近時「司法面接」とか「事実確認面接」といった言葉を耳にされることもあると思います。
これは、おもに性的虐待を受けた子どもからの事実の聞き取りについて、最近、日本でも行われている、聞き取りの新しい取り組みです。
これは、そもそも子どもの供述というのが聞き取りの仕方によって大きく影響を受けること、影響を受けてしまった記憶は変質してしまうというエビデンス(実験による結果)に基づいています。
幼稚園くらいの子どもに、行ったことのないイチゴ狩りの話をして、「行ったよね」と尋ねると、最初は否定をするものの、やがて「行ったかな」みたいな反応になり、やがて自分から「大きなイチゴを取った」、「持って帰ったらおじいちゃんがおいしいと言った」という反応まで引き出すことができるようになったという実験結果があります。
また、記憶の変質についていうと、大人と子ども複数人に、現実に体験したことと違う誘導をかけて聞き取りをしていくと、双方とも聞き手に誘導されて、誘導に近い返答に代わってくるのですが、大人の方は、「聞き手が強引で自分が体験したことと違ったけれども、まあ、そのように答えた」と言うように、自分自身の記憶と違う返答をしたことを認識しているのに対して、子どもの方は「丁寧に聞いてもらった」「間違ったことは話していない」という反応になるという結果がでました。
これは、心理学者のかたたちと一緒に私自身が行った実験でしたので、本当に驚きでした。
聞き取り方法の研究は、
この子どもの供述の脆弱性(しっかりしておらず変えられやすい)と、性被害の体験を繰り返し聞くことの被害児への悪影響(フラッシュバックや、それに伴う精神的な悪影響など)を考えて、早期に、適切な質問を(簡単に言えば誘導しないようなもの)して、それを記録し、質問を何度も、またいろんな機関で繰り返さなくて言いようにすることが目的です。
聞き取りがどれくらい行われるかというと、例えばその被害児が養護施設に入っている子で、事件が裁判にも発展するような大きなものだった場合、例えば、訴えを聞いた職員から、施設の長から、児童相談所から、警察から、検察官から、弁護士から裁判官から、と驚くほどほど複数の人から、しかも各所で一回ではなく聞かれます。おびただしい数、その被害児はそのことを思い出すことを強いられるのです。
その過程で、(故意ではなくても)誘導が入れば、最後の供述は、真実とかけ離れる可能性があります。ほとんど伝言ゲームです。
このようなことから、聞き取りの工夫は、諸外国で進んでおり、日本の研究者も研修を受けたりして日本にやり方を導入しています。
最近「司法面接」とよばれたり「事実確認面接」と呼ばれたりしているのが、それです。目的とするのは同じなのですが、やり方が国によっても、アメリカなどでは州によっても違うので、方法に微妙な違いはあり、呼び名も違ったりしますが、ねらいは同じです。
たまたま、東京新聞に「事実確認面接」のことが書かれていましたので、記事にしましたが、日本弁護士連合会や、各都道府県にある弁護士会でも研修など行っています。
2010年7月3日(土)午後1時~4時 日本弁護士連合会(霞ヶ関B1出口)
「司法面接」という名で、このやり方の普及に尽力しておられる北海道大学の仲真紀子さんたちをお招きして、日本弁護士連合会で、この学習会を行います。
弁護士以外でも参加可能です。
性虐待といった激しい場合でなくても、もともと未熟でうまく認識できない、うまく話せないという子どもからの聞き取りの重要さに日々接する立場の方たちもどうぞ御参加下さい。
これは、おもに性的虐待を受けた子どもからの事実の聞き取りについて、最近、日本でも行われている、聞き取りの新しい取り組みです。
これは、そもそも子どもの供述というのが聞き取りの仕方によって大きく影響を受けること、影響を受けてしまった記憶は変質してしまうというエビデンス(実験による結果)に基づいています。
幼稚園くらいの子どもに、行ったことのないイチゴ狩りの話をして、「行ったよね」と尋ねると、最初は否定をするものの、やがて「行ったかな」みたいな反応になり、やがて自分から「大きなイチゴを取った」、「持って帰ったらおじいちゃんがおいしいと言った」という反応まで引き出すことができるようになったという実験結果があります。
