奥 山 豊 和 (おくやま とよかず)公式ブログ

培った経験と人脈を活かし、生まれ育った故郷を元気に。
対話重視、市民が主役の市政運営を取り戻します。

政治への挑戦

2013-09-19 23:57:31 | 日記

本日、我が家でも稲刈り作業に入った。
春からずっと雨の日が多かったにも関わらず、稲穂はずっしりと重く、実入りの良さを実感している。

少しだけコンバインを動かしてみた。
父いわく、「運動神経」らしい(笑)。


さて、横手市議会議員選挙まで1か月を切っている。
この稲刈り作業が終われば、いよいよだ。

4月。自分が歩むべき道に確かな答えを見出せないままに東京を離れ、故郷に帰ってきて半年・・・地域の皆さんのご承諾を頂き、父の意志を受け継いで政治活動に挑戦する決断をした。

後を継ぐということは、簡単なことではない。

自分が生まれた日は、祖父の選挙の真っ最中であった。
小学校1年生の時に他界した祖父の記憶は、残念ながらあまりない。とにかく大きいおもちゃを買ってくれたことを覚えている。

その後を継いだ父の背中をずっと見てきた。

政治の世界に飛び込んでいくという覚悟とは・・・

もちろん、周りの支えがあったればこそであるが、うまく言えないが、「少し前のめりすぎじゃないか?」という位に自分自身で突っ込んでいくことだと思う。

2020年東京オリンピックの招致、政府が示した大型経済対策。
確かに、景気回復の明るい兆しや、これまでにない期待感が現れ始めてきている。
しかし、実際には被災地の復興は道半ば。地方が置かれている環境は依然として厳しい。

少子高齢化、人口減少が加速していく中で、私たちの地域社会を維持しながらふるさとを次世代へと引き継いでいくためには、これまでと同じ考え方、やり方では立ち行かなくなってしまうことは明白だ。

50年後の未来を見据え、子供たちの将来に責任を持てる若い世代がもっと声を上げていかなければならない。働く世代・子育て世代である若い世代が抱えている想いを、もっと反映させていかなければならない。

私は、そのための道しるべになりたい。

生意気な言い方かもしれないが、私にはその覚悟がある。政治の世界に携わってきた10年間の蓄積と、若さを兼ね備えている自負がある。

初めて年間を通じて農業・稲作に携わり、地域を歩いてみて、農業の抱えている課題、地方が抱えている課題を肌で感じてきた。

それを、政治に反映させたい。地域の実情を政治に反映させたい。

基幹産業である農業をしっかりと基本に据えて、地域の特性を活かした、ここにしかない魅力ある街づくりを進めていかなくてはいけない。

壊すのではなく、創造。
先輩方が守ってきたものを大切にしながら、新しいものを生み出していく。

市政に新しい風を吹かせたい。


農業への想い

2013-09-09 22:56:17 | 日記

稲穂が黄金色に染まる、実りの秋。
連日の雨により、田んぼは潰れてしまっている。

「この状態じゃ、まだお前には稲刈りは無理だな・・・」と父の言葉。
順調に行けば、来週末には稲刈りを迎えるだろう。

4月、東京から故郷に帰ってきて、種まきに始まり苗づくり、田おこしや代かき作業のために初めてトラクターを動かした。
思った以上に馬力を上げてしまい、カーブで突っ込んでしまいそうになった時にはさすがに焦った(笑いごとではない・・・)

そして、田植え作業。

最新の田植え機はすべて自動。あとは真っ直ぐ進めるかどうかだけだった。
ところが、それが一番の課題。自分は人一倍視力が悪く印がはっきり見えないため、真っ直ぐに植えることができなかった。・・・技術の問題も大いにあるだろうが(汗)

それでも、傍で見ていた近所のお父さんに、
「曲がって植えても、稲は曲がって伸びてこないぞ」と励まされた。

春先は気温が上がらず不純な天候で、我が家の稲の生育は思わしくなく、田植え後の田んぼも周りに比べて苗は短かった。

植残してしまったところには自分の手で植えたりもした。
これでちゃんと育つのかと心配していたが、今ではどこが手で植えた場所なのか全く見分けがつかない。

比較的倒れていないところは、自分でコンバインに乗ってみたい。

「田植えより簡単だろう?」と父に言ったら、
「甘くみるんじゃない」と気合を入れられた(笑)

初めて年間を通じて稲作に携わってみて、農作業の大変さ、一つ一つをこつこつとやらなければいけないということを身に染みて体験した。
学生時代に体を鍛えていたとはいえ、力任せにやっているとすぐに疲れてしまい、母の方がずっと体力があった(笑)


ところで・・・
5月に入ってすぐ、「堰払い」というものに初めて参加させて頂いた。
地域の皆さんと一緒に、農業用水路の泥や砂を吐き出して水の流れをスムーズにする、田植え前の非常に大切な作業である。

そこで、あるお父さんに言われた言葉。

「農業というものは、ただ作物を育てるだけではない。皆で協力して水路を維持していくことも大切なんだ。」

秘書時代、湯沢雄勝地域雄物川上流の堰の改修事業や、平鹿平野の国営かんがい排水事業などの要望実現に一緒になって取り組ませて頂いた経験があり、土地改良事業の重要性については十分に認識しているつもりでいた。

しかし、田んぼにとって水がいかに大切なものか、その水がどこから流れてくるのか、それをどうやって守っているのか・・・

実際に気の遠くなるような長い水路を自分の足で歩いてみることで、やはり、現場に来て自分で汗をかかなければ、物事の本質は分からないということを教えられた。

後継者不足、TPP・・・。
「農業を取り巻く環境は厳しい」ということは、これまで頭の中では分かっていた。

しかし、これからは机の上での議論ではなく、当事者として自分自身で身をもって経験することで、そういうものに立ち向かっていける強い担い手を目指していきたい。

同世代、農業一本で頑張っている人もたくさんいる。

先輩方のご指導を頂きながら、皆で協力して地域の農業を守っていく覚悟である。


最後の一般質問

2013-09-05 23:10:19 | 日記

本日の横手市議会、父の一般質問 ↓
http://www.city.yokote.lg.jp/gikai/movie000353.html

平成4年、41歳で大雄村議会議員に当選してから21年。
父の議員生活の歩みとともに、地域の温泉施設「ゆとりおん大雄」は皆に愛されてきた。

政治生命をかけて、父が守りたかったもの・・・

渾身の一般質問で父が見せてくれた政治家としての蓄積を、しっかりと地域のために引き継いでいかなければならない。