杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・東日本大震災が教えてくれるもの~人の「心」という資源

2011-09-14 20:40:26 | 東日本大震災
9月11日は、10年前のアメリカの事件でしたが、今年の3月11日の大震災からは半年がたちました。

津波で被害を受けた地域では、まだまだ行方不明があり、海底をさらい、地面を堀り起こすような作業が行われていることを、
知りました。
また、当時多くの遺体があって、火葬にできなかった方たちを仮埋葬し土葬にしてあったのを
徐々に火葬にしていることも報道されていました。

仮埋葬地に跪いて、「もうじき順番が来るからね。もう少し辛抱だからね」と語り掛けているご家族の方の
様子もありました。

また、火葬がすんで小さな箱を抱えたご遺族が、これで家族全員そろったね、といながら
それを、仮の仏壇の前に飾っておられる姿もありました。

人の心って、外から見えている物質的なモノとは違い、とても柔らかで、傷つきやすい。
でも、心からのふれあいには大きく力づけられ、希望も持てる、不思議なものだと思います。

人の心が持っている力はとても大きくて、それを豊かに使うか
荒ませるかは、とても大きなことです。
私たち、が今後に大きな夢を持てるもっともおおきな要素は、こんな心を持った「人」という
資源だと思います。

人の心を傷つけることの負の数量は目に見えないですが
それが、計り知れない損失だといいうことを考えないといけないと思います。



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