奥 山 豊 和 (おくやま とよかず)公式ブログ

培った経験と人脈を活かし、生まれ育った故郷を元気に。
対話重視、市民が主役の市政運営を取り戻します。

そして、伝説へ…

2019-08-31 22:15:16 | 日記

本日8月31日をもって、全国若手市議会議員の会第23代会長として1年間の任期を終えることになります。

思い起こせば、会長就任間もなくの9月6日には北海道胆振東部地震が発生し、そして、夏の終わりの大雨と、常に災害と隣り合わせの日々でした。

災害の時代、各地で頻発する自然災害を乗り越えてきた経験を全国ネットワークで共有し、災害対策部会を中心に情報の一元化を図りながら「想定外」を一つずつなくしていくことが、必ず起こり得る次の大災害に備える責任世代の務めだと感じています。

平成から令和へという時代の転換期に、4年に1度の統一地方選の年に、全国会長という重責を担わせていただいたことは、自分自身の人生に確かな1ページを強烈な記憶と共に刻み込むことができました。

1年間で、のべ全国18都道県27市区町を訪問しました。全国制覇の約束は、9ブロック中「九州」にだけお伺いできませんでしたが、必ず「襷」を返しに行きたいと思っています。

定例の全国役員会以外にも、ブロック単位で開催している研修にもお邪魔し、わざわざ空港まで送迎していただいたり本当にお世話になりました。

会長として、自分自身が積み重ねてきた1年間の行動により見えてきたもの…

それは、「全若」でなければできない魅力的な研修を各地で行っていることが何よりも「全若」の強みであると思いますし、全国役員に限らず多くの会員がブロックの垣根を越えて互いに学び切磋琢磨しながら、同世代からの刺激を前へと進む力に変えていくことこそ、「全若」の存在意義であるように感じています。

少数ブロックによる全国組織の運営は、想像以上に個々に負担を強いることになりましたが、チーム東北の絆は、より強固なものになったように思います。秋田で全国総会を開く日が来ようとは、夢のような気持ちでした。

もちろん、全国役員の皆さま、会員各位のご理解とご協力のお陰で、年間を通じて例年に引けを取らない充実した活動を展開することができましたし、全若ホームページのリニューアルやペーパーレス化に向けた取り組み、災害対策基金の運用見直しなど、懸案事項に一定の方向性を見出すこともできました。


25年の歴史を重ねる中で、いよいよ500人規模にまで成長することができた私たち全国若手市議会議員の会。

若い世代の強固な全国ネットワークでもって自治体間連携を進めながら、まちづくりの持続可能性というバトンを次世代に引き継いでいくために、縮小する日本の未来を、地方創生の先にある社会の在り方を、勇気と真心を持って語り続けていく「次世代の羅針盤」でありたいものです。

次年度は、満を持して全若経験14年の塚 理(つか さとる)大阪府茨木市議会議員が「『選ばれる全若へ』~全若スピリットの継承~」を掲げ、皆さんと共に新しい「全若」を見つけるべく先頭に立って下さいます。

そして、伝説へ…

一年間得難い経験をさせていただいたことに改めて深く感謝申し上げながら、次のステージで自分が果たすべき役割を探し、ただ故郷の未来のためにこの身を捧げる決意です。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。




~次世代の羅針盤たれ~
全国若手市議会議員の会第23代会長 奥山 豊和
https://sites.google.com/view/zenwakahp/


ストーリー性~9月議会、開会~

2019-08-29 23:13:16 | 日記

まずは、この度の九州北部地域の大雨により被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
広い範囲で大雨の予報が出ているようです。引き続きの警戒と被害が拡大しないことを願うばかりです。


さて、「決算議会」ともいわれる長丁場の9月議会が始まっております。

26日(月)は本会議。27日(火)は決算特別委員会。昨日は一般質問の通告日で、それを受けて今日は議会だよりの編集会議を行いました。

今回、久しぶりに一般質問を見送ることにしました。何となく物足りなさを感じています(笑)

議会だよりのページ割も形になりました。かつては何で埋めるかを議論していたような気がしますが、何をあきらめてどう割り当てるのかに苦慮しています。それだけ、議会活動が活発になっていることだと思います。

