奥 山 豊 和 (おくやま とよかず)公式ブログ

培った経験と人脈を活かし、生まれ育った故郷を元気に。
対話重視、市民が主役の市政運営を取り戻します。

収穫。成果を出すために必要なこと~9月議会を終えて~

2015-09-22 22:23:51 | 日記

実りの秋。世間はシルバーウイークで各地でイベント目白押しであるが、我が家は20日(日)から稲刈り作業に入っている。

といっても、私は昨日から。



コンバインに乗っていると、吸い込まれてくる稲穂の量に、今年もなかなかの豊作を実感することができる。

今年は、雑草の多さに悩まされた1年であった。

偉そうに語れるほど田んぼにいたわけではないが(笑)、天気を相手にしながらその時々の状況で適切な管理をし続けることによって、こうして実りの秋を迎えることができるのだ。

週間天気予報には晴れマークが並んでいるが、順調に行っても2週間位かかるだろうか?
スケジュールは目一杯空けてある!


週末は横手青年会議所主催の「よこて冒険王2015」が行われ、一応JCメンバーとして運営に携わった。

なかなか事前の打ち合わせ会議には出席できていなかったせめてもの償いにと思い、4日間、前後の準備後片付けをはじめ、イベントには終日フル参加した。

お城山クエスト、横手BBQ・・・昨年に続いての開催となったが、かなり認知度が高まってきているし、幅広い年代の方々に楽しんで頂いているものと思う。

委員会メンバーはじめ、皆さんのご努力に深く敬意を表します。本当にお疲れ様でした。


さて、長丁場の横手市議会9月定例会は先週17日(木)で閉会した。広報委員の仕事はこれからも続くので、議会だよりの編集が終わるまで一息つくことはできない。

例年、9月議会は決算審査がメインとなるが、結局は、最初から最後まで「よこてアリーナ」構想に翻弄された議会であったように思う。

議会としての答え。

アリーナ建設の可能性を調査するための補正予算、「多機能アリーナ整備検討調査事業」854万6000円は認めないという結論に至ったわけであるが、最後まで「是が非でも・・・」という市当局の熱意は伝わってこなかった。

建設そのものについての賛否というよりも、ボタンの掛け違いに始まり、平行線を少しでも交わらせようとする努力が足りなかったのではなかろうか。

アリーナ建設の方向性を調査するために必要な予算が議会を通っていないのにも関わらず、先走って人事異動をしてしまっている段取りの良さ(笑)

今、地域住民にとって身近な公共施設の集約統合を進めようとしている時に、一方で大型複合体育館を作ろうとしていることの矛盾。

「アリーナは外から人を呼び込むためのもので、市民にご利用いただくための施設ではない」と公言しつつも、別の説明では、「市民利用」と「観るスポーツの両立」などという詭弁を持ち出す始末。

要は、夢を語り花火を打ち上げるのは結構だが、中身が煮詰まっていないということなのではなかろうか。

確かに、立派な施設があれば全国規模の大会や著名な歌手のコンサートを開くことは可能なのかもしれない。

だとすれば、全国津々浦々どこの自治体でも、借金をしてでもこぞって立派な施設の建設に走るだろうし、後先考えずに安易にそういうことをするのは「もうやめましょう」というのが、人口減少社会の日本が進むべき道であると思っている。

横手市にとっての地方創生の姿、どうやって地域の元気をつくっていくのかという明確なビジョンを語らずして、「5000人収容の多機能アリーナ」にいくら突き進もうとも、もしかしたら当局側は丁寧に説明をし熱意を伝えようと努力されているのかもしれないが、それが伝わらずして多くの方々の理解を頂くことは不可能であろう。

議会閉会後に発せられた「国や県の信頼回復に努めたい・・・」という市長の言葉。

それはないでしょうよ。

補正予算審議、そして総勢13名が登壇した会派代表質問や一般質問において、財源含め具体的な見通しを語ることをせずに、あたかも「信頼関係」があったかのような振る舞いは、それは捨て台詞にしか聞こえない。

いずれ、今後形を変えてまた提案されることになろうとも、しかるべきその時がきたら、白黒はっきりさせなければいけない。

それが、議決権を持つ議員の責任であり、それに応えうる覚悟を決めた提案を求めるものである。


今、目の前にある課題~決算特別委員会総括質疑を終えて~

2015-09-16 21:28:37 | 日記

長丁場の9月議会も明日で最終日を迎える。

今日は、議会広報の編集委員会が開かれ、2時間びっちり1回目の校正作業を行った。
(委員の皆さん、お疲れ様でした。引き続き頑張りましょう!)

