スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

北欧、子連れの旅 ~スウェーデン編~

2017-09-18 14:13:09 | 北欧、子連れの旅

<SIMカードと電話>

フィンランドのSIMカードは使えないので(使えても、国際ローミングになり割高)、スウェーデンに到着してすぐに買います。前もComviqを使っていたので同じものを買おうとすると品切れと言われ、Comviqでもなく、よくあるtele2でもなく、渡されたのは3(トレーと読みます)。電話もしたいと言うと、データ通信何ギガかのSIMと、別売り通話プランを勧められました。(多分、合わせて千円くらい)。別売りプランはレシートのような紙だけ渡されるので、ここに書いてある番号を入力します。

…ですが、通話プランがエラーで入らない!Internal errorという表示がでます。その後会ったスウェーデン人に聞いても原因が分かりませんでした。電話をかけないといけない先があって、Skypeを使うことに。(Skype同士じゃなくても、Skypeの自分のアカウントにクレジットで1000円ほど課金しておくと、かなりの格安で固定電話や携帯などへかけられます。)Skype電話は、国番号からいれて、頭のゼロをぬいて、国際電話のように番号を入れます(逆に電話→Skype電話へはかけられないのが不便)。

<移動>

家族や荷物が多いと、レンタカーがおすすめです。スウェーデンのレンタカーのページに書きます。

電車、地下鉄の乗り換え、所要時間はSJのサイトで検索。 https://www.sj.se/en/home.html#/

<ストックホルムのホテル>

 市内のホテルはヘルシンキ同様、とっても高いです!ユースホステルだと、電車の乗り継ぎ、歩く距離など、大きめのスーツケースがあったりや子連れには少し不便。そして朝食、シーツ・タオル別料金で人数が増える分高くなり、トイレ・シャワー共有が多いです。おすすめは、レンタカーを駐車して泊まれる郊外の中級ホテルです。駅近で観光へは電車で行けるというのがおすすめです。

それでいくと、Scandic hotel系列はファミリールームがあり(エキストラベッドの追加が無料)、朝食込みで良心的な値段。2泊朝食込み、子連れ4人で3万未満でした(街中のScandicだと高い)。泊まったのは、Scandic Järva krogと、Scandic Ariadneです。ネットで直接、ホテルに予約するのがおすすめ。値段は他のサイトを通すと同じか、高い値段の部屋しかないことも。メンバーになっておくと、キャンペーン価格が適用されたり、ホテルのレストランを利用することがあれば20%offになります。

エリアとしてはストックホルム北部Solnaにあります。最寄り駅はUlriksdal駅で、ストックホルムのT-centralenまで12-13分。駅は、ホテルから小道(近道)を通ると1km未満で、駅の反対側にスーパーがあります。でも、ホテル自体は、高速おりて目の前で、隣がガソリンスタンドで周辺には何もありません。駅までの小道は緑が沢山あり歩いて気持ちいいですよ!途中、公園があって、子どもがかなり遊びました!遊具が日本でみたことがないものばかり。

Scandic järva krogホテルから駅までの小道。ホテル正面から小道が続きます。

こちらは、ストックホルム東側。シリアライン(エストニアへのフェリー)が着く港が目の前です。地下鉄Gärdet駅が1㎞未満、スーパーは駐車場はさんですぐのところにあります。料金は、上記Järva krogとほぼ同じでした。最寄が地下鉄なだけあって便利で、6分でT-centralenに着きます。このホテルは、リゾートホテルのような雰囲気でした。子供が遊ぶ屋内スペースもあり、卓球、ゲームも。子供がもっと遊びたいと大騒ぎでした。(提携駐車場は有料で隣の地下1000円ちょっと)

  • 他に検討していた郊外、駅近、子連れ向きホテルは、Motel Lというグループホテルで、ストックホルム南側にあるMotel L Hammarby Sjöstad(このリンク先はグループホテル一覧)。もう一つ、Sigtuna(アーランダ空港の近くの、最古の街)近くのエリアも見ていました。電車もあります。Sigtunaをまわって空港に行く・・であれば便利ですが、ストックホルムに行くのは駅まで行って、電車を待って、下手したら40分-1時間かかりそうで辞めました。
  • アパートメントタイプ(ダーラナ地方、レトヴィックのホテル)

私たちは地方の田舎町にも行きました。ここは、湖と駅が目の前のアパートメントタイプの部屋。ユースホステルやアパートタイプの場合、一人ずつシーツ、カバー、タオル代が別料金でかかるので予約料金より高くなります(4人で2-3千円くらい?)。もちろん持参するなら払わなくてOKです。一人なら、現地のシングルのカバーセットを買っても良いでしょう。チャックや紐で結ぶ日本のものと違ってすごく使いやすいです。泊まったところは、洗濯機ありになっていたのに実際にはなくて、同じ人が経営している別のユースまでいって業務用洗濯機を借りることになりました…。

