奥 山 豊 和 (おくやま とよかず)公式ブログ

培った経験と人脈を活かし、生まれ育った故郷を元気に。
対話重視、市民が主役の市政運営を取り戻します。

平成に別れを告げて…

2019-04-30 22:24:05 | 日記

GW10連休の真っただ中、そして「平成」の最終の日ということで、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
農家にとってはとても忙しい時期で、我が家では昨日から田起こし作業が始まっています。(今日は雨で足止めですが…)



今年から新たに請け負うことになった田んぼは、減反政策の中で長い間コメが植えられていなかったようです。そこを水田に戻すというのはなかなか大変で、雑草の処理にはじまり、農地を平らにしなければなりませんし、水漏れ対策?も必要です。

後継者不足による耕作放棄地の増加が社会問題になっていますが、一度米づくりをやめてしまった田んぼを元に戻すのは並大抵のことではありません。

物理的に大消費地から遠く、半年間雪に閉ざされるこの地域。日本一広いこの横手盆地がコメの作付に適していることは「食味」が示している通りですし、地元のJA秋田ふるさとでは、コメを植えることを、一枚でも多くの田んぼに作付けをすることを推奨しています。需要に基づいての揺るぎない方針があります。

一方で、「米依存からの脱却」を簡単に唱える方々には、どんなビジョンがあるのでしょうか?そこに田んぼがあれば水を引く、その一連の行動に意味があるのであって、農地を維持することはすなわち、地域社会を維持することに外なりません。

私は、エリア全体が多種多様の複合経営であるべきで、得意な人が得意なものを適した場所に戦略をもって作付けし、オール横手でブランド化し売り込んでいくことが大切だと考えています。そのことによって、みんなで横手市農業の基盤を支え底上げを図っていく。行政の仕事というのは、消費者を意識しつつも常に農家目線であるべきです。

そんなことを紋々と考えながら…しばらくトラクターに缶詰めの日々が続きます。田起こしをいいかげんにやれば秋の収量に直結するそうなので、まじめにやりたいと思います(笑)



もちろん私がやったものではありませんが、これぞ職人技です。


さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ新しい時代「令和」を迎えようとしています。



明日グランドオープンを迎える、世界一の「増田まんが美術館」。

そして…



母校である旧大雄中学校跡地に開設された、横手市園芸振興拠点センター「よこて農業創生大学」。




予算が否決され、議会の指摘を受けて残されることになった校舎の一部、音楽室やコンピュータールームなどが入っていた建物です。なんだか、青春の甘酸っぱい香りがしました(笑)

全てぶっ壊して新しく建てるというのは芸がありません。思い出の詰まった学び舎の一部を活用することに意義を感じます。

3階から見える景色…



私たち卒業生の、血と汗と涙がしみ込んだグランドは、農地に生まれ変わりました。

やっぱり、仲間と暗くなるまでボールを追いかけていたイメージが強く、ここに作物が実る姿をまだ想像できません…

この2つの施設は、現市政を象徴する大型事業です。いずれも巨額の税金を投じた結果、ため息が出るような立派な施設に生まれ変わりました。

これからが本当のスタートです。使ってなんぼ、時間も空間も使って使って使い倒す。地域に根差し、市民に愛される施設になりますように。


いざ、令和へ。

平成は戦争のない平和な時代ではありましたが、多くの悲しみを生み教訓を残した「災害の時代」でもあります。

縮小社会を前提とした未来への投資と選択がなされていたのかと言えば、疑問が残ります。

明日からまた、気持ち新たに市政に向き合う所存です。


最後に、ちょっぴり恥ずかしいですが、平成に残した自分自身の爪痕を。
初めて迎えた人生絶頂の時。平成9年17歳の夏…







「選挙」とは。

2019-04-22 23:54:55 | 日記

統一選地方選が幕を下ろしました。
まずは全国の同志たちのご奮闘に敬意を表しつつ、当選された皆様に心からお祝いを申し上げます。

平成最後の選挙のキーワードは、「低投票率」と「なり手不足」。

世の中加速度的な技術革新が進む一方で、政治や選挙制度が時代の流れにどう対応してきたのか、そのことが突き付けられている30年であるように思います。

そんな中で、昨日は非常にタイムリーなイベントに参加させていただきました。

自分自身末席の一会員である、一般社団法人横手青年会議所の4月例会「若者よ 選挙を学ぼう」に、横手市議会から聖悟先輩、青山先輩と共に講師役としてお招きをいただき、横手市内の高校生を前に、まずは「選挙」とは何ぞやということを3人で役割分担してお話しました。

