どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

鳴いてはねるひばり・・グリム

2012年12月21日 | グリム

     鳴いてはねるひばり/子どもに語るグリムの昔話1/佐々梨代・野村ひろし・訳/こぐま社/1990年初版


 ひばりのほか、鳩、怪鳥グライフ?がでてきます。題名からはあまりイメージできませんが、重層的な内容の話。

 三人の娘におみやげを買うことにした男が、末の娘からは鳴いてはねるひばりをたのまれるが、ひばりの代償にライオンのところに娘をやることに。

 このライオン、魔法をかけられた王子で、夜だけ人間の姿になります。結婚したふたりは、昼と夜が逆転した生活をおくりますが、姉の結婚式に出席したときに、光が王子にあたって、鳩になり、七年間とびまわることになります。

 七年後、太陽、月、風にたすけられ王子を救うことになる末娘が、こんどは龍だった王女に王子をさらわれて、王女から王子をとりもどすまでの長い道のり。

 王子は、ライオンにかえられたり、鳩になったり、王女にさらわれたりと忙しい。末娘はなんども見捨てられることになるが、あきらめず王子をとりもどすことになる。
 
 山場が何度もあらわれて、話すことができたら楽しいだろうなと思わせる。

 30分はかかりそうですが、こんな長い?ものでも、短期間に覚える方もいらっしゃるようで、なにかコツがあるのでしょうか。


この記事についてブログを書く
« けものたちのないしょ話・・... | トップ | 宮沢賢治・・鳥の世界 »
最新の画像もっと見る

グリム」カテゴリの最新記事