秋らしい空模様ながら「台風一過」の晴天とはいかぬようだ。きょうの降水確率は55㌫で、夕方からまた雨が降るらしい。
先日、キャンプの予約をしてきた人から最近の朝夕の気温を尋ねられ、ついぞんざいな応え方をしてしまった。きょうは暑いなとか、その逆に寒いなと思えば寒暖計を見る。
過ぎ去った夏、今年は30度を越すかと気になっていたころは結構気温に敏感で注意していたが、今は暑くもなく寒くもないから頓着しなくなってしまった。因みに、今朝7時30分の気温は20度。
たまに用事で里に下り、車で混雑した街中を走るとイライラする。これは若いころからの不治の病のようなものだが、先を走る車の走行の仕方に腹を立てることが多い。疲れるだけだから無視しろと言い聞かせても、気が付けばまた一人で毒づいている。
人は、自分のできることを他人ができないと怒る、という人が少なからずいる。他に取り柄はないが、運転だけは秘かな自信を持つこの牛守がまさしくそうで、特に前しか見ず、制限速度よりかかなり低速で走る年配のご婦人は一番の苦手である。
このごろ某県の某知事の振る舞いがテレビでよく報じられてる。この人も自分でできることが、他者にできないと立腹してしまうタイプの人なのだろう。それが原因で、つまり「パワハラ」ということで、部下が1名亡くなっている。
当然マスコミはこの事件に飛び付き、いろいろな人が知事の資質を糾弾し、中にはそれこそ人権侵害かと思われるような発言までする人もいる。水に落ちた犬は叩けというのかも知れないが、あれも「パワハラ」ではないのだろうか。
亡くなった人は管理職(局長)で、年齢的に考えても知識、経験を充分積んだ人だった思うのだが、公益通報者の立場を選びながら、最後は自ら生命を絶つしかなかったというのは非常に残念なことだ。もしかすれば、分かっていること以外の理由が、もっとあったのかも知れない。
今や何でもこの言葉「harassment」がそれこそabuseされている。いわく「パワハラ」、「セクハラ」はよく耳にするが、「カスハラ」と来た日には驚くだか呆れてしまう。
権力者にもいろいろな人がいる。指導する人にもいろいろなやり方がある。同様に、それに従う人、受ける人にも色々な人がいる。この陳腐な片仮名語「パワハラ」があまり安易に使われたり、伝家の宝刀になったりするのは、果たして良いことなのかと考えたりするのだが、如何だろうか。
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本日はこの辺で。