私の担当は「投票率と政治参加」ということで、「少子高齢化・人口減少」と「東京一極集中」という、政治の場面で何かと耳にする機会の多いキーワードをもとに、「法の下の平等」と「一票の格差」是正をつきつめていくとどういうひずみが生じていくのか。

データを示しながら若者の投票行動をひも解き、投票率の低下は何をもたらすのか。そして、「18歳選挙権」によって世の中をどう変えていく?

といった感じに、気が付いたら高校生向けにどうなんだろうかと思う程、専門用語連発の壮大なテーマでのお話となりました。

グループディスカッションに入り各テーブルをまわった際に、「一票の格差について、もう少し分かりやすく教えて下さい」という質問をもらい、日本地図を示して北海道と東京では選挙区の面積に600倍の格差があることや、都市部では行政区の分断が生じていること、参議院の合区の問題など、事例を出して説明したつもりが…反省は尽きません。

私たちはこれまで、議会全体の取り組みとして、市内8中学校の生徒会代表で組織する「Y8(ワイエイト)サミット」による中学生議会や、小学生を議場見学に招くなどの取り組みを行ってきたものの、高校生に対する接触は、正直何もできていない状況が続いていました。

何とかしなければならないという思いから、私たち広報広聴委員会では、議会だよりを高校にもお届けしようという取り組みをつい最近始めたばかりですし、インターネットを通じて議会としてはもちろん、個々のブログによる情報発信をしていることや、横手かまくらFMの番組、そもそも「議会だより」という存在自体が高校生には届いていなかったという事実を知りました。

市報やチラシ、ホームページやSNSを通じて情報発信しているつもりでも、それは発信している側の一方通行であるということを、ともすれば「情報発信」というのは、自己満足の域を出ていないことを、私たちはその事実をまずは認めなければならないのだろうと思います。

だからこそ、私たちの発信は伝わっていないことを前提に、自ら地域に入っていって、膝を突き合わせて対話を重ねなければならない。そうやって承った市民の「生の声」を反映させる政治行政でなければならないということに改めて気付かされました。

SNSの活用についても大いに考えさせられました。私たちは、議会公式Facebookで日常活動をお知らせしていますが、ジェネレーションギャップを感じるよです。

自ら情報発信に心掛けている者の一人として、正直な話、何も発信しない方が楽だなと感じる時もあります。しかしながら、もはや発信しないという選択肢は時代錯誤であることを前提に、どうやったら伝えたい人に届くのかということ真剣に考えていかなければ、ますます政治は遠いものになってしまうことでしょう。

若い世代は、自らの意思で投票しているようです。

かつては、組織をおさえれば票がまとまり、家長の指示に従って投票するという時代が確かにありました。しかしながら、有権者は、一人ひとりが唯一無二の、独立自尊の存在なのです。

「こういう取り組みをもっとやってもらえれば、選挙に関心を持つように家族や友達に話ができる」という16歳の真っ直ぐな訴えには、ハッとしました。

ただ「投票に行ってください」とお願いしているだけでは、結局は「何もやっていない」のかもしれません。

新しい時代の「選挙」のあり方。

若い世代はもちろんですが、有権者が日常から政治に触れる機会というものを、政治行政に携わる私たち自身が環境整備を行わなければなりません。4年間のその蓄積が「投票率」として跳ね返ってくるということを踏まえた上で、チーム議会の日常活動を充実させていくことによって初めて、あなたの「その一票は、世の中を変える力がある」という訴えに説得力が生じてくるものだと思います。

