ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

南インド  マドライへ・・・1

2022-11-09 | 心の旅・追想
これで二度目だ。バスはぼくの荷物を乗せて持ち主のぼくを置いて走っていった。一度目はリシケシからデリーへ戻る時だ。出発までまだ30分程の時間がある。インドの朝、何はともあれミルクたっぷりあま~~いチャイである。
座席を確保するため荷物を置いてチャイをいただきにチャイ屋へ。
満足してバス停へ戻るとバスがいない。
「バスはどこいった、お~こら」大声で叫んでいると「バスはいった」とぬかしやがる。
「時間前にいくんか お~~こら」「そんなこともある」すったもんだしていると
客引きの助手が気づいたのかやっとバスが戻ってきた。ノープログレムで一件落着だ。
今回も同じようなものだ。チャイ屋から戻ってくるとバスはまさに大通りへ出ようとしていた。
肩からぶら提げたずだ袋を押さえて「そのバ~スまたんかぁ~」叫んで走った が行ってしまった。
それを見ていたのだろう
「どうした」バス会社の人間だろうか?
「どうもこうもねぇ~だろう」バスのチケットを見せて
「さあ どうしてくれんだぁ~~よ~」
奴は近くのバスの運転席に乗ると
「さぁ 早く乗れ」と言う。
あほか?先に行ったバスをバスで追っかけるのか?
しかし、それも一つの手段ではある。何もしないよりは可能性はある。
インドのことだどうとでもなれ・・・バスは出発した。
大通りを右折するとマドライ方面の筈だ しかしこのバスは左折する。 
近道でもあるのか?と思っていると近くのバザールの前でバスを停め
クラクションを鳴り響かせた。
手招きされた男と窓越しに何やら話をしていた。
「あの男についていけ」
タクシーで追いかけろというのかぁ~~
 

インド亜大陸最南端 カニヤクマリの夜明け 波間に漁をする小舟が見える
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする