12/21虫

2008年12月21日 | 虫写真
穴なんか見えてもおもしろくないけどなあ……とスパムメールの件名に突っ込みつつ、6月上旬写真。

笹カマボコシリーズの中でもこれは逸品です。
中に腹子を納めるだけでも斬新ですが、それが薄紅色に透けて緑の葉と絶妙なコントラストを醸し出しています。
職人の技が光ります。


こちらは半端に白毛を生やしてフンになりきる、オジロアシナガゾウムシ。
これもある意味職人技です。


こんなに一生懸命鳥糞になりきっているというのに、「尾白足長象虫」なる、正鵠を射ているのかあさっての方向に飛んでるのかよく分からない名前をつけられたのは、なんの因果か。
虫に対する興味と詩的センスの欠如には、なんらかの相関があるのかもしれません。


鼻の下どころか鼻そのものを伸ばしてせっせと励んでいる、ゴボウゾウムシとかそっち系。
こんなお馬鹿さんたちの名前はゴボウゾウムシで十分です。

御衣黄

2008年12月21日 | その他植物

5月初め写真。

ギョイコウ(御衣黄)。……と思われる。

桜の園芸品種で、緑がかった花を咲かせるという珍しい種類。
八重咲きで、花弁は厚く反り気味になる。
開花が進むにつれて、中心部から赤く染まってくる。
この花弁には葉っぱ同様、気孔まであるらしい。
やはり緑っぽい花を咲かせる桜に「ウコン(鬱金)」という品種もあるが、そちらは緑が薄く黄色がかり、花弁も反り返らず気孔もない。

「御衣黄」は、貴人の衣服(御衣)の萌黄色を思わせることから。


 バラ科 プルヌス(サクラ)属
属名のPrunusは、ラテン語のplum(スモモ)より。