れ、若手議員としても共に活動してきた先輩方と文字通り一つになれたことに、これまで以上にやりがいを感じている。

議席番号も12番から7番に変わり、前から2列目の左から3番目から同じ前から2列目の右から3番目という、全くの左右対称の席から見える執行部側の景色というのはまた違ったものがあったし、新しい場所に来たんだという新鮮な気持ちさえ芽生え始めている。

私のスタンスはこれまで通り変わらない。

「こうあるべきだ」と、きちんと前向きな提案をしながらも、筋の通らないことに、おかしいと思うことに疑問を抱き、それをしっかりと表現できる議員であり続けたい。

また、常任委員会は「産業建設」への所属が決まり、これで、「厚生」→「総務文教」→「産業建設」と2年ずつ一巡することになる。

「厚生」は2年いただけで中身を理解することは到底不可能だし、課題山積の「総務」から離れてしまうことに後ろ髪を引かれる思いもないわけではない。

市の農業政策に農家の立場で声を届けていくこと。「よこて農業創生大学事業」に魂を入れなければならない。

一貫して問題提起し続けてきた、新たな観光地域づくり組織であるDMOについても、地方創生の起爆剤として地域に根差したものにしていかなければならない。

そして、誰しもがいつまでも住み続けたいまちにしていくために、不安材料を取り除くための雪対策・・・

挙げていけばきりがないが、一委員としてしっかりと議論をして参りたいと思っている。


4年間関わり続けてきた「議会だより」の編集に引き続き携わることになり、なんと広報広聴特別委員会の委員長(広報分科会長)という大役を仰せつかることとなった。

2年前から、議会運営委員会(10名)に所属しない議員は全て「広報広聴」に携わり、「議会広報のみならず、市民の皆さんの声を聞く広聴の役割も兼ねた『特別委員会』として位置づける」ことが、議会改革の議論を経て決定した経緯がある。

広報部門としては、フェイスブックの導入や議会だより・横手かまくらFMの番組の更なる充実に努めてきたが、今後は全体を統括する立場として、広聴部門としっかりと連携を図りながら、これまでにない取り組みも模索していきたいと思っている。

私たち「広報広聴」の活動を充実させることこそ、「市民に開かれた議会」を実現させるために必須であり、時代の要請とも言えるのではないだろうか。

目まぐるしく移り変わる世の中の流れに議会が置いていかれることのないように、どんどん新しいことにチャレンジすることも必要である。

広報広聴活動に、これでいいという答えなどないのだから・・・

改めて、委員長として議員各位のご協力を切にお願い申し上げます。

ということで、益々気力充実でこの4年間も全力で職務に邁進していく所存です。

個人的な情報発信、自分の考えをしっかりとお伝えするという活動にも、率先して取り組んでいきたいと思います。


そして、11月1日(水)~2日(木)は、全国若手市議会議員の会今年度一回目の全国役員会と研修会に参加するために、和歌山県は橋本市に出張して参りました。

関空経由で初上陸の和歌山県は、とても神秘的で魅力のいっぱい詰まった場所でした。刺激的な研修会の報告は次回からお知らせしていきます。


追伸・5日(日)はこの時期恒例の、地元大雄消防団の駆付け放水訓練が行われ、日の出前の早朝より活動をして参りました。



夏の訓練大会の時とはまた違った緊張感での小型ポンプ操作となりました。

地元では現在、農水省の国営かんがい排水事業によって大規模な河川工事が各地で行われています。
その影響で、末端の水路にはまったく水がきていない状況ですが、地元の方々のご協力により豊富な水が確保され、何とか放水訓練を行うことができました。

春先までの間、一たび火災が発生すれば消火活動への影響は必至です。

秋の火災予防週間に入っていますが、昨夜は横手市内でまたアパート火災が発生し犠牲者も出てしまったようです。

お見舞いとお悔やみを申し上げながら、皆様にはなお一層の「火の用心」の徹底をよろしくお願いいたします。