ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

ジャンキーの旅      薬物後遺症と心の傷・・・43

2012-07-20 | 3章 デリー中央精神病院・入院記録
 少し身体が動くようになるとスタッフをやりたくなる。100gくらい持ってカトマンズへ逃げようか、スタッフが切れたらどうする、デリーへ買出しには行けない。また1ヶ月禁断に苦しむのか、中毒だな死ぬまで止められないかもしれない。しかしカトマンズで新しいパスポートが手に入ったとしても安全ではない。超大国インドはネパールを自国の一つの州くらいにしか考えていない。インド警察の捜査はカトマンズに及ぶだろう。ネパールを早く出国しなければならない。やはり退院したら直ぐネパールへ逃亡し帰国するしかスタッフを断つ方法はない。
 夕方、ドクターの往診があった。退院の件は概ねドクターの了解を得た。26日にBさんの面会がある、ドクターとぼくの3名で話し合って最終的な退院日が決まるだろう。年末は大使館も忙しいのではないだろうか、だとすれば27日の退院が有望だ。直ぐ出発すれば正月はカトマンズで迎えられるかもしれない、そうなると良いな。来年1月3日が裁判所出頭日のようだが、これをキャンセルする。裁判所か警察から大使館へ連絡が入るのは何日頃になるだろうか。まだ問題は残っている、パスポートの件もある。
コメント
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