いつもより早い雪解けと連日の好天に恵まれて、春作業が例年より前倒しではかどっていましたので、すっかりご無沙汰してしまいました。
雨が続き外に出られず、こうしてパソコンに向かっております(笑)
横手市は「農業産出額8年連続県内トップ、東北で5位」だそうです。見出しだけを見れば嬉しいニュースですが…
1位の弘前市は別格として、一関市・登米市・鶴岡市の背中は近いようでまだ遠く、農業県と言われているはずの秋田県が、県全体では9年連続の東北最下位に甘んじています。
スマート農業の推進、ブランド化、農業産出額の押し上げ…
政治は具体的に何をしているのでしょうか?
農地を手放す方が年々増えていく一方で、担い手の育成が全く追いついていませんし、受け皿となる農家や法人の負担、事業継承にも大きな課題があることを現場において痛感しております。
繰り返し「複合化を図れ」と簡単に言いますが、片手間でできるほど園芸は甘くありません。
仮に稲作を減らしたとして、わずかな作付けのためにフルスペックで高額な農機を揃え続けることは、個人では到底不可能です。
農地の集積大規模化を図ったとしても、人手不足と人件費の負担が重くのしかかります。
人口減少社会における課題だらけの農政に、政治は具体的に何をしているのでしょうか?
さて、新年度に入りましたが、役所に出入りすることもなくなった今、いつものようにカレンダーが1枚めくられただけでその実感は全くありません。
しいて言えば、ニュースキャスターの顔ぶれが変わったこと位でしょうか。そういえば、テレビもほとんど視なくなりました。
統一地方選の前半戦、秋田では県議選が繰り広げられています。
正直なところ、地元では全く盛り上がりを感じませんが、私自身若手議員のネットワークで県内限定ではありますが、これまでご支援頂き、共に学び切磋琢磨してきた大切な友人、同志への訪問、激励活動を続けておりました。
若手のチャレンジが、秋田県政界への確かな刺激になっているような気がします。
私が全国若手市議会議員の会23代会長を務めたのが、ちょうど前回の統一地方選の年でした。
あれから早4年…
奇しくも今回は、全国各地において多くの仲間たちが道府県議選に挑戦中です。
選挙区事情は具体的に存じ上げませんが、どの地域も「世代交代」の時期に差し掛かっているということなのでしょうか。どんな組織も、将来を見据えるならば「新陳代謝」は必要です。
基礎自治体において二元代表制の一翼を担う議会を経験した上で、都道府県議会へのステップアップを目指すことには大きな意義があるものと思います。
前回「地方分権」について触れましたが、今後権限や財源が移譲されていく前提において、「地方創生」に効果はなかったと言われてしまっている都道府県行政はより主体的なものへと変わっていかなければなりませんし、それをチェックしこれまで以上の政策提案が必要とされる議会には、更なる改革が求められます。
そのような中で、都道府県議会と市区町村議会が繋がる私達全若のネットワーク力は、これまで以上に遺憾なく発揮されていくことでしょう。
故郷を良くしたいという強い気持ち、様々なしがらみを乗り越えて高い壁に挑む仲間たちのチャレンジ、その揺るぎない意思に大いに刺激を受けているところです。
ちなみに、告示日に応援演説のマイクを握った北秋田市で、取材に来ていた記者さん方から「お前は何者だ?」と取材攻勢に合いました(笑)
県内での若手政治家の繋がり、全若の力をもっとPRしていかなければなりませんね。
この国の未来を創るのは、「責任世代」の私達です!
明日は、投開票日。
全国各地で戦う皆様の必勝を、心からお祈りしております。