かつてはこのブログのスーパースターであったケイコ。
先月久しぶりにケイコ日記を更新したが
それ以前は1年ほど登場していただいていない。
レビー小体型認知症のケイコは
妄想や幻視・幻聴、作話があまりにも凄すぎて
この7年間、まさにエピソードの宝庫だった。
ところが去年あたりから
足腰も衰えてきたために突拍子もない行動をとることもできなくなり
一日中部屋で椅子に座っている。
泥棒が来てお金を取っていった!と叫びながら廊下に出てきたり
クマのぬいぐるみを抱きながら「この子にオッパイをください」と
他のバアさんたちにお願いして歩いたり
鏡に向かって「お食べなさい」と自分のご飯を差し出したり…
そういうことすら、できなくなってしまったのである。
認知症症状がマックスまで進んでしまったケイコ。
年齢も94歳となったわけだから
このままの状態で静かに幕を閉じるのだろう。
そう、思っていた。
しかし何たることか、まだマックスではなかったらしく…
このところ、ケイコは凶暴になってきた。
食事介助をしようとしてもご飯をひっくり返す。
トイレや入浴の介助をしようとすると
職員の手をつねったり噛んだり
時にはグーで顔面をパンチしてきたりする。
ベテランで体の大きな男性職員でさえ
腕には引っ掻き傷が絶えない。
ケイコは今や
手がつけられない暴れ者となってしまったのだ。
ああ認知症。
どうなったらゴールなのか!?