その後、明日に向けて断続的な調整やら、打ち合わせやら・・・

ギリギリのところで遅くまでサポートして下さる議会事務局の皆さんには頭が下がる。


さて、昨日は決算特別委員会で締めくくりの総括質疑が行われた。

「締め総」と言えば、参議院もいよいよ大詰めのようだ。

国会は、めったにない緊迫した場面を迎えている・・・


私の今回の質問は、「高齢者向け『雪下ろし支援事業』の現状分析と、今後の支援拡充の可能性について」。

このテーマは、先日の厚生分科会の審議においても取り上げており、当初予算でも補正予算でも、議案として上がってくれば、委員会の場で欠かさず質問しているテーマである。

やはり最後は市長に聞くしかないと思い、総括質疑のテーマに挙げさせて頂いた。

「総括」は一般質問と違い、議会だよりに詳しく掲載されないし、FM放送も行われていない。

そういう意味では、インターネットでしか見ることができず、広く皆様に中身が伝わっているかと言えば、そうではないのかもしれない。

今回は私を含め、3名が登壇したが、一般質問とまた違う「決算」、「事業評価」という切り口からの論戦もなかなか見ごたえがあるのではないかと思っている。

論点は、近年の常態化する豪雪と、今後加速する高齢化社会に対応するためにの「雪下ろし支援事業」について、共助組織のない所にお住いの方々に対する支援の在り方である。

今の横手市の支援制度は、簡単に申し上げると、高齢者のみの非課税世帯が対象となっており、業者に支払われる雪下ろしの作業料金と、世帯別負担額の差額を市が助成しているものである。

言うなれば、「非課税世帯(と市民税均等割り世帯)」でなければ対象にならないということである。

もちろん、自力で雪下ろしが困難な方々に対する支援というのは、これまで同様最優先にやるべきである。

しかし私は、今後加速する高齢化に伴い益々増えてくるであろう雪下ろしのニーズに対し、課税も非課税もないと思っている。

除雪中の傷ましい事故を無くすために、高齢者が自ら屋根に上がらなくても済むようなしくみを、豪雪横手市としてみんなが安心できる制度をつくっていかなければならないのである。

そのための財源として、今年の2月に総務省から「高齢者等への雪下ろし支援について」ということで、次の通り示されている。


人口の減少や高齢化の進展に伴い、豪雪地帯では高齢者のみの世帯が増加し、高齢者自らが屋根に上り雪下ろしをせざるを得ない状況が生じている。

近年では、年間100名を超える方が雪下ろし中の事故など雪害の犠牲となっている。

このような深刻な事態に対応すべく、平成26年度特別交付税3月分の算定より、新規項目として「高齢者の雪下ろし支援」を創設し、下記の経費について、その所要額の8割を措置することとした。

1.雪下ろしが困難な世帯に対する支援に要する経費
2.雪下ろし時の安全対策の普及啓発に要する経費
3.雪下ろしの担い手の育成に要する経費

(一部抜粋)


このように、8割が交付税措置されることによって財源は確保できるのである。

だから、この制度を活用すれば、非課税世帯に関わらず対象者を増やすことができるのではないか?その方の所得に応じて負担をお願いすればいいではないか、というのが、議論のポイントであった。

もちろん、その年の降雪量によってニーズが大きく変動する事業ではあるが、市長も答弁において、

「今のところ需要に応えているが、今後の推計では高齢者人口が増加する見込みで、近隣縁者から支援を受けられない世帯が増加する」

ということを述べられているように、雪下ろし請負業者・担い手の確保というのは、今後事業を継続していく上で大きな課題であろう。

だからこそ、消雪融雪事業を進めたり、横手市総合雪対策基本計画の中で、「緊急時の他自治体への雪下ろし支援業者等の応援体制」を検討していたり、最新号の「市報よこて」において、援助の必要な方、そして作業員の募集について大きく掲載しているのだと思う。

