四季優彩 Annex

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特急「つばめ(燕)」

2008年02月02日 23時50分15秒 | うんちく・小ネタ

1255 年末にNゲージの蒸気機関車C62と共に特急「つばめ」の客車も購入しました。 C62と共に客車も良く出来ていて、最後尾の展望車(マイテ39)はテールランプやテールマークも点灯します。

今や「つばめ」と言えば九州新幹線ですが、購入したNゲージの「つばめ」は昭和20年代後半に走っていた列車で東京-大阪間を走る当時の国鉄の看板列車でした。国鉄にとって「つばめ」と言う愛称は特別な物で以前国鉄が所有していたプロ野球のチームも「国鉄スワローズ」(現ヤクルト)でしたし、国鉄バスもツバメのマークが付いていました。現在、JRバスとなっても車体にはツバメのマークが付いています。

1235 この「つばめ」が走り始めたのは昭和初期のことで、東京-神戸間を走ったのが始まりです。当時よりスピードを重視した列車で蒸気機関車に給水をする時間を省く為に水槽車なる物を連結したり、交代の機関士を客車に待機させて走行中に交代させるという危険な行為をさせてまで時間を短縮し、東京-大阪間を8時間20分(神戸までは9時間)で結んだそうです。これは当時としては驚異的なスピードだったようです。

Nゲージのモデルとなった昭和20年代後半の「つばめ」ですが、やはりこの列車も特別な列車でした。当時、特急は国鉄の中でも東海道本線や山陽本線でしか走っておらず「特別急行」と言う名に相応しい特別列車でした。当時は今の私のような一般庶民が気軽に旅行なんて出来る時代ではなかったようですし、列車で長距離を移動するにしても鈍行(普通列車)を使うのが一般的だった時代ですから、特急「つばめ」は夢の列車だったのだと思います。

しかも、この列車は11両編成中、一等車(展望車)1両、二等車(現在のグリーン車)5両に対して三等車(現在の普通車)は4両(うち1両は半分が荷物車となっているので実際には3両半)しかない豪華な編成でした。(残り1両は食堂車です。)

Nゲージの特急「つばめ」も模型とは言え、当時の風格が漂うなんとも言えない いい雰囲気です。今や大阪へも(東京から)新幹線で2時間半で着いてしまう時代ですが、こんな列車で8時間かけて行けたら楽しいと思ってしまいます。

中古鉄道模型店「ホビーランド ぽち」

コメント
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