奥 山 豊 和 (おくやま とよかず)公式ブログ

培った経験と人脈を活かし、生まれ育った故郷を元気に。
対話重視、市民が主役の市政運営を取り戻します。

2014年最後の日に。

2014-12-31 17:08:18 | 日記

2014年も、あと数時間で幕を下ろそうとしている。

昨年は、東京から帰ってきて選挙に挑戦するという激動の1年。まさに自分にとって人生の大きな転換期であったが、今年は比較的落ち着いて?忙しくもあり充実した1年を送ることができたように感じている。


もちろん、議会活動中心の1年であった。

定例議会も1順したことから、議会の流れ、1年間の動きというものはある程度つかめてきたし、様々な議論、やりとりの中から色々なものが見えてきた。

自分の立ち位置というものを考えながら、自分がやるべきこと、自分にしかできないことを突き詰めつつきっちり存在感を示していかねばならない。

若手議員の会が、自分自身に刺激を与え視野を広げてくれる大切な活動であり、1本の大きな柱になっている。
新たな出会いに期待しながら、来年も積極的な活動をしていきたいものである。 


災害の多い1年でもあった。

2月、首都圏の大雪。山梨では孤立集落が多発するなど、備えの不十分な所に一度に大量の雪が襲ったものだからあれだけの混乱が起きたのだろう。農業被害も大きかった、

8月は集中豪雨被害が各地で多発し、特に広島では大規模な土砂災害に見舞われた。

9月、御嶽山の噴火。その後各地で火山活動が活発になっている。改めて、日本は火山列島であることを実感させられた。

11月には、長野県白馬村を震源とする最大震度6弱を観測する地震も発生した。

そして、「最強クラス」の台風が何度も上陸した。

今年の漢字が「災」にはならなかったものの、全国各地で大小様々な被害に見舞われ、尊い命も失われた。
改めてここに、被災された方々に心からのお見舞いとお悔やみを申し上げるものである。

災害と隣り合わせの国、それが日本人の宿命である。

東日本大震災から間もなく4年を迎えるというのに、日常生活を取り戻すには程遠い状況にあるという現実。
私たちも、いつ何時災害に襲われるか分からない。

災害リスクに対応した国土のグランドデザインを踏まえた上で、各々の自治体がすべきことというものもきちんと頭に入れながら、地域の魅力を活かしたまちづくりを進め、「地方創生」で地域の元気を生み出していかなければいけないのである。

今年の大きなニュースであった「地方消滅」という衝撃的なフレーズが私たちに危機感を持たせ、断固「地方創生」を成し遂げなければいけないという流れに向かっている。

国の総合戦略、長期ビジョンも示された。

我らが横手市は、市町村合併からいよいよ10年目を迎える。

課題山積の中で、横手市を未来につなげていくためのビジョンを示していかなければいけない。
そのための提案、具体策を示すということを、議員という与えられた立場で不断の努力を続けて参る所存である。


「あきたこまち概算金、過去最低の8500円」も今年の大きなニュースであった。

我が家の収支の全体像を眺めていると、農政の転換、米価の急落が個々の農家の経営に大きな影響を与えているということを身を持って感じることができる。

無利子の融資も、戦略作物への補助も必要な対策、確かな政策ではあるが、そのことが米価下落に対する答えではないと思っている。

「先行きが見えない」とはまさにこのことで、今年と同じことを来年繰り返すだけでは経営は成り立たない。何か新しいことにチャレンジしないと農業では生きていけないという現実を突き付けられているようである。


様々な課題、色々なものが見えてきた1年であった。
もっともっと頑張らなければいけない。謙虚に学ばなければいけない。

若い力で閉塞感を打ち破るために、同志と共に次への一歩を踏み出すことが、新しい年へ向けての抱負である。


大晦日にあたり、今年1年お世話になりました全ての方々に心から感謝を申し上げ、新しい年が幸多き年となりますようお祈りし、1年締めくくりのご挨拶としたいと存じます。

どうぞ良いお年をお迎え下さい。


議会広報委員会で、仕事納め。

2014-12-27 22:10:43 | 日記

昨日は役所では御用納めであったが、議会広報委員有志?による「横手かまくらFM」との番組打ち合わせを持って、今年の公務は全て終了となった。

12月議会が終われば議会の仕事もそれで終わり、という訳にはいかない。

「議会だより」編集作業は一昨日25日に完成するまでに、4~5回は委員で集まっている。

最近は原稿の締め切りを厳守して頂いているし、データでの提出が主になってきているので、校正作業もかなりスムーズにはなっているが、一語一句皆で原稿とにらめっこしながら、書いている人の気持ちを尊重しながらも、できるだけわかりやすい記述になるように校正作業を行っているのである。

