入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「春」 (68)

2019年05月18日 | 入笠牧場からの星空

「アンタレス周辺」        Photo by かんと氏(タイトルも)

「アンタレス周辺、できれば縦構図でお願いします。
 中央左下のオレンジ色の星がさそり座のα星『アンタレス』です。
 アンタレスの右の球状星団はM4です。」と、かんとさん自らの解説。

 昨夜は畜産課の歓送迎会があり出席した。隣の席に座った他の課から移ってきた女子職員に、昨日のこの呟きに載せた天の川銀河を見せたら、大変に感動していた。別の会合に出席していた常務がちょっと顔を覗かせたので、少し差し入れをしろなどと発言し、今度は彼女はその暴言に呆れていた。どちらも、無理のない話だろう。酒の力は恐ろしい。
 それはともかく、若い女性は大いに感動すればいいし、そうすべきだと思う。この万緑に染まり始めた目の覚めるような景色、「無窮の遠(おち)」に煌く数え切れない星ぼし・・・、そうした天然の与えてくれる感動を存分に味わって、心の奥にまで吸収し、いい若い時を過ごして欲しいと思う。
 木星と土星の違いが分からなくてもいいし、星座の名前など知らなくても一向に構わない。草原に横になり、遠い昔の羊飼いの若者のように、この広大な星の海に想像力を積んで漕ぎだしてくれれば、それで充分だ。因みに、このアンタレスは地球の周回軌道を超えるような赤色巨星であるのにちっぽけな火星と赤さを競う星と見られ、アンタレスとはギリシャ語で火星と対抗するというような意味だとか。
 月齢も関係するが、望めば風呂を立てるから、湯船から頭上に横たわる天の川銀河を眺めることもできる。2台ある望遠鏡を出し、月のクレーターや土星の環、木星の衛星を見せて上げてもいい。下手糞なハーモニカはもう吹かないけど。

 赤羽さん、久しぶりです。撮影会に参加して頂けるようで有難いことです。長いことほったらかしていた絵具は固まってしまいましたが、もちろん写生を目的に参加される方も大歓迎です。

 撮影会の詳細については5月16日、No.66のブログをご覧ください。

営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。



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