<公園、子どもが遊べる公共施設>

  • ストックホルムの公園

結局行く時間がなかったのですが、地下鉄Odenplanの東側にある公園 Observatorielundens parklek すぐそばの図書館のトイレが利用できるようです。マクドナルドやデパートのオーレンスも近くに。同じく地下鉄Odenplanの西側にも公園あります。 Vasaparkens parklek 他にもたくさん、ストックホルムのサイトで検索できます。 

雨の日に使えて、水曜は夜20時まであいている(しかも夕方から無料)ので、チェックしていました。すごく良かったです。博物館で展示メインかと思ったら、本物のショベルカーを操作できたり、屋内の遊びの広場(滑り台や迷路など)があったり、ボートを漕いだりスキーをするゲーム、体力測定装置などなど大人も一緒に遊べます。壁に昇って映し出された爆弾をタッチするゲームとか、脳波測定、動力不要で動く車(子供)。幼児向けの遊び場も。17時について20時までいましたが、子どもはもっと遊びたい!と時間が足りないくらいでした。展示スペースを見る時間がなかったので、全容は分からないまま…。レストランは工事中でしたが元々お弁当持ち込みスペースがあります。そして、2017年9月には屋外にも遊び場がオープンするそうです。バスか、車で行く場所です(※上記、Scandic Ariadneホテルから車で10分くらい)。駐車場は有料で、自動の機械で車のナンバーなど入力してカード払い(レシートなど紙はでません)。確認のメールだけ届きます。これで、管理者がチェックすると電子的に払ったかどうか分かるようです。

 

  • ドロットニングホルム宮殿

子供に、「お城に行きたい?行くなら四角い宮殿(ドロットニングホルム宮殿)と、昔風のお城(グリプスホルム城)どちらがいい?」と写真を見せると、ドロットニングホルム宮殿に行きたい!とのこと。理由は、明るいから。お姫様がいそうだから(いても会えないと言いましたが)。子供は単純ですね。Solnaのホテルから車で20-30分で着きます。ただ、子どもが行きたいと言ったのに、ちっとも楽しくないようで。受付で、写真を渡され「これを全部見つけられたらプレゼントがあるよ」と言われましたが、テンションが上がらない様子。宮殿内を歩くにつれ段々と上の子が不機嫌に。下の子は何も見ず、何も反応せずただ大人について歩くだけ。渡された写真の金の時計とか探す気もなく、最後は座り込んでしまったので、大人も不機嫌になり早々に出ました(それでも1時間はかかります)。受付で、疲れて何も見つけられませんでしたと写真を返すと、「頑張ったからいいよ」と金貨チョコをくれました。前来た時は庭園を見なかったので、そちらにまわると、ものすごい鳥の大群が!子供は鳥を見つけて走り出し、わーい!となり機嫌がなおりました。その後、衛兵交代式が目の前で始まり、お土産に王冠の鉛筆を買ってご機嫌で帰りました。

※ちなみに、この宮殿横にカフェ&レストランがあるので、軽食やランチが食べられます。グリプスホルム城もお城のすぐ近くに良い雰囲気のビュッフェ・レストランがあります。

調べていたのに行けなかった二か所

子供が遊べるテーマパーク。長靴下のピッピのゴタゴタ荘があります。低年齢の子が喜びそうで(小学生の高学年はどうかな?という感じ)、今回連れて行きたかったけど、時間がありませんでした。入場料、高めです。スカンセン、ヴァ―サ号博物館、北方民俗館が近くにあります。このエリアは、Karlaplan駅から1kmほど。トラムだと近くまで行きます。トラムは中心街のKungsträdgårdenという公園から乗れます(それより西の街の中心寄りの駅は工事中。行く時に調べてみてください)。

野外博物館。昔の暮らしが見れたり、動物(家畜です)がいるエリア、水族館などもあります。伝統的な暮らしや仕事を実際にそんな恰好の人が本当に生活しているかのように見せてくれる場所。伝統、手工芸、上質なお土産に興味のある方向け。それと子供が楽しめるエリア(動物など)があります。トイレは点々とあるのではなく離れてぽつりとあるようなので、最初にチェックしておいたほうが良いです。公式HPではわかりにくいのですが、中にちょっとした遊べる公園、ピクニックエリアもあります。お弁当も持ち込めます。スカンセンは上記Junibacken辺りのエリアですが、一番遠く、トラム利用をおすすめします。

<食事・カフェ>

ストックホルム

私たちは時間がなかった時に、夜ご飯をScandicホテルのレストランで食べました(メンバーは20%off、チェックアウト時ではなくその場で会計します)。あまり期待してなかったのですが、すっごくおいしかったです!メニューの中にKvällens husman/Dish of the day、夜の日替わりメニュー179krがあり、これを頼みました。子供はbarn meny(子供メニュー)を持ってきてもらい、子供用バーガーセットに。この日の大人は、グリル野菜、ポテトとチキンのバルサミコソース、生野菜サラダ、バスケット一杯のパン。子供は確か千円しなかったような?でも巨大バーガーです。ポテト山盛り。待っている間はクレヨンを貸してくれ、ぬりえをくれました。子供はアイス付きだったのですが、疲れて食事2、3口で寝てしまいました…。日替わり以外の他のメニューはもう100krくらい高い感じです。