まさに、政治参加と「自分ごと化」。

貴重な気付きの機会を与えてくれた横手JCにはただただ感謝ですし、お天気のいい日曜日にも関わらず、多数集まってくれた高校生の想いに応える具体的な行動を呼びかけていこうと思っています。

とても楽しかったです。ありがとうございました。







ふるさとの応援団~東京大雄会に参加して~

2019-04-15 23:05:39 | 日記

13日(土)は、毎年恒例の「東京大雄会」出席のため上京しておりました。



横手市内旧8市町村に加え、お隣美郷町のふるさと会代表の方々からもご臨席をいただき、47回目を誇る伝統ある交流会に花を添えていただきました。

まさに「関係人口」として象徴的なふるさと会のみなさん。常に故郷を想いお一人お一人がPR大使として力強い応援をいただいていることには感謝しなければなりませんし、令和の幕開けとともにリニューアルオープンを迎える、「増田まんが美術館」のPRチラシを一生懸命に配っていただいている姿には、ただただ頭の下がる思いです…

毎年スピーチの機会をいただくのですが、移動の新幹線に揺られながら、さて今年は何をお話しようかと頭の中を巡らせるものの、あいさつも3人目となればだいたい地元のホットな話題はほぼほぼ出尽くしてしまう訳で(笑)

とういうことで、当日の地元紙の1面から。

総務省が公表した10月1日現在の人口推計によると、国内の総人口は8年連続のマイナスで、秋田県の人口減少率1.47%は6年連続で全国ワースト。「東京圏への一極集中に歯止めがかかっていない」状況が数字からみてとれます。

国内全体の15~64歳の生産年齢人口は6割を下回り、過去最低の水準とのこと。

「人手不足」の深刻さについては、先日たまたま視ていたNHKの番組で、都市部の路線バスが朝のラッシュ時であるのにも関わらず便数を減らさなければならない状況に陥っているとのことで、その理由は、運転手の確保がままならないことによる苦渋の決断のようでした。

地方においては、乗る人が減り採算が合わないことからどんどん路線が廃止されていく負のスパイラルになっている訳ですが、都市部においても「ライフライン」である公共交通の維持が、人手不足という視点から分岐点に立っているというのは衝撃的な事実です。

コンビニの24時間営業についても同様に社会問題になっており、身近なところでも、人手不足から営業をやめざるを得ない飲食店も目にします。

季節柄地域の農家の方々とお話をする機会が多くなってきていますが、「何やら『よこて農業創生大学』が立派にできたようだけど、我々農業現場の人手不足にどう対応してくれるんだ?」というご指摘をいただきます。

マンパワーがなければ規模拡大など叶いませんし、これから先、農村を維持していくことさえできません。待ったなしのこの課題にいかにして対応していくのか。明確なビジョンと具体的戦略が必要に思います。

このように、都市部か農村かに関わらず、深刻に働き手がいない現実。自治体間で人手の奪い合いをしたって仕方がありません。

私自身の肌感覚ではありますが、この縮小社会の真実が、広く社会全体で共有されていないような気がしています。

だからこその「関係人口」。

有難い存在である「ふるさと会」の意義は、新たなステージに差し掛かっています。


さて、統一地方選は後半戦に入りました。Facebookを開けば、前半戦以上に全国の同志たちの奮闘の様子が伝わってきます。
今ほど「どこでもドア」が欲しいと思う時はありません。遠く秋田から、皆さんの必勝を心からお祈りいたします!

そんな中、今日は大館市長選挙の激励に。横手から車で3時間弱の長旅です。秋田は広い…

2期目を目指す「福原じゅんじ」さんは、永田町で机を並べて苦楽を共にした政治の世界のアニキと言える人。

「軍団」が選対をガッチリ支えているのも頼もしいですし、みなさんと同じ空間にいると、お互い進む方向は変わってしまいましたが、あの日のことを昨日のように思い出します。

「次世代の羅針盤」とは、福原市長そのものだと思っています。

その溢れ出るアイデアと揺るぎないビジョン、持ち前の行動力によって、共に秋田を前に進めるために…必ずや激戦を勝ち抜かれることを信じています。



投票率をつくるのは…

2019-04-10 23:45:34 | 日記

関東では季節外れの積雪ということで、春は一体どこへいってしまったのでしょうか?

