




4月下旬写真。
フッキソウ(富貴草)。
別名・キチジョウソウ(吉祥草)、キチジソウ(吉字草)
山地の林内などに自生する、ツゲ科の常緑多年草もしくは半低木。
耐陰性が高く強健なことから庭園の下草として用いられ、ビル街の緑化に利用されることも。園芸品種には斑入りもある。
丈は20~30センチほど、肉厚の葉が互生する。
3~5月ごろ、茎先に花弁のない花を穂状に咲かせる。
上部に多数つく、4本の雄しべを突き出しているのが雄花、下部で柱頭を2股に反り返らせているのが雌花。
花後にできる白い実には、この柱頭がツノのように残る。
「富貴草」の名は、常緑でよく育ち、また美しい白い実をつけることから。
ツゲ科 フッキソウ属
学名・Pachysandra terminalis
属名のPachysandraは、ギリシア語のpachys(太い)とandros(雄しべ)が由来で、雄しべの花糸が太いことから。
種小名terminalisは「頂生の」。