決算特別委員会では、30年度一般会計・特別会計・企業会計の歳入歳出決算について、「主要な施策の成果を説明する書類」に基づく説明を受け、質疑を行いました。

原則、議員は自らが所属する委員会以外について質問する約束になっていますが、6款農林水産業費の質疑が何もなかったというのはちょっと寂しいなと思います。全体的に、年々質疑が低調になっているのも気になるところです。いずれにせよ、各委員会に分かれて詳細な審査が行われることになりますが。

私は「産業建設」の所属ですので、「厚生」と「総務文教」の分野について質問しました。

言いたいことはたくさんあるのですが(笑)、情報発信と同様に絞り込みが大切だということを言い聞かせつつ、款につき1つという決まり事を自らに課し…

・2款総務費「個人番号カード等交付事務費」
・3款民生費「避難行動要支援者名簿整備事業」
・4款衛生費「健康の駅推進事業」
・9款消防費「災害対策費」
・10款教育費「次世代ものづくり人材育成事業」

以上、5項目について取り上げました。

最近横手市では、大型台風の接近や大雨の予報が出された場合、事前に自主避難所(1地域1~2か所程度)を開設し、「不安に感じる人は必要なものを準備して、自分で避難してきてくださいよ」という取り組みを行っています。

これはこれとして、事前にできうる対策としては評価されるべきものと思いますが、「避難行動要支援者名簿」に掲載されている方々には直接、避難所開設のアナウンスがなされていないようですし、そもそもの情報発信がメールやインターネットが中心になっていて、それらを持たない高齢者=事前にアナウンスするべき人たちに対する情報提供が不十分であることは否めません。

市内8地域中4地域では、合併以前から防災行政無線を用いて直接の呼びかけを行っていますが、横手市はアナログ無線の使用終了が近づいているのにも関わらず、「多額の予算を要する」ことを理由にデジタル無線への更新はしないことを明確にしています。

そのため、故障しても部品が手に入らないことから放置されている状況が続いており、「遥か彼方で何か言っているな~」程度の聞こえない防災無線に何の価値があるのでしょうか?

災害が多いご時世、発信しているつもりの情報が一人ひとりにきちんと伝わっているのかということを一から積み上げていく必要性を強く感じています。


「健康の駅事業」については、お陰様で全国から行政視察を受け入れています。日々快くご対応いただいている現場の方々には深く感謝申し上げるものですし、受け入れ件数ナンバーワンの「健康の駅」は、まぎれもなく横手市をアピールする強力な武器になっています。

横手市では、いわゆる「健康ポイント」には取り組んでいませんが、私は、行政がやるべきは健康に対する意識付けときっかけづくりだと思っています。

「自治体ポイント」制度は、低調なマイナンバーカードの普及を促すきっかけになりますし、AIやIoT、イノベーションの時代と言われる「5.0」の新しい時代に、市民サービス向上のためにこういったものを十二分に活用していくことは行政の責務だと思います。新しい技術やイノベーションを持続可能なまちづくりにどう活用していくのか、首長の本気度が問われています。

今議会の補正予算に「プレミアム付き自治体ポイント事業」146万9000円(全額国庫補助)が提案されていて、「令和2年度かに国が実施するマイナンバーカードを活用した自治体ポイントによる消費活性化対策について、準備対応するための経費」だと説明しています。

とりあえず市民の不利益にならないように準備はするんだけれども、ポイントを配るつもりはないのだとすれば、その事業は市民にとってどんなメリットがあるのでしょうか?誰のため、何のための事業なのでしょうか?

教育委員会が行っている「次世代ものづくり人材育成事業」は、子どもたちの可能性を拡げるために大切な取り組みと言えます。

日本はものづくりの国という原点に今一度立ち返りながら、誇れる地場産業に触れる機会を増やして頂きたいですし、一方で、新学習指導要領に基づいて5.0の新しい時代に対応できる人材をこの横手から育てていくためには、新たな展開も必要です。

このように、絞り込みをしながらストーリー性ある質問を展開しました。

その都度説明者が入れ替わりますから、福祉のやりとりを危機管理は直接聞いていないことになります。
(そのためのネット中継だと私は思っていますが)

最近、行政側から「部局横断」という言葉が聞かれなくなりましたが、それを行うのは、政治の務めです。

「主要な施策の成果」と言いながら、「〇〇をやりました」という記載が多いことも気になりますが、決算審査を通じて事業評価を行い、今後の展開を正していくのは、私たち議会の責務だと思っております。

一般質問を見送った分、これまで以上に(笑)準備して委員会審査に臨みます。

「予習」するのは当たり前ですし、配られた資料を読み込むことは、執行部側に対する敬意の表し方の一つでもあります。


追伸・2か月間毎週のように続いた全国行脚のフィナーレは、宮城県塩竃市議会議員選挙の応援へ。



全国若手市議会議員の会東北ブロック代表、土見大介(つちみだいすけ)。

阿部眞喜(あべまさき)。

2人とも30代で2期目の挑戦です。

復興の先にある新しい時代を共に創るために…祈必勝!!


