きょうも春昼の城跡には桜の古木が競い合うように花を咲かせ、黄色い水仙の花がそこらここらを明るくしてくれていた。いつ行ってもそこには人の姿がなく、花に誘われるように散策の範囲を変えてみながら、ひとしきら花見の時を過ごして帰ってくる。それが夜更けに天竜川の堤防を散歩するのに加えて、最近の日課になってしまった。
もっとも花が目的ならそこまで足を延ばさなくても、少し高台へ上がるだけで伊那谷のあちこちに今を盛りと咲き誇る花を見ることができる。城址に拘るのは、誰も見る人のいない豪勢な花がもったいないような気がして出掛けて行くのだが、まだケヤキやミズナラ、落葉松も芽吹きには少し早いから、桜の他には白いコブシの花だけがそこでも目立つ。
まだまだ先のはずだが、行き帰りに通る山裾の田の多くはすでに田起こしが済み、水さえ来ればいつでも田植えができる準備が終わっていた。この頃では機械化が進んだせいか、昔のように野良に出て忙しく働く人の姿も目に付かなくなった。
きょう知ったのだが、上伊那の市町村が営業または管理するキャンプ場などの施設は、国の緊急事態宣言に対応して、当面5月6日まではどこも営業しないことが決定されたという。結局、新型コロナウイルスを持ちにいったり、持ち込んだりした人により、すでに県内では21人の感染者が確認され、さらに濃厚接触者の経過待ちもあるという。
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昨日もこの件で呟きましたが、まさに、ことここに至ってはやむなしということで、入笠牧場のキャンプ場及び山小屋も、5月6日までの営業中止をJA上伊那として正式に決定し、その処置が執られたと、先ほど東部支所々長より連絡を受けました。 大変残念なことながら、どうかご承知おきください。
S広さん、通信拝読、多謝。観光地の多い長野県は、このままでは感染拡大を抑えることができないのではと大変心配されています(軽井沢などは1万件を超える別荘があるのだそうです)。また、自民党の政治家に対しても、大切な地元へ帰ることを自粛するようにとのお達しが出たようです。友人、知人の中にも、連休中の帰省を断念した者がいますし、公民館を中心にした地域の活動も中止になりました。この宣言の目的はこれ以上の感染拡大を防止することで、そのためには人との接触をできるだけ避け、移動を控えるということだと解釈しています。
本日もお粗末な独り言。