農繁期、久しぶりの投稿となりました(汗)
20日(日)にはじまった今年の田植え。途中公務により一時中断はあったものの、天候にも恵まれて、何とか予定通り昨日無事に終えることができた。
(私の役目は今年もこの場所から)
最終日、今年新たに請け負った圃場においてトラクターに助太刀してもらうというアクシデントが発生。どうやら長年水稲の作付をしていなかったところのようだ。
一部では、この地域特有の「根っこ」質の場所もあり、そういう所には現代の大型機械は不向きである。
水が不足する地域でもあり井戸を掘って農業用水を確保しなければならない場所もあるなど、おいしい「秋田米」を供給するためには、一枚一枚すべて条件が違う田んぼの状態をきちんと把握しなければならない。
5月18日には、昨年7月を彷彿とさせる大雨が県内各地を襲い、秋田市や大仙市などでは、田植えの終わった田んぼに溢れた川の水が入ってしまい、落胆する農家の表情がニュースで繰り返し放送されていた。
5月という農家にとって一番忙しい時期に、田んぼを耕し水を引き、また耕すなど地道な作業の繰り返しである。そして、心地よい疲労感と達成感の中で無事に田植えが終われば、苗を結んで神棚にお供えし、今年の豊作を祈願するのが農家の習わしである。
それが大雨によって一夜にして水の泡というのは、そのご心痛察するに余りある。
洪水の被害に見舞われる地域というのは、歴史的に繰り返されている地域であり、「目先のハコモノよりも河川改修を」という被災者のコメントには、政治行政の責任を痛感せずにはいられない。
昨今の異常気象により、大雨というのはいつ何時どの地域を襲うのか分からない。
治水対策をしっかり行っていくことが、国土強靭化の第一歩と言えよう。
さて、この2週間。終日田んぼにいたわけではなくて、出張やら公務やらで走り回っておりました。
14日(月)。全国若手市議会議員の会今年度3回目の役員会ならびに研修会に参加するため、東京都荒川区へ。
日暮里駅にほど近い施設は、何と、毎年お世話になっている「東京大雄会」と同じ会場。関東ブロックの皆さんを中心に、2泊3日で荒川区と千葉県松戸市での有意義な研修をセットして頂いた。
この時期に2日も3日も家を空けるわけにもいかず初日だけの参加となってしまったが、今年度の活動の重点項目でもある「奪い合いの自治体間競争から、互恵的な自治体間連携」について、荒川区の担当課長より、現在東京23区が行っている「特別区全国連携プロジェクトと荒川区の取り組み」のご説明をいただいた。
その後行われた、全若メンバーによるワールドカフェ形式によるワークショップでは、とても興味深いやりとりが繰り広げられた。
「縮小ニッポン」に突き進む都市部と地方の共存共栄とは?
資源や人材を供給し続けている自負のある地方と、それを消費することで国力を高めている都市。
立場や背景が違えば受け止め方も違っていて、日本最大の若手政治家ネットワークを活かした我々の活動にこそ、正解のない難しい問題にチャレンジできるのではないかと、改めて全若の限りない可能性を感じた瞬間でもあった。
やりとりの詳細は伏せておくが、自分自身の議会活動、政治活動の軸に据えて、引き続きしっかりと取り組んでいきたいと思っている。
皆さんお世話になりました。今年度も残りわずかとなって参りました。引き続きよろしくお願い申し上げます。
16日(水)は、議会改革推進会議。
横手市議会基本条例の検証作業と継続検討事項の協議を今後どのように進めていくかについて話し合いが行われた。
前任期の4年間議会改革の議論に委員として参加してきたことから、現在置かれている状況はよく理解しているつもりである。
結局は、議会力を高めるためにはトップである議長自身が、議会改革そのものにどんな意欲を持っていて、具体的に何をどのように行動していくべきなのか、しっかりとしたビジョンを示し議会全体を引っ張っていくことが全てである。
これまでも様々な議会改革に取り組み、うまく動き出しているものや合意形成が図られる途中で頓挫してしまっている案件が見受けられることからも、まずは「議会ってどうあるべきよ?」をはっきりさせることが第一なのだ。
・「開かれた議会」にするために市民参加をどのように進めていくか。
・議会内の議論をどのように充実させていくか。
・そして、議員定数や報酬、政務活動費の問題。
課題ははっきりしている。横手市議会は議会改革に前向きなのかどうか、結果が全てなのだ。
そして、田植えのさ中22日(火)に行われた、産業建設常任委員会の協議会。
今回のテーマは大きく4件。
①都市計画マスタープラン・立地的成果計画の策定について
②横手駅東口における市街地再開発事業の検討状況について
③横手市企業支援アドバイザーの委嘱について
④平成30年度「よこて農業創生大学事業」の取り組みについて
③は新聞報道にあった内容の説明。④は前回指摘された事への回答が中心であった。
「農業者の所得向上と担い手の確保・育成を目指す」ために、よこて農業創生大学事業は展開されていくそうだ。成果をきちんとチェックしていかなければならない。
①と②に関しては、まずは事務的な仕事の進め方という位置づけで受け止めさせてもらった。
再開発をするだけでまちは再生しないことは、歴史が証明している。議論する以前に、まずは何のためかということをはっきりと語っていただかなくてはならない。市民生活に、横手市のグランドデザインに直結する事案である。
今後の展開に大いに注目しているところだ。
明日は、6月議会の議案説明会と議会広報の打ち合わせ。一気に議会モードに切り替えていきます。
追伸・三種町長選挙。田川さんが147票という僅差で見事初当選を果たされました。
「選挙が終わればノーサイド」。培った人脈と持ち前の人柄、そしてリーダーシップによって均衡ある町の発展に尽くされることをお祈りします。
引き続き様々な形で連携、ご指導いただければ幸いです。