本日8月31日をもって、全国若手市議会議員の会第23代会長として1年間の任期を終えることになります。
思い起こせば、会長就任間もなくの9月6日には北海道胆振東部地震が発生し、そして、夏の終わりの大雨と、常に災害と隣り合わせの日々でした。
災害の時代、各地で頻発する自然災害を乗り越えてきた経験を全国ネットワークで共有し、災害対策部会を中心に情報の一元化を図りながら「想定外」を一つずつなくしていくことが、必ず起こり得る次の大災害に備える責任世代の務めだと感じています。
平成から令和へという時代の転換期に、4年に1度の統一地方選の年に、全国会長という重責を担わせていただいたことは、自分自身の人生に確かな1ページを強烈な記憶と共に刻み込むことができました。
1年間で、のべ全国18都道県27市区町を訪問しました。全国制覇の約束は、9ブロック中「九州」にだけお伺いできませんでしたが、必ず「襷」を返しに行きたいと思っています。
定例の全国役員会以外にも、ブロック単位で開催している研修にもお邪魔し、わざわざ空港まで送迎していただいたり本当にお世話になりました。
会長として、自分自身が積み重ねてきた1年間の行動により見えてきたもの…
それは、「全若」でなければできない魅力的な研修を各地で行っていることが何よりも「全若」の強みであると思いますし、全国役員に限らず多くの会員がブロックの垣根を越えて互いに学び切磋琢磨しながら、同世代からの刺激を前へと進む力に変えていくことこそ、「全若」の存在意義であるように感じています。
少数ブロックによる全国組織の運営は、想像以上に個々に負担を強いることになりましたが、チーム東北の絆は、より強固なものになったように思います。秋田で全国総会を開く日が来ようとは、夢のような気持ちでした。
もちろん、全国役員の皆さま、会員各位のご理解とご協力のお陰で、年間を通じて例年に引けを取らない充実した活動を展開することができましたし、全若ホームページのリニューアルやペーパーレス化に向けた取り組み、災害対策基金の運用見直しなど、懸案事項に一定の方向性を見出すこともできました。
25年の歴史を重ねる中で、いよいよ500人規模にまで成長することができた私たち全国若手市議会議員の会。
若い世代の強固な全国ネットワークでもって自治体間連携を進めながら、まちづくりの持続可能性というバトンを次世代に引き継いでいくために、縮小する日本の未来を、地方創生の先にある社会の在り方を、勇気と真心を持って語り続けていく「次世代の羅針盤」でありたいものです。
次年度は、満を持して全若経験14年の塚 理(つか さとる)大阪府茨木市議会議員が「『選ばれる全若へ』~全若スピリットの継承~」を掲げ、皆さんと共に新しい「全若」を見つけるべく先頭に立って下さいます。
そして、伝説へ…
一年間得難い経験をさせていただいたことに改めて深く感謝申し上げながら、次のステージで自分が果たすべき役割を探し、ただ故郷の未来のためにこの身を捧げる決意です。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
~次世代の羅針盤たれ~
全国若手市議会議員の会第23代会長 奥山 豊和
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