陸中一宮・駒形神社は、岩手県奥州市水沢区に御鎮座されます。
岩手県金ヶ崎町に聳える霊峰、駒ヶ岳山頂に奥宮があり、元々は駒ヶ岳そのものが御神体だったのでしょう。
ちなみに駒ヶ岳もしくは駒形山という名の山は、関東から東北、北海道にかけて多数分布しているようですが、これには毛野氏(上毛野氏・下毛野氏)が関わっている、という伝承もあるようですね。崇神天皇の第一皇子、豊城入彦命を祖とする毛野氏は、その名が示すとおり、毛野国を拠点としていた古代氏族で、赤城山を信仰していたようです。その赤城山の外輪山を駒ヶ岳といい、彼ら毛野氏が勢力を拡大していくに伴い、故郷を思って各地に駒ヶ岳もしくは駒形山と名付けていった…なんて伝承もあるようですが、確かなことはわかりません。
ちなみに毛野国は後に、上毛野国(かみつけののくに)、下毛野国(しもつけののくに)に分かれ、これが上野国(こうづけのくに)下野国(しもつけのくに)となります。現在の栃木県、群馬県に当たります。
いずれにしろ創建年代ははっきりせず、御祭神の駒形大神もその正体ははっきりしない。一応、天照大御神や天常立尊など六柱の神の総称とされていますが、これは修験道によって、後々山伏達が祀ったものであろうと思われ、東北の神社なのに天津神系なのはどういうわけだ!?と訝しむ声もあるようですが、そういうわけですので気にするに値しません。抑々は地元の土地神様を祀っていたもので、それは古代の白山信仰に繋がるであろうもの。人間が勝手に決めた御祭神など、さほどの意味はないです。まっ、何れであるにせよ、自分が住まわせて頂いている大地の氏神です。黙って感謝の参拝をすればよいだけのことですな。
男は黙って○ッポロビール!うーん、寝てみたい…。
コホン、ええっと、そうそう、駒形神社の境内には、水沢招魂社が摂社として祀られています。駒形神社に参拝したときは、必ず招魂社にも参拝させていただいております。地元の英霊方に、感謝と哀悼を捧げさせていただいております。
ありがたいことです。
昨日、参拝させていただいたのですが、境内に薄らと雪が残っており、手水舎には一部、氷柱が張っておりました。これから益々寒くなり、手水舎の水も凍りつくでしょう。
冬本番、です。
神社のすぐ隣に幼稚園があるのですが、園児たちが窓を開け、空に向かって何事か叫んでいる。
「サンタさ~ん、プレゼントお願~い!」
可愛いもんだ。あれ、なんだか私の方を向いて叫んでいる子がいるぞ!?
私がサンタ、さん?
そんな爺さんじゃないけどなあ…。