金魚草

2012年02月29日 | その他植物





2009・6中旬。


2009・9下旬。




2009・10下旬。

 キンギョソウ(金魚草)。
英名・Snapdragon


南ヨーロッパから北アフリカの地中海沿岸原産の、ゴマノハグサ科の多年草。

ゆらゆらと泳ぐ金魚を思わせる花が華やかで、花壇の植え込みや切花用など広く栽培され、昔からなじみ深い園芸植物。
本来は多年草だが、園芸上、暖地では秋蒔き、寒冷地では春蒔きの一年草として扱われる。

草丈は矮性種だと2、30センチ、切花用の高性種では1メートルにもなり、細めでなめらかな葉が対生する。
開花は春から初夏、または秋ごろで、赤・紫・ピンク・白・黄・橙・複色などさまざまな花色の品種がある。


 ゴマノハグサ科 キンギョソウ属
属名のAntirrhinumは、ギリシア語のanti(~のような)とrhinos(鼻)が由来で、花の形状から。
花言葉は「恋の予感」「欲望」




2/28虫

2012年02月28日 | 虫写真

2011年6月上旬写真。

マツシタトラカミキリ?
完全に名前負けした貧相なカミキリです。


カクモンヒトリ。
ケムシでは珍しく春先から見られる、世のケムサーたちの友。


オビカレハ。
彼らが本領を発揮するのはなんといってもコロニーを形成する若齢幼虫ですが、こういうお年頃のむちむちした肉感も、世のケムシストたちには堪えられないものです。


安定の愛らしさを誇るベニシジミ。


キショウブの頂上でドヤ顔をみせるハエの一種。



2/27

2012年02月27日 | ゲーム・アニメ
版権。「ゼロの使い魔」。

今期のゼロ魔はどうしてしまったのやら……。あと「テルマエ・ロマエ」はもっと評価されていい。



いや、ルイズの毛が3本足りてないのは最初からだが。
ゲームアニメで「凡庸な主人公がもてまくるのはおかしい」というのは繰り返される議論だが、ヒロインはヒロインで頭おかしい子しかいないなーと思う。(精神・知的障害ではなく性格異常的な意味で)
(まともな)女が萌え系見たら、「オタはこんなキチガイ女がいいの?」という疑問がまず浮かぶんじゃなかろうか。

それに対する回答としては、
「見た目と声がかわいければどーでもいい(ただし二次元限定)」
すべては所詮ネタよ。
ゲームアニメ系の脚本家にまともな人物造形など期待すべくもなし。




犬蓬

2012年02月26日 | その他植物





2009年9月後半写真。

 イヌヨモギ(犬蓬)。


やや乾燥した丘陵や林縁に自生する、キク科の多年草。
生育環境にうるさいのか、地味だがあまりお目にかかれない草。

草丈は30~80センチほど、互生する葉にはおおざっぱな鋸歯があり、裏面は綿毛で覆われる。
葉表にも微毛が生えるが、光沢があり肉眼にはほぼ無毛に見える。
オトコヨモギは葉が裏表ともに無毛。

8~10月ごろ、茎の上部に筒状花だけの頭花を、下向きに多数つける。
ヨモギに比べて花のつき方はまばらだが、ひとつひとつの粒は大きい。

「犬蓬」は、ヨモギに似るが役には立たないことから。


 キク科 ヨモギ属
属名のArtemisiaは、ヨモギのラテン古名で、ギリシア神話の月の女神・アルテミスが由来。婦人病に効能があるとされたからという。
種小名keiskeanaは、江戸末期から明治期の植物学者・伊藤圭介の名にちなんだものか。



2/25虫

2012年02月25日 | 虫写真
2011年6月中旬写真。

クマケムシというとなぜか道路をモコモコと歩き回ってばかりいますが、これはケムシの本分たる葉っぱに留まっています。
が、どうにもあんばいが変。不自然なポーズのまま身じろぎもしません。


ためしにつついてみると、カチカチに固まっています。
弁慶の立ち往生状態で死んでいるようです。
虎は死して皮を留め、ケムシはその毛を残します。


フランスギクの白さで暗く沈んでしまって分かりにくいですが、アカスジカメムシ。
ストライプの上下に身を包む洒落者です。
これで紅白のストライプだと、くいだおれ人形になってしまうところ。


尻を撮られてもポーズを決めてみせる、ヤミイロカニグモっぽいの。


愛想のかけらもない、バラルリツツハムシ?



