荻野洋一 映画等覚書ブログ

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アミストーソ: スペイン 2-1 アルゼンチン

2009-11-15 09:31:07 | サッカー
 けさの親善試合(アミストーソ)、スペインとアルゼンチンは、すばらしい試合だった。ワールドカップ欧州予選10戦全勝のスペインは、小刻みなグループ・パスとドリブルの取り合わせで、もうひとつ調子の上がってこないアルゼンチンの守備を混乱に陥れて、ファウルでしか止められない(ファウルでも止められない)状態を長い時間作り出した。プライドを傷つけられたアルゼンチンのラフプレーがエスカレートする。
 きょうのスペインは、UEFA EURO 2008で世界を魅了した「クアトロ・フゴーネス(4人のゲームメイカー)」のシステムを再び採用し、4-1-4-1。アンカーにセルヒオ・ブスケツ。2列目の4人は、左からイニエスタ、シャビ・アロンソ、シャビ、シルバ。1トップにビジャという布陣。マルコス・セナとフェルナンド・トーレスは故障でいない。後半から投入されたネグレド、そして初招集のヘスース・ナバスのセビージャ若手組も使えるめどが立った。マタやセスクが控えというのもすごいことだ。
 本大会の来年6月までこの調子が続く保証はないが、いまのところはアルゼンチンを、EURO決勝のドイツのごとく完全に格下扱いにしていた。

 また、ワールドカップ欧州予選プレーオフは、ロシア、フランス、ポルトガルが先勝したようだ。いずれも1点差の辛勝にすぎず、2nd legも気が抜けない。ギリシャvsウクライナは0-0。
 そしてバーレーンが、ニュージーランド相手にまさかの敗退。アジアは今大会出場4.5枠のうち、2枠をオセアニア勢に明け渡すという失態を演じてしまった。エジプトとアルジェリアの北アフリカをのぞけば、アラブ・中東勢は全滅である。