小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



酒匂川の土手沿いには二宮金次郎ゆかりの松並木が部分的に残っていて足柄平野の原風景となっている。狩川の土手には並木ではないが、一本の松の老木があって先ごろ立ち枯れしてしまったので伐採が行われた。酒匂川とは違い市内の狩川の土手にはほとんど松が無いが、蓮正寺橋右岸側の上流約300mほどの場所に一本の松の老木がぽつんと立っていた。数年前までは葉が青々としていたが昨年あたりから葉が茶色くなってしまい立ち枯れたような状況が続いていた。青空をバックに写真を取ると立ち枯れた葉が目立つ。先週末に近くを通りかかると、風景に違和感を感じて周辺を見渡すと松の老木が姿を消していた。土手下の道路から土手道へ。松の老木はすっかり切り株だけになっていてびっくり。まだ切り株周辺に木屑が散らばっていたので伐採されたのは3月の上旬から中旬くらいにかけてだと思われる。切り株の直径は約80センチくらい。年輪はざっと数えただけでも100年はゆうに越していた。狩川土手の松はトレーンニグやポタリングの際に良く目にしていたので、立ち枯れて伐採されてしまいなんとも残念。小田原大橋左岸下流側の松の大木も伐採が予定されている。

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コメント
 
 
 
Unknown (ザリガニ)
2020-03-26 12:22:40
今は小田原を離れてしまいましたが、この松の横を通って毎日通学していました。思い出の残る風景が変わっていくのは何とも寂しいですね。
 
 
 
Unknown (元住民)
2020-03-26 18:43:45
子供の頃は夏はこの辺りで泳いでました。
この一本松も鮮明に覚えています。
孤高な感じでした。
寂しい限りです。
 
 
 
Unknown (Ken Sogol)
2020-03-28 09:27:32
僕も昔、20年間くらい近所に住んでいたのでこの松のことは記憶に残っています。無くなって残念ですね。
ところで、こういう突発的且つ預かり知らない町の風景の変わりようにbefore→afterできっちり対応できる端々さんのアーカイブスのちからにあらためて感服です。今回はアングルも背景の様子もほぼ同じ。…すごいなー。
 
 
 
Unknown (一年の孤独)
2020-03-28 10:06:30
要はその人が風景のどこに美しさや儚さを感じるか、町の変化のどんな部分に気持ちを留めるか、なのでしょう。端々さんと、私のごとき凡人とはそこがちがうのですねきっと。
土手の松の写真2つをくらべると、取り去られたあとのぽっかり感たるや、背後の青い春の空が哀しく潔く表現していますね。
いや、実にお見事です。
 
 
 
>ザリガニさん (端々)
2020-04-12 23:40:37
狩川沿いには珍しい松の木だったので、結構存在感があったので伐採されてしまい寂しさを感じます。昨年末くらいから急激に立ち枯れてしまいました。
 
 
 
>元住民さん (端々)
2020-04-12 23:47:05
小田原市内の狩川沿いの土手には大木がほとんど無いで、仰る通り孤高の存在感がありましたね。立ち枯れていたので早かれ遅かれ伐採されるだろうと思っていましたが、やはり伐採されると寂しいです。
 
 
 
>Ken Sogolさん (端々)
2020-04-12 23:50:48
少し前にやはり立ち枯れた酒匂川沿いの松の伐採が行われたので、記録にと撮影していたので同ポジションでの伐採前後の風景を残せました。以前、青々とした葉を茂らせていた頃の写真を撮ったかどうかは記憶があやふやで、時間があるときに探してみます。
 
 
 
>一年の孤独さん (端々)
2020-04-12 23:55:23
歳をとるにつれ、時の移り変わりの中で姿を消していくものに心惹かれなるべく写真に残そうと過ごしています。長年、風景の中にあった大木が姿を消してしまうとやはり寂しいですね。
 
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