また、記憶の変質についていうと、大人と子ども複数人に、現実に体験したことと違う誘導をかけて聞き取りをしていくと、双方とも聞き手に誘導されて、誘導に近い返答に代わってくるのですが、大人の方は、「聞き手が強引で自分が体験したことと違ったけれども、まあ、そのように答えた」と言うように、自分自身の記憶と違う返答をしたことを認識しているのに対して、子どもの方は「丁寧に聞いてもらった」「間違ったことは話していない」という反応になるという結果がでました。
これは、心理学者のかたたちと一緒に私自身が行った実験でしたので、本当に驚きでした。
聞き取り方法の研究は、
この子どもの供述の脆弱性(しっかりしておらず変えられやすい)と、性被害の体験を繰り返し聞くことの被害児への悪影響(フラッシュバックや、それに伴う精神的な悪影響など)を考えて、早期に、適切な質問を(簡単に言えば誘導しないようなもの)して、それを記録し、質問を何度も、またいろんな機関で繰り返さなくて言いようにすることが目的です。
聞き取りがどれくらい行われるかというと、例えばその被害児が養護施設に入っている子で、事件が裁判にも発展するような大きなものだった場合、例えば、訴えを聞いた職員から、施設の長から、児童相談所から、警察から、検察官から、弁護士から裁判官から、と驚くほどほど複数の人から、しかも各所で一回ではなく聞かれます。おびただしい数、その被害児はそのことを思い出すことを強いられるのです。
その過程で、(故意ではなくても)誘導が入れば、最後の供述は、真実とかけ離れる可能性があります。ほとんど伝言ゲームです。
このようなことから、聞き取りの工夫は、諸外国で進んでおり、日本の研究者も研修を受けたりして日本にやり方を導入しています。
最近「司法面接」とよばれたり「事実確認面接」と呼ばれたりしているのが、それです。目的とするのは同じなのですが、やり方が国によっても、アメリカなどでは州によっても違うので、方法に微妙な違いはあり、呼び名も違ったりしますが、ねらいは同じです。
たまたま、東京新聞に「事実確認面接」のことが書かれていましたので、記事にしましたが、日本弁護士連合会や、各都道府県にある弁護士会でも研修など行っています。
2010年7月3日(土)午後1時~4時 日本弁護士連合会(霞ヶ関B1出口)
「司法面接」という名で、このやり方の普及に尽力しておられる北海道大学の仲真紀子さんたちをお招きして、日本弁護士連合会で、この学習会を行います。
弁護士以外でも参加可能です。
性虐待といった激しい場合でなくても、もともと未熟でうまく認識できない、うまく話せないという子どもからの聞き取りの重要さに日々接する立場の方たちもどうぞ御参加下さい。
下手に手出しすると更なる暴力が母親にまで及びそうです。
周到な準備の元に事を進めなければならないと思いますが、どちらに相談すればいいのかと思案しています。
子どもへの配慮もしますし、母の夫宛に法的に対処することができます。
東京であれば、子どもの110番(東京弁護士会)は03-3503-0110毎日、午後受けています。
他の道府県でも弁護士会で子どもの相談はしています。
また、何か起こる前に逃げることも必要です。
お母さんが子どもさんを守るつもりがあるなら、子どもさんを連れてシェルターへ逃げることも必要ではないでしょうか。
母親も自身が幼い内に出来た子なので、暴力を使って育てていた様です。
女性蔑視と思われるかも知れませんが、母親はまず母である前に女でありたいと強く思っていると思えます。
その為に夫から嫌われたくないと考えていると思います。
少し屈折した子供時代を送ってきましたが、所謂、根は悪い人間ではないのです。しかし、子供にも人権があると言う事を実感として認識する事が彼女には難しいと思えます。世の中には、理念や思想とは無関係に生きている人達が沢山して、その中のひとりなのだと思います。
近々、新しい夫との間に子供が生まれます。そうすると、増々微妙な関係になっていく事でしょう。
この中学生の祖母が私の従兄弟という関係で、母親も従兄弟である祖母も、特に関心を寄せていない様です。
ですから私自身どこまで関われるかが問題です。しかし、暴力な晒されて生きなくてはならない人などあってはならないはずです。
神奈川県の弁護士会に相談してみます。
下記のURLで調べていただいて、ご相談されたらどうかと思います。
その子どもさんの健全な生活をお祈りしています。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0223/npo-etsuran/guide/gu1945.html