~次世代の羅針盤たれ~
全国若手市議会議員の会第23代会長 奥山 豊和
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全国行脚もフィナーレへ。

2019-08-24 21:59:02 | 日記

酷暑の夏もお盆を過ぎれば何とやらで、風もすっかり心地よくなってきました。
稲穂もずっしりと頭を垂れつつあります。

気が付けば、6月定例議会終了後ぶっ通し各地を歩き続けて2か月。全国行脚もいよいよフィナーレを迎えます。

19日(月)は、全国若手市議会議員の会OB会の総会研修会が茨城県守谷市とつくば市を会場に行われ、現役の全国会長としてご案内をいただきましたので、先日秋田にお越しいただいたお礼も兼ねて参加して参りました。



全若は45歳をもって卒業となりますが、全若在籍経験のある方々で組織しているのがOB会となります。会員は現在142名との事で、今後現役からの加入者が毎年増えていくことが予想されます。

先般秋田で卒業式を行ったお二方もさっそくOB会に参加されていて…厳密に言えば8月いっぱいは現役会員なのですが。

北は北海道網走から南は九州鹿児島と、全国各地から集いしレジェンドの先輩方と親しく交流を深めながら、新たな出会いもあり大いに刺激を受けました。現在イギリス在住だという先輩は、「日本食がおいしい」と顔をほころばせていました。

現役同様にしっかりと研修も行うのがOB会で、「つくばエクスプレスの沿革と現状について」ということで、首都圏新都市鉄道株式会社の部長さんから説明をいただき、ご当地の小田川つくばみらい市長からもご講話をいただきました。

いわゆる「宅鉄法」により整備されたTXの沿線は高層マンションが立ち並び、開発も進んでいいます。



翌日は、㈱クボタ筑波工場にてスマート農業に関する研修もありましたが、会議のため残念ながら帰らなければなりませんでした。「下町ロケット」のロケ地だったそうで、自動運転のトラクターなどを視察されたようです。

私たちの代でさらにイイ感じになってきたOB会と現役の間にある関係性を、これからも大切にしていきたいものです。現役会員の勧誘なども、先輩方の人脈がすごく頼りになりますし、引き続きのご指導をよろしくお願い申し上げます。

我々の強固なネットワーク力は、「全若」の旗印の下でこれからも世代を超えて受け継がれていきます。


20日(火)は、来週に迫った9月議会の議案説明会など。何度指摘しても変わりませんが、議会に対する情報提供に仕方には猛烈な違和感を持っています。

21日(水)は、宮城県気仙沼市議会(議会運営委員会)の皆さまの行政視察の受け入れ。





これも、全若のネットワークにより実現したことです。

視察項目は、議会改革の取り組みとタブレット端末の運用についてということで、いつものように、私はタブレットの説明係。質疑応答は意見交換の場となり、議会改革全般や広報広聴に関する部分についても突っ込んだやり取りができました。


昨年11月、全若東北ブロック研修会で訪問した、震災から8年の気仙沼。
被災地に寄り添うとはどういうことなのかを、地域の方々との対話の中で学ばせていただきました。

カツオが揚がる時期にまた…という約束を何とか果たしたいと思っております。


22日(木)は、お隣岩手県北上市議会・西和賀町議会との交流会のため北上市へ。

歴史的に結びつきの深い3市町ですが、昨年から議会同士の交流もより深めようと持ち回りで研修が行われています。



よくある一方的に講演を聞くスタイルではなく、早大マニ研の研究員で青森中央学院大学の、おなじみ佐藤淳先生のコーディネートによりワールドカフェ形式による意見交換というプログラムでした。

「対話」でもってお互いの取り組みの良いところをどんどん取り入れていきましょうという趣旨で、改革議会・北上市議会の奮闘を共有することができました。何よりも、互いの言葉(方言)が通じるというのも、肩ひじ張らずに楽しんで語り合う大きな要因であったようにも思います。