私も所属している議会改革特別委員会で、広報委員会の今後の方向性は示されており、来年10月の改変期には新たな「広報広聴特別委員会」としてスタートすることになる訳であるが、ネット社会、SNSの発達など、様々なツールによって活動を報告する手段は増えてきているものの、何だかんだ言って、紙媒体で議会の動きを報告するということはこれからも無くならないと思うし、ネット社会だからこそ、紙で伝えることの意味、紙だからこその意義というものを今一度考えながら、より良い「議会だより」にしていかなければいけないのだと思う。

委員会を開いても出席率が高く、ほぼ毎回全員揃っての編集作業を行っているし、昨日のFM打ち合わせにも進んで皆さん顔を出して頂いている。

議会事務局の担当職員も、「たくさん来てくれてうれしい」と率直に喜んでいるし(笑)、「広報」という仕事に意識の高い議員が多いというのが今の横手市議会であると思っている。

3か月に1度のFM担当者、議会事務局、そして広報委員(基本は正副委員長)のメンバーで、向こう3か月の番組内容について協議をしているが、この場所に来れば番組内容について自分の意見を言えるのと同時に、必ずといっていいほど、出演の出番もまわってくることになる(笑)

今できることをこつこつとやりながら、来年10月には横手市議会の新たな「広報」の姿を市民の皆様にお示しできるようにしていきたいものである。

今年もあと4日、振り返るのは改めて・・・


Y8サミット

2014-12-19 23:13:27 | 日記

昨日、「Y8サミット創快横手市議会」が開催された。



Y8サミットとは、横手市内の8中学校(横手北中、横手南中、横手清陵学院中、増田中、平鹿中、十文字中、山内中、横手明峰中)生徒会により構成されており、地域の垣根を越えた活動をこれまで展開してきているものである。

「創快」という言葉は、「いじめ等の学校における諸問題を生徒自らが主体的に解決を図りながら、快適な学校生活を創造することを目指した市内中学校生徒会の協同・連携によりつくられた合言葉」だそうで、これまでの活動を踏まえてこの「横手市中学校創快宣言」を市議会に提案することで、いじめを自分たちの問題として考え、問題意識を高めることを目的とするという、これまでに例のない取り組みを中学生自らが行うというものである。

俗に言う子ども議会というものは、市当局の役割も議員の役割も子どもたちが担い、児童会・生徒会のようなものを議場を借りてやるケースや、子どもたちの提案を実際に市長にぶつけるという取り組みが一般的だというイメージを持っていた。

今回は、生徒たちが提案者ということで、提案理由や趣旨説明を行い、私たち議員はそれに対して質問を行うという形であり、こういう「子ども議会」は極めて珍しいケースではないかと思う。

生徒達は、創快宣言の大きな4つの柱、「認め合い」、「感謝」、「あいさつ」、「つながり」というテーマについての考え方、それぞれの中学校での独自の取り組みなどを発表した。
「あいさつ」したり、「感謝」したりするというごく当たり前のこと、普段何気なく言葉にしているこれらのテーマについて深く掘り下げた上での見事な提案であった。

議員側はそれぞれのことに対し、事前に質問の趣旨を届け出をした上で質疑をしたわけであるが、多岐にわたる視点からの問題提起はとても聞きごたえであった。

私の出番は無しだったが、先輩方から、「何で一番若い、君が質問しないんだ?」というふうに言われて、確かに自分だったらどんなことを聞いたのだろうか?

「いじめをなくそう」という古くて新しい、一生ついて回る問題についてどんなことを語れただろうか?