ストックホルムで家族で行けそうな便利なところを調べていました(結局、行けませんでした)

  • 夜まで営業のフードコート:K25、またはKungshallen food court どちらもヒョートリエット広場の近くです。K25はトップページのAboutからどんなお店があるか見れますがおいしそう!Kungshallenのほうは昔行ったことがありますが庶民的というか…薄暗いところでしたが簡単にパパっと食べれました。
  • Cafe Panorama:セルゲル広場目の前です。buffet形式で安く、大学の食堂みたいな雰囲気。夕方で閉まります。昔行った時、サーモンのタルタル、おいしくなかったです。でも日替わりなのでたまたまかも。最近のクチコミではトイレ有料で携帯でPINナンバーを入手して…と書いている方がいて、面倒なので選択肢としては低め。でも場所は良いです。(HPはエラー表示されたのでリンクはりませんでした)
  • Cafe Vete Katten:有名カフェ。テイクアウトのお菓子、イートイン、朝食、昼食メニュー、それと軽食もあります。メニューはHP上に。前はランチタイムに人が多くて入れませんでした。今回こそと思ったけど行く機会なし、でした。
  • 子連れがOKか分かりませんが…、オペラハウスの上のレストランBackfickanもおすすめです。コース料理だと高いです。Husmanskost/Swedish cuisineと書いてある日替わりメニューが175kr。随分前に行きましたが、すごくおいしくて、雰囲気が良かったです。

<ペットボトルの水>

北欧では炭酸水が主流です。でもうちの子は炭酸が飲めません…。スウェーデン語ではKolsyratが炭酸水、Utan kolsyraは炭酸なしです。utanは英語のwithoutです。他の表現もあるかもしれません。フィンランド編でも書きましたが、指で押して柔らかいか、パンっとなっているかでも判断できます。ちなみに、炭酸水ばかりで、炭酸なしが一種類しかないため気づかず、どれと押し比べてもパンパンじゃないか!ということもあります・・・。そして、空のペットボトルや缶はスーパー内設置のマシーンに入れてリファンドしましょう!捨てたらもったいないです。

<ダーラナ地方での、公園、レストラン、カフェ>

子供を連れてダーラナ地方まで行く方向けに書いておきます。この辺りは車がないと不便です。(電車で行けても、駅から先は移動が厳しい)

Sjövillan:レトヴィックの駅前、湖の桟橋のほとりのレストランです。昔、地元の人に連れて行ってもらいました。景色もよく、ランチビュッフェが最高においしい。子連れはメニュー記載がHPにないので要確認です。

Stifsgården:子供メニューあります。日替わりビュッフェで、雰囲気よさそうです。機会があったらここ、と決めていました。レトヴィック駅から1.5kmほど。

Fricks konditori:軽食やランチもありますが、テイクアウトの、ケーキ、焼き菓子、パン、菓子パンもあり、地元の有名店です。レトヴィック駅すぐ近く。スウェーデンのケーキと言えば、グリーンのプリンセスケーキ(プリンセス・トルタ)、それから、クリームパイのようなナポレオン、ダムスーガレ(damsugare掃除機の意味)などなど…ちょっとずつ色々買って楽しみました。

昔、ウプサラで食べたカエルのケーキはプリセンスケーキでした。このお店では、カエルは「ダムスーガレ(掃除機ケーキ)」の変形版です。(プリンセスケーキだと中は、ホイップクリーム、カスタード、ジャム、スポンジです。)

<ダーラナ地方、レクサンドとレトヴィックの公園>

レクサンドとレトヴィックは、距離はありますが車で20-30分くらいです。

Riddarlekparken:レクサンドのヘムスロイドLeksand Hemslöjdの横に文化会館(図書館)があり、その隣が駐車場です。駐車場目の前が遊具のある公園でした。トイレは図書館で借りました。

レトヴィック、キャンプ場の公園:キャンプ利用者用かな?と思っていたのですが、洗濯機を借りる都合でユースホステルに行った時、その公園で遊んで待ってたらと言われてかなり遊びました。誰でも自由に入れる作りです。子供がはまって毎日行きたがりました。駅徒歩5-6分くらい。見たことのない遊具が多く、大人でもスリリングで面白かったです。

この辺りは田舎ですがリゾート地(商業的ではなく、のんびりリゾート)なので、有料の、遊べるプールとか遊園地のようなものもありますが、時間もないし行っていません。レジャー目的で滞在する方はぜひ!大人はトレッキング、湖で泳いだり、サイクリングや、冬はスキーなどアウトドア系が人気です。

こちらは上記公園そばのキャンピングサイト。ログハウス、キャンピングカーと、リビングルーム用のテントがいっぱい。

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