12/24

2008年12月24日 | イラスト
さて、今年もついにやってきてしまいました。
年に1度、サタンクロースが血の惨劇を求めて徘徊する夜が。
よい子のいる家に忍び込み、その子どもの手首や顔のパーツを切断して靴下に突っ込んで去っていくという、陰獣も青ざめて卒倒しそうな悪鬼です。
北欧ではこの日、窓や戸を板で打ち付けて引き籠もり、家中の靴下をタンスの奥にしまいこんで、煙突からの侵入を防ぐべく暖炉の火を盛大に燃やし、恐怖に震えながら寝ずの番をするといいます。

皆さまも今晩は戸締まりを厳重にされるようおすすめします。
靴下を脱ぎ捨てて投げ出しておくなんてもってのほかです。

……あの湿ったものをひきずるような音はなんだ?
今、窓の外を赤いものがよぎらなかったか?
窓に筋を描く、ぬらぬらした粘液のような跡は?

後ろを振り返るとそこには……