2010年09月30日 | その他植物









2008~2010年9月写真。

 アカネ(茜)。


日本中の道端や林縁などで普通に見かける、アカネ科の蔓性多年草。
茎は四角く小さな逆刺が生え、ハート形の葉が4枚輪生する(正確にはうち2枚は托葉なので、対生)。

根は古く茜染めに利用されてきたが、現在ではセイヨウアカネ(西洋茜)が使われるのがほとんどという。
根を乾燥させると赤っぽくなることから「アカネ」。
また根は生薬として、止血や通経薬などに用いられる。

8~9月ごろ、淡黄色の小さな花を咲かせる。


 アカネ科 Rubia(アカネ)属
属名のRubiaは、ラテン語のruber(赤)が由来。



9/29虫

2010年09月29日 | 虫写真
すぐ近くに生えているハッカではなく、なぜかミゾソバの葉で逢い引き中のハッカハムシのカップル。
道ならぬ恋というやつで人目を忍んでの密会なのかもしれません。


いかにも訳ありな雰囲気。
人には歴史あり、虫にも物語はあるものです。


こちらはあんまり背負っているものはなさそうな、クロウリハムシ。
ウリハムシの名を借りながらキク科の花を食っていることからも、オツムの軽さが窺えます。



9/29花

2010年09月29日 | その他
ヒヨドリバナ。


ナンブアザミ。




カナムグラの雌花。
だからどうしたというくらい地味。
とりあえずホップの仲間というのには納得できる。




アレチウリの雌花。
これまた地味。



9/28花

2010年09月28日 | その他
アキノウナギツカミの群生。


ミゾソバ。


コスモス。


ミケルマスデージー。
野菊にそっくりだが、同じアスター属なので実際、仲間といえば仲間。



白山菊

2010年09月27日 | その他植物







9月下旬写真。

 シラヤマギク(白山菊)。


山地の乾燥気味の場所に自生する、キク科の多年草。
草丈は1メートル前後、鋸歯のある葉は互生し下部のものはハート形になる。
この葉の形状から、他の野菊との区別は容易。

若芽は食用となり、やはりよく食べられるヨメナ(嫁菜)に対してムコナ(婿菜)と呼ばれることもある。

8~10月ごろ、茎の先で分枝して白い頭花をまばらに咲かせる。
舌状花も枚数が少なくまばらなつき方で、野菊のなかでも地味。
総苞はずんぐりして、総苞片は反らない。
花の印象はゴマナ(胡麻菜)やシロヨメナ(白嫁菜)など、薄暗い場所に生える野菊に近い。

山に生える白い野菊で「白山菊」。
ヤマシロギク(山白菊)は別の野菊なので注意。
ヤマシロギクは別名・イナカギク(田舎菊)で、暖地性、葉の基部が茎を抱きぎみなのが特徴。シロヨメナの別名とされることもありややこしい。


 キク科 アスター(シオン)属
属名のAsterは、ギリシア語で星の意味で花の形から。



9/26虫

2010年09月26日 | 虫写真
つい先日までの残暑が嘘のように冷え込む毎日ですが、我が国には「衣替え」なる旧態依然な蛮習があり、10月までは雪が降ろうが槍が降ろうが、厚着をしようものなら市中引き回しのすえ鞭打ち100回、その後マグロ漁船に乗せられ死ぬまで日本の土を踏むことは許されません。
そんな誤謬の闇で蠢く我々未開人をあざ笑うように、クマケムシはひと足早く毛皮でもこもこ。




こちらはトラマルハナバチで、やはりもこもこぬくぬくしながら蜜集め。



9/26花

2010年09月26日 | その他
時季外れすぎるシバザクラ。


やはり少々季節はずれのオオアワダチソウ。


オニノゲシのもさもさ。


タカアザミのもさもさ。