このように、年々需要が高まっていることを認識した上で担い手の確保に一生懸命に取り組みながらも、確実に高齢化する人口構造をしっかりと踏まえた上で、事業の対象者についても見直し、拡大していくということを両輪でやっていくことが当然ではなかろうか。

「まずは、市による公助として、現在実施している事業を十分に活用して頂きたい。」

ということだけでは、今は良くても、数年後には対応しきれなくなるはずである。

「共助の取り組みを支援する」とするならば、各地域への拠点づくりにスピード感はないし、まだまだ不十分だ。一貫性も感じられない。

国から「8割支援するから、お年寄りの安心安全のための事業を進めてほしい」ということがはっきりと言われているのにも関わらず、

「自助、互助、共助が最優先、公助は最後の支援だ。」

と言う切られてしまうと返す言葉はない市、そういう考え方には最後まで納得がいかなかった。それは、雪に関する施策として総合的に考える話だと思う。

今年の冬、どれ位の雪が降るかは分からないが、今目の前に、屋根に上がれないお年寄りがいるという課題には応えきれていない。

そういう方々というのは、冬囲いをするにあたっても結構なお金を支払っているのである。
この地域に、雪国に住んでいるだけで、冬を乗り切るためだけに莫大なお金をかけている状況が今ここにあるのだ。

色々な方々が雪下ろし支援事業のサービスを利用できるように、門戸を広げることが重要だ。

繰り返しになるが、そのための財源は示されているのである。


「雪の文句を言うのはやめよう・・・」と言うのであれば、雪国横手に生きるということ、生まれ育った誇りとは何なのだろうか?

今回の決算審議を通じて、昨年度の横手市の事業を広く見渡してみて感じたこと、再確認されたこと。

それは、大小問わず山積する待ったなしの課題をいかにして解決していくのか、道筋をつけていくのかということである。

一方で、現状を打破する、打って出るための施策として、夢を語ったり大きな花火を打ち上げたりすることは、バランスよくやっていかなければいけない。目の前にある課題解決をおろそかにしてはいけないのである。

毎年、雪下ろし中、除雪作業中にけがをする、命を落とす方がいる・・・

なぜ、春になれば消えてなくなる雪によって、大事な家族、愛する人を失わなければいけないのか。

それでどうやって、豪雪のふるさと横手に愛着を持つことができるのか。雪と共に生きていくことができるのか。この地域に誇りを持って住み続けていくことができるのか。

若者に、「横手に返ってこい!」などと言えるのだろうか。

雪による事故を減らすため、屋根に上がるというリスクを少しでも減らすために大切なこの事業。

今一度前向きな検討をして頂くことを、切に切にお願い申し上げる次第である。


追伸・録画放送は、こちらからパソコンでご覧いただけます。
→ http://www.city.yokote.lg.jp/gikai/movie000585.html

議会費の決算審議で、スマホから中継を見られるようにできないかという質問があったようだ。

議会審議へのタブレット端末の導入と合わせ、早急に進めていきたいものである。









スポーツの力~ふるさとあきたラン~

2015-09-13 23:20:36 | 日記

今日は、秋田県内25市町村対抗駅伝「ふるさとあきたラン」が、横手市の秋田ふるさと村を発着点に行われた。



昨年の秋田市に続き2度目の開催で、25市町村から36チームのエントリー。

市中心部29.2kmを、小学生・中学生・高校生・一般男女、壮年から選ばれらた9名がタスキを繋ぎ、秋の横手を爽やかに駆け抜けた。

優勝は鹿角市Aチーム。圧巻の走りだった。我が横手市はAチームが8位、Bチームは13位。お疲れさまでした。

大会運営にあたっては、県内各地の陸協の皆さんが応援にかけつけて頂いたし、横手市陸協には市役所関係者も多数所属している。
全県規模の大会を地元で行えるというのは、選手はもちろん、運営側にとって大変やりがいを感じる。

