波の浸食によってできた石灰岩の洞窟。ギリシャ神話の英雄ヘラクレスが12の難業を解決したのち、ここで休息したという伝説があるという洞窟に入ります。
古代から石臼の切り出し場所とされていたといい、洞窟の壁面には、切り出した後がきれいに残っているのです。
この洞窟は、最初は小さな天然の洞窟だったのですが、昔はこの中から岩を
削って、食器を作って出荷されていたのだそうです。そうやって削っているうちに、このような大きな洞窟が出来上がったとの事。
奥へ進むとポッカリ穴が、穴の形を反転させればアフリカ大陸に似ているといわれ、その向こうに青い大西洋と打ち寄せる白波が見えます。この穴の向こうに沈む夕陽を眺めたらどんな気分になるのだろう。この画を見ていてふと思い出しました。室戸岬の洞窟で難行を積んだという弘法大師が空と海しか見えないこうした眺めを見て「空海」と名乗るようになったという伝えを。
メディナの入り口に掲げてありました。ここの旧市街もやはり城壁に囲まれているのです。
お家の表札だといいます。アラビア語とその下に書かれているのは何語なんでしょうか。右に靴がぶら下がり、左には花瓶かな。何だろうこの技は。