農家にとっては、スケジュール通りの春仕事を天候に関わらず淡々と進めていかなければなりません。
雪解けの早い年というのは、往々にしてこういうことがあります。


さて、統一地方選前半戦の投開票日であったこの日曜日。

まずは当選された陣営各位にお祝いを申し上げながらも、あと一歩想い届かなかった全国の仲間には、果敢なチャレンジであったと敬意を表しつつ、これからも同志として変わらずに共に歩んでいければと思っております。

秋田県議会議員選挙。

地元横手市選挙区では、結果として現職4名が議席を維持されました。おめでとうございます。

県全体の投票率52.87%は過去最低を更新ということで、14選挙区中8つが無投票という「異常事態」の中、投票権を有していながらも半数の方が投票所に足を運ばなかったということになります。

「盛り上がりに欠ける」という皆さん方の肌感覚が、如実に数字に表れているものと思います。

全国的に、この低投票率に歯止めがかかっていないこの状況をどのように考えるのか…

一般論として申し上げるものですが、半数の住民が、地域によっては7割の住民が、自らの投票権を行使しなくとも生活に何ら支障がないと考えているこの事実を、選挙によって選ばれて住民のために、地域の未来のために働いていると自負している私たちが、どう受け止めてどのように行動に移していくのかが問われているように思います。

私は、議会改革というものを学べば学ぶ程、「投票率」をつくるのは議員自身、政治家自身だと思っています。

個々の議員が議員活動や政治活動を、場合によっては政党活動を一生懸命に行っている一方で、議員であれば「チーム議会」としての議会活動をどれだけ行ってきたのかということが明らかな課題としてありますし、その事に気付き行動に移し始めた議会の先進事例から、様々なことを学ぶことができます。

執行部提案に対し、〇か✕かを議決するだけの追認機関としてではなく、地域住民の声を原点に、政策形成サイクルをまわしていくことの必要性。

自分の支持者だけではなくて、地域の方々が考えていることをチームとして吸い上げて、執行部が進めようとしている事業に対し、現場感覚を具体的に落とし込んでいくこと。よい政策であれば後押しをし、理不尽なものや住民のためにならないものには躊躇なく軌道修正をしていくこと。結果として、市民に喜ばれる(ハード事業ソフト事業に関わらず)よりよいものが出来上がればいいのだと思います。

議員活動(後援会活動)だけではなくて、議会活動として地域に入っていって対話を重ねることこそ、議会が本来与えられている権限を行使することで果たすべき大切な責務と言えます。

選挙の時だけではなくて、こうした「チーム議会」としての日常活動の積み重ねによって、議会という組織は私たち市民一人ひとりの想いを行政に反映させてくれる「必要な存在」なのだと。政治とは決して無関係なものではない、誰を選ぶのかに無関心ではいられないと考えていただけるようになるのではないでしょうか。

議会の価値が住民に広く浸透していけば、中に入って政治に携わってみようと自ら手を挙げようとする方々も増えていくかもしれませんし、議会活動の見える化が「なり手不足」の解消につながるという見方もできると思います。

身近な選挙か否か、ワンイシューで国論を二分するような争点があるかないかによって上下する投票率であってはなりません。その地域における投票率は市民参画度であるという認識に立ち、投票行動を有権者任せにするのではなく、投票所に足を運ぶことがあたりまえになるような世の中にしていくことが、投票によって選ばれる私たち政治家の存在意義なんだろうと思います。

法律によって政治分野の男女共同参画がうたわれているものの、目標値には程遠いようですし、女性が、若者が政治のプレーヤーとして参画できる環境整備については、少なくとも、議会改革の視点からまだまだやれることがあります。

国内最大の若手政治家ネットワークであり、皆想いあふれる次世代の担い手であもある私たち全国若手市議会議員の会としても、あなたの1票の重みとその積み重ねによって、共に未来を切り開くことを訴えていきたいと思います。

