風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

EUROPE [ The Final Countdown] 1986

2020-02-09 05:45:49 | 今日のメタル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スウェーデンのバンド、ヨーロッパ。この曲は全世界的にヒットを飛ばし、日本でもオリコンチャート1位を獲得。この印象的なキーボードのリフに聞き覚えのある方も多いでしょう。

良い曲ですね。ヒットするのも当然だ。

 

ところで、この曲がヒットしたのは1986年ですが、それより6年前、1980年に、全く同じタイトルの映画が公開されていたのをご存知でしょうか。

 

アメリカ映画『ファイナルカウントダウン』。アメリカ海軍の空母「ニミッツ」が、不思議な竜巻に巻き込まれ、タイムスリップをしてしまう。その時代とは、

 

1941年12月6日。なんと、日本軍によるハワイ真珠湾攻撃の前日だった!

 

ニミッツの艦長は悩みます。ここで日本軍を攻撃すれば、歴史を変えることになってしまう。しかしそれと知りながら、同じアメリカ軍人を見殺しにするわけにもいかない。

 

さあ、どうする!?

 

このニミッツの艦長を演じていたのが、ハリウッド黄金時代を支えた大大大スター、

 

カーク・ダグラスでした。

 

 

カーク・ダグラス、今月5日に103歳の大往生を遂げられました。

 

カーク・ダグラスの代表作と言えば、1960年制作のハリウッド映画『スパルタカス』でしょうか。ローマ帝国に反逆して反乱を起こした奴隷たちのリーダー、スパルタカスを演じていました。

 

野性味あふれる、いかにも「漢(おとこ)」といった感じの役者で、西部劇映画『OK牧場の決斗』ではドク・ホリディ、SF映画『海底二万理』では潜水艦ノーチラス号のネモ艦長を演じてましたね。なんか、憶えてるなあ。

 

近年では息子のマイケル・ダグラスの方が有名かな。『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』とか、話題となった『危険な情事』。高倉健さんや若山富三郎さんと共演し、日本でロケした、松田優作さんの遺作『ブラック・レイン』とか。あっ、でもこれ、90年代の映画だね。最近でもないか(笑)

 

 

それにしても103歳!大したもんだ。見た目だけでなく、本当に強い体の持ち主だったんですねえ。

 

 

かのチャールトン・ヘストンなどと共に、ハリウッド黄金時代を支えた、真の大スター、カーク・ダグラス。その栄えある人生に称賛と拍手と

そして、心よりの哀悼の意を捧げます。

 

R.I.P.

 

 

 

 

1960年の映画『スパルタカス』で、主人公スパルタカスを演じるカーク・ダグラス