スタート・ゴール地点の特設会場には大型スクリーンが設置され、秋田CATVとユーストリームでの実況生中継が配信された。

生解説は、秋田県体協テクニカルアドバイザーで、駒澤大学駅伝部コーチを務める高橋正仁氏。

実は、同学年である。名門秋田工業から駒澤大学、コニカミノルタに進んだ彼は、高校時代からスターだった。

「せっかくの市町村対抗なので、それぞれの応援合戦があったり、(箱根駅伝のような)各チームオリジナルのタスキを作ったらいいのに・・・」

という解説には大いに賛同する。

会場内では「ご当地自慢フェスティバル」と題し、県内各地のB級グルメや特産品のブースが並び、大会を大いに盛り上げてくれた。

子どもから大人まで、陸上を愛するアスリートたちが自分のまちを背負って一本のタスキを繋ぐ。

スポーツを通じて郷土に誇りを持ち、応援する方々と共に地域が一つになる。

私は、監察審判の役目で街頭にいたが、本当に多くの市民の方々が沿道を埋め尽くし、小旗を振り拍手をし、選手たちに大きな声援を送って下さっていた。

これが、スポーツの力である。

閉会式直前の会場には、来年度開催地の大館市・福原市長が。
2時間半かけてかけつけてくれた福原さんとがっちり握手。

歴史的まちづくりに挑むご活躍、拝見してますよ!

「横手市のサポート体制は素晴らしいね」とお褒め頂いた。

「スポーツ立市よこて」の取り組みを評価頂いて率直に嬉しい。

選手、運営側、応援してくれる市民の方々が一体になること・・・
受け入れ態勢で、一部???の事例が聞こえてきたが、大いに反省しなければならない。

「スポーツ立市」の精神を、いかにしてより多くの方々にご理解頂き、広く市民に浸透させていくかというのも今後の課題である。

いずれにせよ、世代を超えて参加できるスポーツの素晴らしさを再認識させられた1日だった。

皆さん、お疲れさまでした。



追伸・載せられなかった最近の行事を少し振り返って・・・



9.6 今年度開校の地元大雄小学校の学習発表会。

フィナーレは、205人の全校児童と先生方による大合唱。
「ふるさと」、感動的でした。




9.11 地元大雄地区敬老会。

昨年は委員会審議と重なり、今回が議員としては初参加。
大雄には、今年米寿の方が49名おられるそうだ。
健康長寿をお祈りします!
















市民の傍で~厚生常任委員会での質疑を終えて~

2015-09-12 23:31:29 | 日記

まずもって、この度の北関東から南東北の広範囲にわたる豪雨大水害に被災されました方々に、心からお見舞いとお悔やみを申し上げます。

特に、茨城県常総市には若手議員の仲間もおり、当該地域のみならず多くの全若の同志だちが、復旧や被災地支援にご尽力されている。

東北ブロックとしても、宮城県大崎市などで堤防の決壊により大きな被害が出ている状況であり、今は情報収集と被災地支援のニーズの把握に努めている。

全国ネットワークを活かすことで、何とか被災地の力になれればと思っている。

それにしても、今朝は東京で地震も起きた。

改めて、日ごろの備え、心構えの大切さを実感させられたのと同時に、集中豪雨は特にいつどこにでも起きうる災害であるということを肝に銘じながら、さらなる治水対策の充実に力を入れ、しっかり予算もつぎ込んでいくべきではなかろうか。

まずは被災地支援、福島に寄り添い、復興に全力を傾ける。そして、必ず起きるであろう大規模災害に備えること。

この国が、今やらなければならない最優先課題ははっきりしていると思うのですが・・・


さて、開会中の横手市議会は、各常任委員会・分科会での審議を終え、来週の決算特別委員会と、最終日の予算委員会・本会議を残すのみとなった。

所属する厚生常任委員会(分科会)での26年度決算審議、今年度補正予算・条例改正審議においては、

・公立保育園民営化の方向性がなされている一方で、老朽化の進む施設整備が一向に進んでいない点。

・人口減少社会に向けた「高齢者雪下ろし支援事業」の今後の在り方について。

・行政視察の際、佐久市で学んできたことであるが、「栄養改善事業」にあたっては、幼少期からの減塩指導が重要である。

・間もなく始まるマイナンバー制度に向け、本庁舎での窓口対応を拡充する方針であるが、一番地域に身近な地域局窓口をサポートし、相談に来られる方々の対応に万全を期してほしい。