後半戦に挑まれる皆さんの必勝をお祈りしながら…


県議選にみる、若者の政治参加。

2019-04-06 23:37:52 | 日記

新元号「令和」が発表され、いよいよ平成のカウントダウンが聞こえてくるようです。

名前に「和」が入るのは昭和生まれの象徴のように思っていましたので、その点ではちょっと驚きですが、とても美しい言葉のようですし、新しい時代も「和を以て貴しとなす」の精神を大切にしていきたいものです。


さて、世間は統一地方選。前半戦は明日投票日を迎えます。無投票にならずに投票権を有している皆様には、欠かさずに1票を投じていただきたく存じます。

自分のFacebookを開けばまさに選挙一色で、全国の仲間たちが懸命に支持を訴え、未来を語るその姿には大きな刺激をいただきました。

まずはお疲れさまでした。皆さんの想いが届くことを願っておりますし、研修でまたご一緒できることを楽しみにしております!


秋田は県議会議員選挙。

全国的に無風が多い傾向の中、過去最多8選挙区が無投票となったことに地元紙は「異常事態」という表現をされておりますが、わが地元横手市選挙区には定数4に対し6名が立候補し舌戦が繰り広げられました。

私は、要請のあった現職1陣営の遊説に同行させていただきましたが、連日のなごり雪にしては本格的すぎる季節外れの寒さと悪天候をものともせずに?各陣営には最後まで戦い抜かれたことに深く敬意を表します。

(本当に、寒い寒い選挙戦でした…)

全国若手市議会議員の会会長として、本来であれば全国各地を飛び回らなければならないところですが、同じ東北ブロックの同志である、にかほ市選挙区の現職佐々木雄太さんと、秋田市議から県議にチャレンジした宇佐見康人さんの応援に行って参りました。





結果として無投票となったにかほ市。私が東北ブロック代表時代に事務局長として支えてくれた雄太県議のためには何があっても駆けつけなければならない恩がありますから、出陣式にて応援演説し遊説にも同行しました。

秋田市は定数12を14名で争う少数激戦。次世代を担う宇佐見候補のステップアップを後押しするために、地元で開かれた個人演説会にて激励のスピーチを。

…立場や活動するフィールドは違えども、共に秋田の未来を創っていくために欠かすことにできない仲間の皆さんが全員当選し、また一緒に働けることを信じています。


今回、全国の仲間たちも多数、市議から道議・県議に挑戦しています。

そういう意味で、我々全若の人材を見渡せば「なり手不足」という評論は必ずしも的を得ていないように感じますし、「なり手がいない」と単純に若い世代に矛先を向けるのではなくて、無風の傾向が顕著であることには、他にも様々な要因があるように思います。

政党色の強い都道府県議会議員選挙というのは、「若気の至り」が突破できる程生易しい戦いではないものと理解しています。それと同時に、「想いだけ」で現職の強固な牙城を切り崩すことは想像以上に困難なことでしょう。

その事実が、チャレンジを躊躇させるには十分な理由になるでしょうし、それでも「若い候補者をもっと発掘しなさいよ」と評論されるのは、選挙という人生をかけた大一番を経験したことのない机上の空論に聞こえます。

昨年暮れに、全若の事業としておそらく初めてであろう、選挙への立候補を具体的に考えている若者たちとの交流の場を持ちました。また、若手議員の中には「議員インターンシップ」ということで、大学生を受け入れて議員活動や議会活動を実際に経験させている人も多数おります。

そういう意味で、比較的年が近い私たちが、若者と政治のリアルや選挙のリアルを共有することによって、新たなチャレンジに向かう人材の後押しになれたらと思いますし、そのことも、これからの全国若手市議会議員の会としての責務でもあるように感じております。

責任世代として、今がよければそれでいいという逃げ切りを許してはならないということは、私自身いつも申し上げていることですが、いかにして重いバトンを次のプレーヤーに託していくかということも、大切な責任と言えるのではないでしょうか。

明日の投票率が気になるところですが、「低投票率と政治参加」については次回に…


追伸・昨日は、地元小中学校の入学式に参列。稲作の春仕事もいよいよ始まりました。昨年より作付けは微増。また、みなさんに喜ばれるおいしい米ができるように、家族経営で頑張ります!