入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’22年「春」(64)

2022年05月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 Photo by Ume氏

 5時半、気温9度。雨がかなり激しく降っている。恐らくきょうの午前中はこんな天気が続き、午後になって好天が戻ってくるだろう。例年と比べて雨が格別少ないとは思わないが、この1か月と少々の間に、そのせいで管理棟に閉じ込められたという記憶はない。
 
 昨日はきょうとは逆に、午後には雨が予想されたから、その前に放牧地の斜面に残してきた軽トラを何とかしたかった。早過ぎたら草はまだ濡れたままだし、そうかといって雨がいつ降ってくるか分からないような空模様だったからあまりゆっくり構えてもいられれず、判断に迷いながら外へ出た。
 取り敢えず一度動かしてみたが案の定草がまだ乾いておらず、また地面も柔らかで駄目だった。仕方なく、まだ残っていた有刺鉄線の回収を1時間ほどしてから、あまり良くなったとは思えない状況の中で再び脱出を試みることにした。
 やはり、わずかに動いただけでタイヤが空転してしまう。斜面に正対していては負荷が大きかろうと、後進して斜面に対し横転ぎりぎりまで車を横にして、エンジンの回転を一度上げてから「それ行けっ」とばかりに車を走らせた。加速が付いて「行けるっ」となって、車を斜面に向けた途端に後輪が滑り出し、止まってしまった。
 少し焦ってきた。もし雨でも降り出せばその雨は翌日まで続くと予想していたから、そうなるとしばらく車を使うことができなくなる。愛車への信頼はあったし、こうした場所や状況でのこれまでの運転経験にも恃むものはあったが、初めて車を乗り入れた草地とあって悪い方へ予感が傾きかけた。
 3回目だった、それで駄目ならウインチを持った専門業者を呼ぶしかないと決め、さらに大きめの弧を描くように車を走らせた。またしても後輪が滑り出し車は止まりかけた。駄目かな、と思ったら前輪がまだ頑張ってくれよろよろと前進を続け、そのままかろうじて作業道へ出ることができた。

 一昨日の突然の雹で、県下のリンゴやブドウに相当の被害が出たようだ。当牧場でも、多分その影響だと思われることがもう一つあった。例の大型囲い罠のことで、ゲートが落ちていることに昨日の午後第2牧区の作業を終えてここへ帰ってくる時に気付いた。
 恐らく、あの大粒の雹が仕掛けの釣り糸にも落下して、いわゆるフェザートリガー、羽が触れても作動するほど敏感な状態の引き金、にしておいた罠が作動してしまったのだろう。

 雨の降り方は激しくなるばかり、これで牧草の生育は進む。

 キャンプ場を含む「入笠牧場の宿泊施設のご案内」は下線部をクリックしてご覧ください。
 本日はこの辺で。

 
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