8/19虫

2013年08月19日 | 虫写真
先日、換気扇を回したところ「バリバリバリッ!」とすさまじい異音が。
慌てて止めると黒いカタマリがぽんっと排出。
スズメの肉片くらいは覚悟していたのですが、なんとピンピンしている蛾です。
オオシマカラスヨトウと思われます。


死地をくぐり抜けた猛者の顔。
鼻高々にも程がありますが、まあちょっとくらい調子に乗っても許されるでしょう。


アシの葉にとまる、まだあんまり赤くない赤トンボ。


胸部の模様がちと微妙ですが、マユタテアカネでしょうか。
マユタテアカネなら眉というかブタの鼻みたいな模様が顔にあるので、正面を確認できていれば一発だったのですが。




無駄に雰囲気のあるハムシ。
ヨモギハムシっぽいですが、とまっているのがクワの葉なのでなんとも。
ハムシだって食草以外にとまる権利くらいはあるのです。




7/31虫

2013年07月31日 | 虫写真

開け放った窓から飛び込んできた真っ青なハチ。セイボウ類です。
自分的には珍しいので、思わず窓を閉め切って撮影。
特徴はオオセイボウのようですが、それにしては小さすぎてちょっと分からず。


オオアワダチソウにのっそりとぶら下がっていた、シロテンハナムグリ?
樹液やクワの実などによく顔を突っこんでいる連中。


草食動物系の穏やかな顔立ち。
同じ草食系甲虫でも、ハムシなんかは意外と邪悪な顔をしているものです。


いつの間にか服にひっついていたので手乗りにしてみたウズラカメムシ。
ウズラの卵というか、ウリ坊っぽい模様。


アリクイめいたユーモラスな顔。


ブチヒゲヘリカメムシ?
いつ見てもブチヒゲとは言いがたい触角の持ち主。
変な名前をつけられて捻くれてしまったのか、カメムシにしては悪の萌芽を感じさせる面立ちです。




