入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「初夏」 (6)

2019年06月05日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 コナシは咲き出したが、まだ一斉にとまでいかないのが惜しい。今年も放牧地に、昨年のような幾筋もの白い花の帯を見ることができるのかと、気を揉んでいる。一番ゆっくりを決めていたこの「三本のミズナラ」も、辺りの緑の色と日に日に調和するようになってきたから、それなりに季節は進んでいる。ただ、きょうの昼の気温は20度まで届かない。

 今朝は朝風呂に入り、PCを見てから、ここへは比較的ゆっくりで8時ごろに着いた。日々のことは習慣化しているから殆ど身体が勝手に動き、山室川の谷に入って初めて、遅れた意識が万緑や鳥の声で働き始める。それまでは自動運転状態に近い。ああ、それでも今朝久しぶりにコンビニで、Oさんに会ったのは覚えている。
 昨日は、3人の訪問者と少し話してから山を下り、家に着いたのは8時を過ぎていた。上に泊まることも考えたが、やはり里に戻って正解だったと、2合の酒と2本のビールを味わいつつ思った。しかし、上にいる時間が長くなり、肉体労働の量も増えると、身体には響くようになる。特にここ何日かは、牛を第1牧区へ追い上げる急坂の草刈りをしているので、登ったり降りたりをやたらと繰り返す。草刈りはそれほどではないが、急な斜面は刈ったカヤで牛が足を滑らせないよう、ゴミ掻きでそれらを片付ける、これが仕事だ。もしもこんな仕事を他人から強制されたら、絶対にやらない。
 最近では、田植えはどこも機械でやる。それでも、中には50メートルプールよりも広いような田でも、苗の植え直しは昔ながらの人力でやってる人がいる。人手間と収穫量の差を考えたら、あんなことをしても詮無いと思うが、それでもやる。それが強制されない自営業者で、一粒のコメも大切にするお百姓さんなんだろうと思う。少し似てきたか、いや、まだまだか。

 赤羽さん、Tさん、通信拝読、多謝。確かにここは牧場です。牛が主役!しかし店主は暇を持て余し、2,3人の常連は泡のないビールをいつまでもすするように飲んでいた、かつての「CANP ONE」(そういう店をやっていました)と同じでは、これも困るのです。客(牛)が来ないと。でも、その趣旨は励みになります。Tさん、山径のことは当分はあのままでまったく大丈夫です。ご安心を。あ、Yさんからのメールも拝読しました。良い山旅をどうか長く続けてください。

 営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。




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