かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

「高負担高福祉」か「低負担格差拡大」か。というロジックの落とし穴/庁舎アトリウムで原爆展

2010年08月07日 | 区民運動
国会中継を見て管首相が
「高負担だけれども誰もが安心して過ごせる社会か」「低負担で格差が拡大する社会か」、私は前者でありたい

と答弁していました。
このロジックには落とし穴が。

第一に、現在でも世界に比べて、決して低負担ではないということです。社会保険料などを加えれば、日本の大多数を占める中堅~低所得者は、「高負担」といっても過言ではありません。

第二に、さらに高負担にすれば、格差が解消するのか? 答えはNOです。
なぜならば、大企業・高額所得者への優遇部分(税制、税控除)にはメスを入れない、枝野幹事長は真っ先に財界詣でを行い、党として財界、日本経団連から献金をもらっている、見返りの部分にメスを入れようとしないのでは、中~低所得者だけが、高負担になり、いっそう格差は拡大するのでは?

ところで…
6日まで、区役所アトリウムで、足立の原爆被害者の会による「原爆と人間展」が行われました。
今年は、参加者が例年より多かったです。

「毎年少しずつ展示を換えているんですよ」と被爆者の方がいわれた通り、変わっていました。

 
これは、足立区長が「平和市長会議」に加盟した という展示。
「平和市長会議」への加盟は、私たち(日本共産党区議団)が一貫して求めていました。何回も議会で質問し、ついに今年の6月に参加の意思表示をしたのです。


こちらは、昨年の12月に足立区議会が全員一致で議決した「核兵器廃絶を求める決議」の全文です。
これは、各会派代表で構成している幹事長会(ぬかがが参加)で、話し合って決まったものです。
被爆者の方が「足立区で全員が一致して決議。以前のことを知っているだけに、時代が変わりましたね。」と感慨深げに語っていたのが印象的でした。

私たちが、頑張ってきたことが少しづつでも形になって実る、そのことが多くの人に影響を与える、そんな嬉しさをかみしめて展示を見させて頂きました。


これは、戦争の足立の空襲がどこであり、何処が焼けたかの図


これは原爆で黒こげになった子どもの写真


生き残った人も地獄です。家族がみんな命を落とし、ひとり残った戦災孤児。盗みでも何でもしなければ生きていけなかったそうです。

被爆者の方々が「展示を出来るのは今年が最後かも」の言葉。何しろ被爆65年ですから、その時0才だった赤ちゃんが65才。みなさん高齢化しています。足立では「後援」と称して場を貸しているだけ。重い荷物を運び、展示を行う、それらの全てを被爆者が行っています。次代につなげていかなければ の思いを強くしました。



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