入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      ’24年「秋」(1)

2024年08月05日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 
 午前7時、曇り、気温19度。本日をもって、この呟きの題名を「秋」にすることにした。列島各地で「危険な暑さ」が続く中、尚早の批判を覚悟の上で敢えてここの気候に従う。
 里でも、旧盆が終われば夏は逝く。子供のころからずっとその思いを抱きつつ、夏を送ってきた。夏休みが終わり、天竜川での水泳ができなくなる。
 ここ入笠牧場はさらに千メートルくらい高いところにあり、気温でも約6度くらいは低く、そう考えたら里と比べて10日くらいの早い夏の終わりは妥当だと、決めた。
 これからは季節の進行はさらに早まる。短命だった夏に別れを告げ、一日でも長い秋の続くことを願うことにする。

 きょうは砕石が2立米(立法メートル)上がってくる。量的には充分とは言えないが、これを使ってぬかるんだ作業道の整備を行う。
 昨日も、敢えて土砂降りの中、雨水が道をどのように流れ下るか見たり、水切りの効果を確かめたりした。何しろ大量の雨水は地中に吸収されずに流れ下れば行き場を失い、低い場所に溜まる。それが作業道であったりすると、頼りの軽トラでも、上手過ぎる運転者にでも、通行が困難になる。
 6月の終わり、入牧してほどなく足を痛めた牛を降ろす際にも、引き取りに来た2トントラックの運転手から、作業道への乗り入れを拒まれた。

 放牧目的以外にも思うことがあって、通行を邪魔しそうな木の枝を落としたり、側溝を掘ったり、浚ったりしてきた。できれば、盛り上がった個所、深く掘れた轍などを重機を使って削ったり、埋めたりすればいいのだが、そうなると大仕事になり費用もかなり必要になる。それに、後の整備を一人でやれるかも分からない。
 とりあえずは、最低でも2トントラックくらいは通行できるようにしておくつもりだ。

 早くも今週8日には中間検査が行われる。例年に比べ、その日が来るのが早かった気がしているが、入牧当初のあの混乱の日々がそういう気持ちにさせるのだろう。
 今年のキャンプ場の予約は期待していたほどではないが、「混雑させないキャンプ場」ならそれもまた良し、ただ毎夏顔を見せてくれていた人たちの中に、いまだ声のかからない人がいるのが少々気になっている。
 
 昨日の雷雨で小屋に避難した夫婦が、濡れたテントを乾かす間に交わす話声や笑い声が途切れとぎれにここまで聞こえてくる。
 
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 本日はこの辺で。

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