かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

東日本大震災ー荒川河川敷でも津波は35㎞遡上、液状化は66か所

2011年06月02日 | 防災・安全
 「千寿新橋にいたら、水位が上がり水がチャプンと頭にかぶった」
――荒川河川敷でも今回の大震災で津波・液状化がありました。大震災発生後、荒川の河口部で通常の水位より0・8㍍高い津波が押し寄せ、30分間で最大約1・7㍍の水位変動が観測。押し寄せた津波は荒川を遡上、河口から21㌔㍍地点の岩淵水門(隅田川との分岐地点)で1・2㍍の水位変動、さらに遡上し、35㎞地点の埼玉県志木市の秋ヶ瀬取水堰にぶつかりました。
「今回の津波の襲来時は、平穏な状況だったが大雨による洪水などの危険のある時だったら」と心配の声も上がっています。
 また、堤防や河川敷で、液状化現象などによる亀裂や隆起が、小規模のものを除き66カ所で発生しました。堤防の亀裂やブロックの隆起もありました。

液状化・津波の想定・対策のない足立の防災計画の見直しを
足立の防災計画には液状・津波の想定・対策がありません。区議団は4月にも緊急申し入れを行いましたが、新しい議会で改めて対策をもとめます。


液状化は埋め立て地だけの問題ではない!
 今回の震災では特に埋立地の液状化の被害が甚大でしたが、液状化の原因は、地盤の地層によるもので、岩盤の上にある粘土質(シルト)層(深さ30~60m)がゆれを増幅させ、表層に近い砂の層やゆるい砂質層(2~5m)で砂粒子のかみ合わせがゆるみ、砂や地下水が吹き出すものです。
 足立区は地質の関係から全体に液状化が起こりやすく、予測図によると、特に東側が液状化の危険地域とされています。これによると西新井周辺の地域は次のように区分けされます。この予測図自体も見直される見通しです。
足立の液状化マップはこちら
液状化が発生しやすい地域でも、高層建築物など岩盤まで杭が届いている建造物やベタ基礎の建築物は被害が少なく、基礎の強度が強いほど被害がすくないといえます。既存の建物も地盤強化など対策があります。
 今後対策や支援策も求めていきます。

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