右写真の突き当りはモスクのミナレット。穏やかな青に塗られていました。
あちらにもこちらにも猫がいる。ここまで歩いて来たどの町でもそうでしたが、ここシャウエンの猫の多さは特別でした。犬はいません。いないはずです。イスラム教では犬は豚と並んで不浄なもの、とされているのだそうです。宗教上の理由であったのかと、納得納得。一日に5回もメッカに向かってお祈りをする彼らの信教心からすれば、犬は見るのも嫌だ。ということなのでしょう。
「ここまでやるかぁ」と言ってしまいます。吸い込まれそうな深い青。
左官さんが壁の修復中。さあ~この後どんな青塗料を塗るのでしょうか。
機織り糸を紡いでいました。ここでもおじさんだ。この国では女性は台所専科なのかも。
いろいろな塗料が並んでいます。青色は分かるのですが、ピンクはどこに塗るのでしょうか。そもそもこの町の人たちは「色塗り」が好きなんだ。お家の中はパッチワークかもしれない。
ランチをいただいたレストランの入り口。お食事の写真がありません。相も変わらずのタジン鍋だったのでしょう。
なぜかシャウエン散策で最後に撮影した写真が墓地でした。「城壁に囲まれた町」とガイド本には書いてありましたが、それらしきものは、私の目に触れませんでした。青いお家があるのは旧市街だけだそうです。 小路が入り組んでいるのは、マラケシュやフェズと一緒でしたが、こちらは坂道ばかり。そして、この街の小道には人がいません。この日この時がそうであったのかもしれませんが、人波を分け入って進む、なんて時間はひと時もない。そんなゆったりした時間が流れたのでした。青に染まった身体がこれから世界遺産の町「ティトゥアン」に向かいます。