ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

はしだのりひこ様へ

2017-12-03 00:03:43 | 日記
ザ・フォーク・クルセイダーズのはしだのりひこさんが亡くなった。

彼らがデビューしたのは1967年。
曲は「帰って来たヨッパライ」である。

♪おらは死んじまっただ~、おらは死んじまっただ~

へんな歌~! だけど面白~い!
当時小学校3年生だった私は
ミリオンセラーとなったこの曲を友だちと繰り返し歌ったものだ。

そのあとにリリースされた「イムジン河」は政治的な理由から
発売中止となってしまったが
「悲しくてやりきれない」で再び大ブレイク!

昭和歌謡どっぷりのテレビに突如現れた学生バンド“フォークル”。
そのスタイルも曲も
少女時代の私に鮮烈な記憶を残すことになる。

メンバーの
加藤和彦さんは解散後も音楽プロデューサーとして活躍し
2009年に逝去。
当時医大生であった北山修さんは
解散後、医師の道を歩み続け
現在もご健在であるらしい。

そう、この2人は本当にかっこよかった。
小学生の私からしたら
知的でカッコイイお兄さんという
新しいジャンルの歌手だったのだ。

しかし、そこに一人、気に食わないメンバーがいた。

それが、きのう亡くなったという
はしだのりひこさんである。

真ん中で歌っている、チビでおかっぱ頭の不細工男。
あれ、なんなの!?
歌も下手だし、ハッキリ言って邪魔だよ~!

その思いを抱き続けて、今に至る。

けれども今日その訃報を聞き
彼が解散後につくったバンドでヒットさせた曲
「花嫁」や「風」を思い出す。
どっちも名曲。今でも歌詞カードなしで歌えるだろう。

今、とってつけたように
かっこよかったです、とか、歌声に惚れました、とか
そんなこと、言いはしない。

でもあなたが何等かの形で参加したバンドの曲は
どれも名曲で、心に刻まれていて
ギター少女だった私の教本で・・・

だから
あれから50年の月日を経てオバサンとなった私は
アナタの訃報に際し
“ありがとう”の言葉を贈らせていただきます。