議場の雰囲気は、これまで経験したことのないような緊張感、張り詰めた空気が漂っていた。

生徒たちは相当の準備をしてきたんだろうなと、何人かの生徒は何もメモを見ずにしゃべっている姿を見て、緊張しながらも堂々と語れるその姿に頼もしさを感じながら、自分が中学生の時と重ね合わせ、最近の生徒たちは違うなと度肝を抜かれた。

各議員それぞれの質問の最後に、みなさんそれぞれの思いを込めたメッセージを中学生たちに送っていた。

「この経験を糧として頑張れ」

「感謝の気持ちを忘れなければ、これから先どんな苦しいことがあっても頑張れる」

中学校3年間という一生に一度の青春時代に、こういう経験ができたということを力に変えて、さらに上のステージへと大きく羽ばたいていってほしいものである。

そして、いつかまたこの場所で、より良い横手市のために共に議論し合える日が来ることを願っている。

ぜひ、録画中継をご覧下さい。
 → http://www.city.yokote.lg.jp/gikai/cat00000903.html


追伸・第47回総選挙は、与党が2/3の議席を維持するという圧勝に終わった。

民主は議席増、維新はほぼそのまま、共産の躍進・・・

「大義がない」と言われていた選挙であったが、追い風も向かい風も、熱もない選挙。
ここ数回の選挙のたびに大きく構図が変わるオセロのような選挙と違い、結局誰が勝ったのかよく分からない戦いであった。

過去最低の投票率がそれを物語っている。

結果、白紙委任みたいな形になってしまったのかもしれないが、内政外交ともに抱える多くの課題が今回の選挙によって全て解決したわけではない。

これから待ち受ける大きなハードルに対し、国民の合意を得ながら日本という国を力強く前に進めて頂くことを切に願っている。

「アベノミクスの恩恵を地方が感じられるように・・・」
と皆さんおっしゃっている。

では、何をどうやって「地方の隅々まで波及させる」というのだろうか。

地域を元気にする「地方創生」。

地方自治体自らのアイデアで、そこに暮らす住民が主人公のまちづくりを私たち自身の手で行っていかなければならない。

住民の一番身近にある市町村が果たす役割、責任はますます重いものがある。

「景気回復の実感」、「元気な地方」は空から降ってくるものではないのである。

秋田選出の代議士が増え、私たちの思いを受け止めて国会の場で代弁して頂けることは心強い。

国と地方。

「格差の拡大」だとか対立軸をあおっているつもりはないが、共に同じ方向を向いて歩んでいくことが私たちの暮らす地域を住みよいものとしていくために必要な手段であると思っている。




 選挙戦最終日、マイク納めは凍てつく能代で。



 菅官房長官の凱旋。



 地元、大雄地区の遊説に同行。

この時期の選挙は、雪、寒さとの戦いでもある。
自らの思いを訴えるために12日間戦い抜いた全ての候補者の皆さん、それを支えた家族、スタッフの皆さん。
お疲れ様でした。


12月議会閉会→師走の総選挙もフィナーレ!

2014-12-14 10:52:29 | 日記

師走の総選挙と同時進行で行われた、横手市議会12月定例議会が閉会した。

補正予算の減額修正案が提出され、1名退席されたものの、出席議員全員賛成で可決となった。

議員になって、丸1年。市長が提出した原案が通らなかったのは初めてである。
こういうこともあるのか・・・というか、いつもと違う議会運営は大変勉強になった。

「政治判断」で出された議案が、「政治判断」によって通らなかった。

当たり前のことながら、「だめなものはだめだ」ということを議会として、一議員としてしっかりと主張していくことが大切である。
このことをしっかりと受け止めて、これからも横手市全体を前に進める議論をしていきたい。


さて、今日は総選挙の投票日。
期日前投票を済まされた方も多いことと思いますが、低投票率が叫ばれている今回の選挙。

どうせ結果は見えている?

結果うんぬんではなく、自らの意思を一票に託すこと、投票を通じて政治に参加するという姿勢が大切なんだと思う。

「意思を示す」ということをしなければ、何も変わらないし、変えることもできない。

私は、これから投票に行ってきますが、投票率が過去最低・・・ということにならないよう、ぜひ多くの皆さんに投票所に足を運んで頂きたいものと思う。

昨夜は、極寒の能代でフィナーレを迎えた。

議会と選挙が重なってしまい、思うような活動ができないままに終わってしまったが、2年前共に戦った仲間達が、「いざ鎌倉!」で駆けつけてくれていたことがとても嬉しかった。

地域が抱える様々な課題をどうやって解決させていくのか?

