黒くて丸くてぬるぬるした…

2007年05月31日 | 虫写真



もはや当ブログをご覧の方はこういうタイトルには慣れっこだろうが、オタマジャクシ。





もっといいショットが撮りたいものだが、水の中にいるんだから仕方がない。





水上で破廉恥行為に及ぶアメンボ。
……といっても日差しで飛んでよく分からないか。


青らむ空のうつろのなかに

2007年05月31日 | その他
1ヶ月以上前に描いたイラストだが、本文を書く気力がなくて今まで放置。
これでストックを使い切ってしまった……。
豚がヘンなどと言わないで。資料がなかったのです。
下書きシャープペン、清書ボールペン。



 「青らむ空のうつろのなかに」  篠田節子 著
                       (新潮社)



これを読んだのは随分と昔だが、ひとりでも多くの人に読んでほしい本なのでご紹介。



実の母親に虐待され、心を閉ざした少年、光。
父親は厄介払いをするように、また世間体を保つため光を、農場での作業を通じて自然に沿った生活をする
ことを旨とする施設へと預ける。
「自然体験」で健全に育っているはずの施設の子供たち。だが、感情すら見せない光を「健全な子供たち」は容赦なくいじめる。
共同の作業からはずされ豚の分娩舎に連れてこられた光は、初めて生気のある反応をしめす。
だがある日、豚が食用として出荷されるのを目の当たりにした光は……。
(表題作)


8年も前に出版された篠田節子の短編集だが(初出は10年ほど前)、いずれの作品も昨今の事件を取材したかのような内容。さすがと言うより他はない。
読者に安易な答えを与えるような「エセ小説」とは一線を画したシビアさ。
腰帯の言葉を借りるなら「どこかで何かをかけちがってしまった現代日本」、その「掛け違えた部分」を指摘・糾弾することすらなく、巧みな筆致で「現代という病理」を描き出す。
多少なりとも感受性を持ち合わせた人間なら、そこに「自分自身」の鏡像を見出すだろう。

「驚くことはない。母豚だって、ストレスを与えれば、自分の子供を食っちまう」
(表題作より)

「凶悪事件」なるものが発生するたびに、「厳罰化を」「死刑にしろ」「精神に障害があればなにやってもいいのか」「今の子供は甘やかされすぎだ」などと声高に叫ぶ、善良なる「人の皮を被ったブタ」の皆さんに読めとは言わない。
ブタはブタ、なに言っても無駄だ。桶に顔をつっこんで残飯にかぶりついて、一生顔なんか上げなくていいです。
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だが、例えば福島の事件の少年に共感できる方、あるいは痛ましさを感じる方なら、これを読めばなにがしかの光明を見いだせるかもしれない。

あなた方はこの腐った世界で独りではないのです。あなた方の見ている世界と痛みを理解できる人もいるのです。
卑屈にならないでください、呼吸すらできずに窒息しそうになっているあなた方のほうが本来なら「まとも」なのです。
渓流魚に生まれついたからといって、ボウフラがわいたドブで生きられないことを気に病む必要はないのです。



白い鈴

2007年05月30日 | その他植物



毎度恒例(?)、微妙に時期はずれ写真。

まずはブルーベリー。
当然、花はほとんど終わって実がふくらみ始めてます。

今さら普通に紹介するのもなんなので、夜中に撮ったアップ。

 ……ホラー?




ツツジ科 バッキウムバッキニウム(スノキ)属
花言葉は「幼い恋」。




ドウダンツツジ。
バックにチューリップが覗いてることからも、いかに古い写真か分かろうというもの。

ツツジ科 エンキアンサス(ドウダンツツジ)属
Enkianthusはギリシア語のenkyos(妊娠した)とanthos(花)からなり、花の形状から。
花言葉は「かわいい人」。






本家本元、スズラン。
こんな写真しかなかった……。

ユリ科 コンバラリア(スズラン)属
Convallariaはラテン語のconvallis(谷間)に由来し、スズランの自生地より。
全草有毒。
花言葉は「純潔」「繊細」。



あなたはなぜ……?

2007年05月28日 | その他植物



レモンバーム、発芽してはすぐに消滅してしまうので、サボテン用に配合した用土で蒔き直したらあっさり発芽。なぜ?

……が、今朝みたらまた枯れ始めていた。うーん……。
考えられることとしては、レモンバームはむっちゃ寒さに弱いのかもしれない。今朝は霜注意報とか出てたし。

ところで、

写真下の1本だけやけにでかいんですが。


双葉の形からして、明らかに同じレモンバームの芽のはずなんですが。
あ、でもペラルゴニウム・インクラサツムの種もふたつほど蒔いてたからそれかも。



……それにしても、記事のタイトルで奇をてらうのはいいかげん止めようかと思う今日このごろ。


ふわふわ

2007年05月28日 | その他植物



最近穢れている気がするので、今回は童心にかえってタンポポの綿毛。

キク科 タラクサクム(タンポポ)属
葉のギザギザをライオンの歯に見立て、フランス語で「dentーde lion」
(ダン・ド・リオン)と呼ぶ。
フランスでは普通に野菜として食べるらしい。




これ、よく見ると形が変わってる。
セイヨウタンポポとエゾタンポポの交雑種かも。
エゾタンポポの花と綿毛はまた明日にでも。





一面綿毛。


なんかはみだしてますが!

2007年05月27日 | 多肉植物



久しぶりにサボ多肉関係記事。

で、そろそろコノフィツムが休眠に入って外皮が萎びたり汚れたりしてきたなあと思ってたら、そのうちのひとつにこんなもの見つけた。

割れて中からなんか出てきてるんですが!?

コノフィツムの脱皮が始まるのは秋。
ちょっとばかり気が早すぎやしませんか?




もひとつ。
頂点の割れ目がなんかふくらんできてますが。
なんと申しましょうか、こんなの掲載して大丈夫でしょうか。

……だんだん穢れていく気がする。


聖なる残り物

2007年05月27日 | その他



やっと最終回、修道院の花シリーズ
……いや、だからといってタイトルが残り物というのはどうかと。
まあ、残りものには福があるというし。

で、スノーフレーク。
スノードロップと紛らわしいと思うのは自分だけ?
スノーフレークはヒガンバナ科レウコジュム属。花言葉は「純潔」
スノードロップはヒガンバナ科ガランサス属。花言葉は「希望」

あ、スノードロップの名前の由来について面白い話がのってる。
アダムとイブがエデンを追われたとき、降っていた雪に天使が触れたところこの花に変わったからとのこと。




フキの綿毛。
ありふれたものだけど、改めて見ることもないかと思って撮った。
ふわふわ。





これはなんだろう?
葉はアジサイっぽかったけど。