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モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

書院造のモチーフで配色にアレンジを加えてみる。

2021-06-27 18:24:28 | オーディオ
前回は日本の伝統建築の初歩を学びつつ、書院造りの書院をモチーフにしたデザインを考えた。
ただ正面壁は白でなく暗い色の方が都合がいいので配色などをアレンジしていく。

現オーディオシアタールームのシアター面をいじっている時に感じたのが黒っぽい壁面によりケーブルや雑多な構造が有っても黒く塗ったり黒い布で覆ったりするとAVアンプ周囲のカオスな部分が見た目上はすっきりしてくれるメリットを大いに感じていた。
和風モダンでデザインするなら配線などを極力雑多にせずすっきりした見た目にしないと台無しである。
そして見た目がうるさい拡散体もマットブラックに塗装して壁も黒くすれば、飾り棚に多少拡散体を置いても目立たないかもしれない。
黒によって正面にあまり視覚的情報を入れないというのも本気でリスニングしたいときにはプラスに働く。
なので正面壁はマットブラックとすることにした。木の色としてマットブラックと合うのは個人的にはメープル(琥珀色のようなやつ)かなと思っている。

また現ルームで気づいたのだが、床の間に鑑賞物を飾っても、リスニングポジションからはオットマンと自分の足が邪魔をして視界から外れてしまう。
40cm程度の高さで棚を作り、そこに鑑賞物を設置して、その下は機材スペースでいいかもしれない。

そうしてデザインを修正したシミュレーションがこうなった。
個人的にはわりと良い感じには思っている。
窓と床の間の飾り物と床柱が鑑賞する物として機能してくれそうだ。



比較




比較


伝統建築にはあまり見ない配色だが伝統建築の形式を取り入れた名残があるせいか、無秩序感が減少してくれているように感じる。