耳触りのいいことをいくら唱えても、それを実行できなければ意味がないし、やりぬく覚悟がなければ絵に描いた餅だ。
政権交代の大きな期待が失望に変わったことは、まだ記憶に新しい。

実行できる立場にあり、実行できる力のある政治家を地域の代表として押し上げていくことこそ、「地方創生」の時代、地域を元気にするために必要な選択であると信じている。


一般質問、終わりました。

2014-12-03 23:10:57 | 日記

本格的な冬の到来です。

昨日公示された衆議院選挙。県内の10名の候補者は、まさに雪との戦いとなります。

2年前もそうでしたが、この時期の選挙は本当にキツい。

「なぜ、今選挙なんだ?」という声が聞かれるのは、私たち雪国の地域性も多少あるような気がする。


さて、舌戦の舞台は横手市議会。
今日で3日間の一般質問が終わり、今回は計9名の登壇、皆さんそれぞれの個性を出されたものと思う。

先輩議員の質問は、本当に参考になる。

いつも感じることだが、順番が後になればなるほど、一定の議論の流れができてしまっている中で、同じようなテーマを取り上げる方は、本当に骨の折れるところだと思う。

しかし、そこはきちんと自分の主張をされるあたりはさすがだと思うし、何名かの方から「昨日(一昨日)の奥山議員とのやりとりの中で・・・」といった発言があった。

私と市長とのやりとりを補足したり、別の角度から話をされたり、質問席に立つと目一杯やっているつもりであるが、そういう見方もあるのかと勉強なる。

私の問題提起が多少なりとも全体の議論に影響を与えたとするならば、それは率直に嬉しく思う。


今回の私の質問の大きなテーマは「地方創生」であった。

今日、石破地方創生担当大臣が秋田入りされたようで、どういうお話をされたのかはまだ詳しく存じ上げていないが、地方自治体の自立、独自のアイデアというものがなければ、この政策は決して上手くいかない。

地方創生は、国から地方へ押し付けられるものではないし、やれといわれたからやるものでもない。「地方創生」みたいなことを過去の延長線上にある政策を引っ張り出してやることが目的ではないと思う。

人口減少・地方消滅という課題を突き付けられている中で、それを乗り越えて地域が自立し、私たちの故郷・日本を次の世代へと繋いでいくために必要な手段であり、まさに「この道しかない」、大きな仕事である。

市長がどんなアイデアを持っているのか、各自治体の首長のアイデアの競い合いがすでに始まっている。

議員から市長に転身をした理由。

議員にはできないことを市長として実現をさせるため、であるはずだ。

奇しくも、地方消滅という衝撃的なフレーズから「このままではいけないんだ」という危機感が生まれ、地方が主役の「地方創生」の実現、自立した将来性のある地方をつくるためのアイデアを国はバックアップするという体制がとられるのである。

「横手市全体の一体感。旧市町村の垣根を取り払いたい」という言葉が、高橋市長が議員から市長に転身してやりたいこと、信念であるという風に受け止めている。

後は、覚悟を持って決断すること。

それが、市民の期待に応えるということだと思う。


今回の一般質問。

録画を見直せば見直すほど、「こういう返し方もあったんじゃないか」と考えてしまう。
シナリオに頼らず、言葉を選びながらやったつもりではあるが、これは経験値が必要なことだろうと率直に受け止めている。

良かったか悪かったかの判断は人それぞれである。

ただ、これまでの反省を活かした質問をすることはできたと思っている。
少しは前に進んだのかな?

広い視点、大きな政策提言をぶつけること。そのためには、自分の意思というものを腹にしっかりと据えていなければいけない。

一般質問は、単なる質疑ではない。
自らの主張をするだけなら簡単だ。

そこから抜け出すためには、きちんとした準備をしていかなければいけない。

私を含め、今回は皆さん、研修で学んだことを質問に活かしていたようである。

「議員の資質」ということがよく言われる昨今、現場を歩いて聞いたこと、外に出て学んだことを議員活動に活かしていくということを、「昨日より今日、今日より明日」という姿勢を忘れずに、貪欲かつ謙虚に日々行っていくことが大切なんだなと改めて感じた。

議員研修の在り方、みたいなものも何となく見えてきたような気がする。


明日からは委員会質疑。
頭の切り替えが必要だ(笑)

それが終われば、総選挙応援にも加わりたいと思っている。


録画放送はこちらから。(パソコンでご覧頂けます)

平成26年12月1日 一般質問(奥山豊和)
→ http://www.city.yokote.lg.jp/gikai/movie000487.html