梅擬

2012年02月24日 | その他植物
2007・9下旬。


2010・10上旬。


2009・10上旬。




2007・6下旬。


2009・6下旬。

 ウメモドキ(梅擬)。
英名・Japanese Winterberry


本州・四国・九州の湿った山野に自生する、モチノキ科の落葉低木。
冬まで残る小さな赤い実が美しく、庭木として広く親しまれる。
大実をつけるもの、白・橙・絞り模様の実など、園芸品種も数多い。

樹高は3メートル程度、互生する葉には細かい鋸歯があり、葉や葉柄などに毛が生えてざらついた印象。
毛がない品種を「イヌウメモドキ」と区別することもあり、西日本に多いという。
雌雄異株。

5~6月ごろ、目立たない淡紫色の小花を咲かせる。
おもしろいことに白っぽい実をつける品種は、花も白くなる。


2007・11下旬。
実は落葉後も残って雪景色を彩り、小鳥たちの貴重な食料となる。

「梅擬」は、樹姿や実のつき方など、全体的に梅を思わせることから。


 モチノキ科 モチノキ属
属名のIlexは、セイヨウヒイラギのラテン古名より。
種小名serrataは「鋸歯のある」。
花言葉は「かわいらしい」



2/23虫

2012年02月23日 | 虫写真
2010年6月前半写真。

来る日も来る日も極寒と白銀の悪魔に縮こまる日々が続いていれば、枯れ木も山の賑わいと蛾すら輝いて見えるのではないか、そんなわけでウスバミスジエダシャクです。
というか、それ以前にどこに写ってるんだという1枚。


アップにするとますますもってよく分からない代物。
やはり蛾はいつ見ても蛾でしかありません。


気を取り直して、サカハチチョウ。
翅表の逆八の字模様が名前の由来です。


翅裏の複雑な模様もなかなかに印象的。


ジャノメチョウの一種。
後ろ姿こそ蝶の魅力を最大限に引き出すアングルだと信じています。


新種かと思ったら尻が萎れていただけのカワトンボの類。
事故か病気か、「極楽トンボ」というほどトンボ稼業も楽ではなさそうです。



2/22

2012年02月22日 | ゲーム・アニメ
13時間。ツール・The Graphics。
今日は「ニャンニャンニャン」で猫の日らしいが、モデルは残念ながらネコハエトリではなくデーニッツハエトリ。

毛が生えてチャーミングさがさらに5割ほどアップ。
もう、そこらへんをシャカシャカ歩いていたとしても違和感のない、どこに出しても恥ずかしくないハエトリグモぶりである。




2/21

2012年02月21日 | ゲーム・アニメ
塗りかけ。ここまで9時間。

瞳にハイライトを入れたら途端に愛嬌が出てきた。
どうなることかと思っていたが、意外とハエトリっぽいではないか。



笠菅

2012年02月20日 | その他植物







2011年5月中旬写真。

 カサスゲ(笠菅)。
別名・ミノスゲ(蓑菅)


北海道から本州・四国・九州の湿地や水場に自生する、カヤツリグサ科の多年草。
水田で栽培されることもあり、古くは笠や蓑の材料として用いられてきた。

草丈は40~100センチほど、地下茎を出して群生する。細長い葉はしっかりとしていて立ち上がり、断面はM字型になる。
4~6月頃に茎を伸ばし、先端に雄花穂、その下に数個の雌花穂をつける。
(この仲間は雌花穂の先端が雄花穂に変化することもあり)

よく似たアゼスゲは草丈が20~80センチと若干小型、雌花穂の鱗片は暗赤褐色の模様が強く、雌花穂全体が黒っぽく見える。


 カヤツリグサ科 スゲ属
属名のCarexは、カヤツリグサ科ヒトモトススキ属のCladium mariscusのラテン古名から、というのが一説。
葉が切れそうなほど鋭いことから、ギリシア語のkeirein(切る)が由来との説も。