7/29虫

2013年07月29日 | 虫写真
唐突に虫記事。

そこにサナギがあり人が人である限り、サナギは拾われ、人はサナギを拾うのです。
そんなわけで現代美術のような見事な繭に包まれたサナギ。


いかにも威嚇的な造形ですが、べつだん毒はないようです。
最初の数日は時折ぴくぴくと動いていたのですが、じきに反応がなくなり死んでしまったのかと思いきや……


10日ほどで無事羽化。
おもしろいことに、どの蛾もだいたい20~24時頃に羽化しています。

アカスジシロコケガの♂と思われ。
ド派手な模様とは裏腹に、幼虫は地衣類食いという慎ましい蛾です。




「おおう、誰だこのイケメンは」とばかりに己の鏡像を見つめるアカスジシロコケガ。
蛾に自己認識があるのかは不明。






5/7虫

2013年05月07日 | 虫写真
4月下旬写真。

たぶんアカホシテントウ。
「赤星」と高らかに断言しているわりに、ぼやっと沈んだような紋。
モニターの発色によっては真っ黒にしか見えないかもしれません。


エビグモの類?
どんなモニターだろうとエビには見えないのでご安心ください。


フタモンヒメヒラタアブ?
どんなモニターだろうと6紋はあるように見えるのでご安心ください。






春先のキノコは非常にムシ的。








5/4虫

2013年05月04日 | 虫写真
4月下旬写真。

ズグロキハムシ。
頭が黒くて黄色いハムシです。
命名者の「こんな虫ケラ本当はどーでもいいや」という気持ちがひしひしと伝わってきます。




なんの幼虫かも不明生物。
なんとなくコガネムシとか甲虫系な印象。


ヤニサシガメ。
越冬組で初冬と早春には貴重な虫ですが、基本おもしろくもない連中です。


やはり越冬組でオツネントンボ。
これまたつまらない連中。


おそらくソファーの類。
春となるとソファーもハッスルしすぎて、まれにこんな仕儀に至ることも。


土饅頭とシューズ。
「ここより踏み入るとこうなるぞ」という明確なメッセージです。
不運な靴の持ち主の所在を、こんもりと盛り上がった土が雄弁に物語っています。


ここにも警告のしるしです。
無数の小部族が石斧を片手に抗争に明け暮れる当地では、この手の「しるし」に無頓着で長生きすることはかないません。




5/2虫

2013年05月02日 | 虫写真
4月下旬写真。

切り株にとまって日向ぼっこ中のヒオドシチョウ。
初夏に発生してわざわざ成虫で越冬するという、奇特な連中です。




タテハらしく顔はバケモノめいています。
カメレオンと鳥を足して2で割ったような感じ。




アリグモ。
ちょろちょろ動き回っていると、本当にクロヤマアリにそっくり。


ミクロなクモの幼生。
いっちょまえに肢にダニらしきものをぶら下げてます。


そしてその仲間を捕らえるネコハエトリ。


一見なんだか分かりかねますが、カキのヘタ。
実は鳥が食べてしまったのでしょう。
まさしくムシ的です。






4/19虫

2013年04月19日 | 虫写真
イヌナズナとゴミムシ類っぽいの。
花を食べているのか愛でているのか定かではありませんが、何匹か花茎にぶら下がっていました。


アブラチャンの花とあまりにミクロな甲虫のお尻。
全身写っていたとしても、到底同定などできそうにありません。




実物を見たときにはハエかと思っていたのですが、クロハナアブ類のようです。
アブとハエでなにが違うかというと、……はて、なにが違うのでしょう?


クロオオアリのようですが、どうも不穏な様子。


視線を転じると、あちこちで大きな個体が小さいアリンコをこづきまわす光景が。
もしやアリンコのイジメの現場を目撃してしまったのでしょうか。


……と思ったら尻を舐め始めました。
ただのガチ百合の饗宴だったようです。




4/18虫

2013年04月18日 | 虫写真
フクジュソウの花粉をせっせと集めるコハナバチ。
ヅマルカタコハナバチかなあと根拠もなく同定。


よく見るとちんまい双翅らしき虫も。
コハナバチからしてちっちゃい連中なので、そのミクロさは推して知るべし。




オオクロバエ?
不潔感溢れる容姿ですが、実際うんにょに好んでたかる、不潔極まりない連中です。


たぶんヒドリガモの夫婦。
モヒカンぽいほうが♂


こちらがしつこくコンデジを向けていると、♀に物陰に隠れるよう促しつつ自らはじっと動かない♂。
男前なカモ夫です。


鎧武者の一種。
春なのですから鎧武者の1騎や2騎、湧いても不思議ではありません。




4/12虫

2013年04月12日 | 虫写真
2008年9月上旬写真。
最近のストックはほぼ使い切ってしまったので、過去に逆戻り。

寝起きの不機嫌みたいな顔をしているノシメトンボ。
翅の先が黒っぽいおなじみの赤トンボですが、例によって近似種あり。
結局のところ赤トンボは胸部に走る黒い模様で判別するのが確実とか。


ヒヨドリバナの花に、謎の毛の生えた玉が。
ヒヨドリバナハナフクレフシというやつのようです。
虫こぶの名前はだいたいこんなノリ。


イラガ類の幼虫。
こんなゼリーみたいなトゲでどうやって刺すのか不思議ですが、突起の先から毒液を分泌しているとのこと。
そんなわけでそっと優しく撫でてもダメ。


もはや完全にムシの域に達しているツユクサ。




キノコたち。
キノコはいつ見てもいいものです。




4/11虫

2013年04月11日 | 虫写真

いつの間にやらひっついていたヤナギハムシ。
せっかくなので手乗りハムシにしてみました。
大人しいですが、いまいち愛想に欠けるペットです。


安心と信頼のミツバチ。


謎のうんにょ。とぐろ巻いてます。


謎のうんにょその2。
いかにも野生の獣のそれという感じ。


これは言わずもがなのウサギうんにょ。


うんにょではありませんが、それっぽいハンノキの雄花。
いつからここは、うんにょブログに成り果ててしまったのでしょうか。


艶めかしい肌がムシっぽいフジの莢。


ドウダンツツジの植え込みから恨みがましい目で見上げてくるムシ。
浅学の身ではどんな種類なのかも判別できず。