といったことなど、何点かの質疑を行った。

完成間近のごみ処理統合施設「クリーンプラザよこて」の見学もさせて頂いた。







(サンダーバードみたいだ・・・)


これで、初当選からちょうど折り返しとなり、次の議会からは所属委員会の入れ替えも行われることになる。

改めて、厚生常任委員会での2年間というのは、市民生活、健康福祉、そして病院。まさに、市民の一番近くに寄り添った分野を、議員としての第一歩目にその基礎をじっくりと学ばせて頂くことができたと思っている。

正直な話、最初は何を言ってるかさっぱり理解できなかった(笑)

いつかも書いた記憶があるが、様々な法律や制度の概要を知っていたとしても、それだけでは現場で何も語ることはできない。

たった2年の経験で偉そうなことを言う資格はないのであるが、徐々にではあるが、自分らしさで発言できるようになってきたような気もしている。

取りあえずここで一区切り、全体的な構成で今後どうなるかは分からないが、「厚生に残ってくれるんでしょ」という言葉を有難く受け止めたいと思っている。

先輩議員、担当職員の皆様のご指導のお蔭である。本当にありがとうございました。


追伸・来週火曜日の総括質疑で登壇することになりました。
テーマは、高齢者向け「雪下ろし支援事業」について。

本会議場で、再度市長に迫りたいと思っている。


追伸の追伸・明日は、秋田県内25市町村対抗駅伝「ふるさとあきたラン」が横手市を会場に行われる。
横手陸協所属の競技役員として、路上観察の役目を担う。

横手市からは2チームがエントリーしている。地元開催、ぜひ優勝を!!


優先順位。

2015-09-05 22:49:51 | 日記

会派代表質問、そして一般質問。13名の議員諸氏の質問を拝聴した。

聴きごたえのあるやりとりに圧倒され、心が揺さぶられる場面にも何度か直面した。

これぞ議員の醍醐味。逃げも隠れもできない人間力の勝負の場であることを痛感した。

登壇し続けることに意義はない。

最大のパフォーマンスを発揮するために、日々どんな準備をしてきたか。それが問われる場所である。

もっともっと頑張らねば・・・

ネット中継、コミュニティーFMでも質疑の内容を知ることはできるが、やはりあの臨場感、議員の息づかい。緊迫した雰囲気というのは、あの場所に来なければ味わうことができない。

議場に足を運んで頂くこと、傍聴をぜひともお勧めしたい。

4日間の議論において、私の中でクローズアップされたのはやはり「よこてアリーナ」構想である。

「市民に利用してもらうというよりも、外から人を呼び込むためのものだ」という考え方には、最後まで納得がいかなかった。

目の前に山積する一つ一つの課題を解決せずして、今後の方向性を示すことなく大きな花火を打ち上げるというのは如何なものだろうか?

そんな余裕が横手市にはあるのだろうか?

真剣勝負を挑む議員に対しての受け答えに、断固やり抜くという当局の必死さは、少なくとも私には伝わってこなかった。

フルオープンの議場で感じられなかった熱意が、来週からの委員会の質疑によって劇的に何かが変わるのだろうか?

いずれにせよ、決めるのは議会であるが、何となく判断を人任せにしているような、提案する当局の責任というものをどう考えているのだろうか?しっくりいかない部分も多い・・・


さて、今日は地元たいゆう保育園の運動会が行われた。

昨夜の雨でコンディションが心配されたが、青々とした見事な園庭。用務員さんが昨日刈り取ってくれたそうである。





お父さんお母さん、地域の皆さんが多数応援に駆けつけて頂き、元気な子供たちの声が響き渡る一日。

旧田村小学校を改築した保育園。老朽化の進むこの施設の今後の行き先はまだ何も決まっていないのである。

行政の仕事とは一体何なのか?

「若い世代の子育ての希望を叶える」ことが地方創生だとするならば、やらなければいけないことはたくさんある・・・

明日は、新生大雄小学校で初めての学習発表会が行われる。