コロナ禍のこの1年。ありとあらゆるものが中止となった昨年と比べて、地方での感染拡大など事態は明らかに深刻な状況ですが、これも「慣れ」のせいなのでしょうか。
イベントや催しの開催については、市の責任において一定のルールを示すべきと思います。
稲作農家の我が家にとって、5月の田植えまでは1年で一番忙しい時期となります。
本日ようやく種まき作業を終え、作業小屋はずいぶん片付きましたが、今年新たに3haの水田を請け負うことになり、大潟村クラスの大台を突破したこの苗箱全てが田植えを経てここに戻ってくるのかと思うと、気が遠くなりそうです。
家族経営(父・母・妻・私)ではありますが、農地を守る地域の担い手としての責務を最後まで果たして参ります。
さて、公務最優先とはいえ農繁期のこの時期の日程のやりくりは正直キツイものがありますが、20日(火)は、新年度に入り初めて全員集合。26日(月)に臨時議会がセットされたため、議案説明会など諸々の会議が行われました。
3月定例会で新年度予算案が成立して間もなくの4月臨時会というのは記憶にありませんが、国の事業として、新型コロナ対策の子育て世帯給付金が再度支給されることになったためです。
他にも、横手市としての新型コロナ対応独自事業が補正予算案として提出されますが、基本的に「一律給付は行わない」との市長の方針のもとで様々な支援策、経済対策の事業が予定されていますが、相変わらず目的がはっきりしない、組織が迷走する意味不明の事業が目につきます。
昨年度実施しほとんど予算が使われなかった事業も、予算の減額補正という財政上のテクニックで辻褄合わせが横行していますが、事業の効果・検証などはほとんど聞いたことはありません。
そこが、議会の役割なんだと思いますが…
ワクチン接種については、やれることをやれる範囲で着実に進めているようですので、市民の皆様には市役所からの情報にご注目ご対応頂ければ幸いです。
議案説明会の後は、行政課題説明会。
ここぞとばかりの詰め込み日程ですから、最後の最後に説明のあった「横手体育館・横手市民会館整備基本計画策定に向けた検討状況」については、経営企画課からの説明の後の質疑はありませんでした(笑)
当局が勝手に窮屈なスケジュール設定をした上で議会の意見を求めようとしていますが、議会の決定として、所管する総務文教常任委員会ではなく、敢えて議員全員協議会の場で協議が進められていくことになった?ようです。
そもそも、3月議会の委員会審査において指摘した既存施設との調整などの懸念事項に一切答えず、つまみ食いで自らの提案を正当化するだけの説明だったように受け止めています。
そうですか…問題提起に応えて頂けないのだとすれば、次の発言のしようがありません。
24名の議員が一同に介する大人数の協議の場において、今後議論が深まっていけばいいのですが…
追伸・県内では知事選をはじめ地方選がありましたが、この間、全国若手市議会議員の会の仲間も各地で戦いに挑んでいます。
コロナ禍の難しい選挙ではありますが、「責任世代」としての想いを懸命に訴えた同志各位のご奮闘に心から敬意を表します。
首長選挙に挑み一歩届かなかった方々もいらっしゃいますが、ご自身の想いを貫き住民に選択肢を示したチャレンジを誇りに思います。
応援に駆けつけることもできないことがもどかしく、会いたい人に会いにいけない新型コロナの一日も早い収束を願うばかりです。