来年は横手市でお迎えすることになりそうです。フラットな関係性を、今後も大切にしていきたいものです。


そして昨日23日(金)は、よこて市商工会地元大雄地区の会員交流会にお招きいただきました。

小さいころから可愛がってもらっている地元の皆さんと親しく懇談させていただく中で、地元の切実な課題も改めて再確認することができました。

各地を歩き学びを拡げ、日々見識を深めていく中で、やはり、まちづくりの本質は現場にあるという想いを強くしています。

現場で汗して頑張る方々に寄り添い、しっかりと応援していくことこそ我々の責務であり、そういう市政でありたいものだなと思っております。


来週から、長丁場の9月議会に突入。


~次世代の羅針盤たれ~
全国若手市議会議員の会第23代会長 奥山 豊和
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全国若手市議会議員の会総会in秋田・横手

2019-08-18 22:50:10 | 日記

令和最初のお盆は、台風の直撃と酷暑に見舞われました。

予定していた関西方面への出張も急遽中止となりましたが、旅はもう少し続く予定です。

さて、全国若手市議会議員の会会長としての任期を終えようとしておりますが、集大成としての全国総会・研修会を、8月7日(水)から9日(金)までの3日間、秋田市と地元横手市にて開催をさせていただきました。

全若の年度は9月から翌年8月末までとなっており、毎年お盆の前後に会長の地元で定期総会を開くことになっています。

創設以来25年。まさか、秋田で全国総会を開く日が来るとは…夢のような気持ちです。

北は北海道、南は九州宮崎県から約60名の同志各位をお迎えするにあたり、準備段階を含めて限られた人数での運営となりました。もはや「会長」だとか「県議」という肩書はこの際関係なしに(笑)、それぞれが役割を果たしてくれたおかげで、記憶に残る3日間を過ごしていただけたのかなと思っております。

ありがとうございました。





秋田中央高校が甲子園で戦っている最中、秋田市千秋公園に佇む旧割烹「松下」にて、「あきた舞妓」の取り組みを学びました。





公立大学法人国際教養大学では、「グローバル化時代の教養教育 国際教養大学の目指すもの」と題し、鈴木学長の基調講演を拝聴し、三栗谷キャリア開発センター長からは「学生の可能性を拡げる進路選択」について、現役学生を交えての講義を頂きました。

何のために、英語を学ぶのか…

新しい時代、少子高齢化社会にどのように向き合っていけばいいのか…

今この瞬間に、縁あって全国から秋田に集まった責任世代のプレーヤーたる一人ひとりが、学びを拡げ見識を深めることができたものと思っております。



地元横手市にある国登録有形文化財「ゲストハウス平源」にて行われた第27回定期総会。



一年間のご指導ご協力に、深く感謝申し上げました。



最後に、原画収蔵数20万枚を超える唯一無二の「増田まんが美術館」と、重要伝統的建造物群保存地区「増田のまちなみ」を視察。



議場では隣に座り同期で同会派、敬愛する加藤勝義議員にご案内役をお願いしました。市の担当職員の方々にもお世話になりました。

私たちは全若として、京都国際マンガミュージアムと北九州漫画ミュージアムの取り組みを視察してきた経緯があります。

「アニメツーリズム」という言葉があるように、単館で来場者を増やせばそれでいいというものではなく、国内各地を周遊していただくことによってクールジャパンを世界に発信できればと思いますし、我々の全国ネットワークでもって貢献できる部分もあるのではないかと考えています。(京都の痛ましい事件に哀悼の意を表しながら、みんなで応援していきたいものです)

まちなみと合わせて、皆さんに喜んでいただきました。時間が足りない位でしたし、お土産もたくさん買っていただきました。ありがとうございました。


敢えて裏話を申し上げれば、全国会長となって全国総会を秋田で開くことが決まってから、全国の仲間にあの「国際教養大学」をご案内したいという想いはすぐに固まっていました。全国各地から遠路ご参集いただくにあたり、交通の便を考えれば秋田市周辺で完結させるのが無難なのかなぁと考えていました。

