酒匂川の土手沿いには二宮金次郎ゆかりの松並木が部分的に残っていて足柄平野の原風景となっている。狩川の土手には並木ではないが、一本の松の老木があって先ごろ立ち枯れしてしまったので伐採が行われた。酒匂川とは違い市内の狩川の土手にはほとんど松が無いが、蓮正寺橋右岸側の上流約300mほどの場所に一本の松の老木がぽつんと立っていた。数年前までは葉が青々としていたが昨年あたりから葉が茶色くなってしまい立ち枯れたような状況が続いていた。青空をバックに写真を取ると立ち枯れた葉が目立つ。先週末に近くを通りかかると、風景に違和感を感じて周辺を見渡すと松の老木が姿を消していた。土手下の道路から土手道へ。松の老木はすっかり切り株だけになっていてびっくり。まだ切り株周辺に木屑が散らばっていたので伐採されたのは3月の上旬から中旬くらいにかけてだと思われる。切り株の直径は約80センチくらい。年輪はざっと数えただけでも100年はゆうに越していた。狩川土手の松はトレーンニグやポタリングの際に良く目にしていたので、立ち枯れて伐採されてしまいなんとも残念。小田原大橋左岸下流側の松の大木も伐採が予定されている。
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この一本松も鮮明に覚えています。
孤高な感じでした。
寂しい限りです。
ところで、こういう突発的且つ預かり知らない町の風景の変わりようにbefore→afterできっちり対応できる端々さんのアーカイブスのちからにあらためて感服です。今回はアングルも背景の様子もほぼ同じ。…すごいなー。
土手の松の写真2つをくらべると、取り去られたあとのぽっかり感たるや、背後の青い春の空が哀しく潔く表現していますね。
いや、実にお見事です。