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何の気なしに入手し聴いてみた伊ミラノのバロック・アンサンブル、イル・ジャルディーノ・アルモニコの『Biber: Battalia | Locke: The Tempest』が実に素晴らしい。聴く者の気を血の気を多くさせてくれる。ドイツ変態バロックの巨匠ビーバーのとんでもない不協和音ぎりぎりの美しいメロディラインにドキリとさせられるのはもちろんだが、無名氏作曲の『イ長調ヴァイオリン・ソロ・ソナタ』はすでに、「バロックのキャロライナー」とでも表現するしかない境地に達している。
イル・ジャルディーノ・アルモニコは、1990年代半ば頃にコンピ『The Red Priest』が、ジャケットデザインともども愛聴盤だったことがあったのだが、今回のこれは久しぶりに気に入ったのだった。ドイツとイタリアの幸福かつノイジーな調和。
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