しかし、女房役の「総会は会長の地元でやるべきだ」との後押しにより、自分自身原点に帰ることができました。

この度、地元の「とっておき」をご紹介する中で、自分自身も故郷を見つめなおす機会になりました。

何のために、我々は超党派のネットワークで活動しているのか…

それは、令和という新しい時代を、共に前へ進めていくためなんだろうと思っています。

皆さんのお陰で、本当に得難い経験をさせていただきました。ただただ感謝しかありません。

任期の締めくくりを、最後まで駆け抜けようと思います。
9月議会が目前に迫る中、旅はまだ続きます…


~次世代の羅針盤たれ~
全国若手市議会議員の会第23代会長 奥山 豊和
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全国行脚。

2019-08-13 23:27:53 | 日記

猛暑の中、今年もお盆を迎えました。

更新が滞っているのは、全国若手市議会議員の会会長としての責務を果たすべく、日本全国を旅していたからです。

まず、7月30日(火)は富山県、北信越ブロックの皆さんの研修会へ。





以前から気になっていた、高校の空き校舎を活用した氷見市役所を視察させて頂きました。

開放的な事務スペース。いたるところに校舎の面影があり、既存の建物を有効活用して建設費を抑えるという意味でも、これからの庁舎のあり方について考えさせられる模範的な取り組みの一つだと感じました。



こちらは、高岡駅前の再開発事業によって建てられた「ウイング・ウイング高岡」。
若市議のネットワークを活かして、個人的に説明をお聞きしました。

民間施設としては、ホテルや飲食店。公共施設としては、市が整備した中央図書館や生涯学習センターに加え、7Fから12Fには県立高校が入っています。

図書館フロアは、自習する中高生で夜遅くまでにぎわっていました。

北陸新幹線は「新高岡駅」に停車することから商業施設の開発はそちらの方にシフトし、「高岡駅」の方は古い街並みが今も残っている印象を持ちました。

高岡駅前は度重なる再開発の歴史があり、現在も東地区の整備が進められています。

公共交通を中心としたライフスタイルの構築を目指し、富山銀行本店や県立の看護学校、民間のマンションなどが建てられるということで、高岡市は参加しない民間主体の再開発となっています。

これからの再開発のあるべき姿なんだと確信しました。


続いて、東海ブロック研修に参加するために三重県へ。1日(木)は四日市市、2日(金)は桑名市へ初めておじゃましました。







「議員時代に考えていたことを実行しているだけだ」とおっしゃる伊藤なるたか桑名市長のお話からは、民間活力を最大限に活かしたまちづくりに本気で取り組もうとする覚悟を感じました。

「本物力こそ、桑名力。」

ホームページをのぞくと最初に出てくるこのキャッチフレーズに、全てが込められているように思います。

目からうろこの具体的な取り組みについて多数持ち帰ることができました。今後の政策提言に活かして参ります。


そして、5日(月)は、群馬県前橋市へ。

群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターで、公共バス自動運転の最先端の取り組みを学びました。





前橋市で行われた公道を利用し料金を徴収した実証実験は国内初の取り組みだそうです。限られたエリアを正確に走らせる路線バスの自動運転化は、現在の技術で実現可能なところまできていて、人々のコミュニティの内側を走る、エコで人に優しい新しい交通手段、スローモビリティとは、高速交通の対極にあります。

自動運転の発達は、自動車=移動というこれまでの常識を覆していくもので、自由な移動空間が生まれることになります。

ここ「CRANTS」では、オープンイノベーション協議会を設置し、様々な企業や行政機関と連携しながら研究開発が進められています。

新たな公共交通の形。

こういうものにこそ、高齢先進県の秋田はもっと入り込んでいかなければならないと感じました。


そして、関東若手市議会議員の会総会にも参加し、全国会長として日頃のご指導とご協力に感謝申し上げました。

統一地方選を経て、200名規模に迫りつつある大所帯・関東若市議。
都県ブロックがきちんと組織化されていて、年間を通じて精力的な活動を展開して頂いております。



このように、全国各地において有意義な研修ができるのはまさに全若ならではであり、ネットワーク力の賜物だと感じています。自分自身が「全若にいてよかった」と心からそう思える、慌ただしくも充実した全国行脚の日々です。


6日(火)始発の新幹線に乗り、前橋から横手市役所へ出勤。
横手かまくらFM「もっと教えて!横手市議会」の収録、産業建設常任委員会協議会、横手市観光推進機構(DMO)の皆様との意見交換と続きました。

そして、我が人生の節目となる出来事を迎えます。


追伸・大型台風が帰省ラッシュを直撃しそうです。最大限の警戒を!


~次世代の羅針盤たれ~
全国若手市議会議員の会第23代会長 奥山 豊和
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