5時50分に鳩待山荘を出発しました。
本当は5時30分に出発する予定でしたが、あたりは真っ暗~だったのでとても木道を歩くのは無理だよね(二人ともヘッドライトは持ってるけどね、笑)、森の熊さんに出会うかもだし…といろいろ理由をつけて遅らせてみました(笑)
鳩待峠のベンチがぜんぶ霜で真っ白になってるのを見て、凄いね~なんて大声をあげたら何となくテンションが上がってきて、ウッキウキで出発しました!
赤、黄色、オレンジ、緑のまま、いろんな色だからそれぞれが映える紅葉もキレイだな~。
昨日も歩いた山ノ鼻までの木道は、霜ですごく滑りました。
私たちが滑ってワーワー言ってる後ろから、普通の速さで追い越す人たちがいたんですが、なんで全然滑らないんでしょうね~?とっても不思議。
山ノ鼻に到着したら鳩待峠以上に白い世界でした。
霜で真っ白は初めて見ました。一面雪の白い世界よりも儚くていいなぁ~。
山ノ鼻のベンチで朝ごはん…ですが、ベンチも霜で冷たくて、ヒーヒー言いながら山荘でいただいたおにぎりを食べる。
写真では分からないですが、霜に朝日が当たってキラキラ輝いていました。とってもキレイで感激です。
遠目からだと蒸発(?)してるみたいにモワ~っと靄になってて、これまたすごくキレイ。
もういい大人になったのに、初めて見るものがこんなにたくさんあるなんてね。
この道の先から登山道です。
前回は鳩待峠から登り鳩待峠に降りてきたのでこのルートは初めてです。
しかも、こちらのルートは登り専用の一方通行です!リタイアできないの!!
山トモは数年前にここから登ったことがあるそうなので、自分は大丈夫か?とここまできて不安一杯な私(笑)
ここはちょうど森林限界を超えたところかな。
超えてすぐに肌寒くなりました。登ってるうちに暑くなって上着を脱いでましたが、木があるのとないのでこんなに違うものなんだね~とか言ってるうちに、強風になりました。
ず~っと階段。
しかもこの階段が途中で抜けてるところもあって、「どうやって行けっちゅ~のよ!!」と突っ込みながら歩いてました(←口だけは元気、笑)
みんな大変そう~がんばれ~。
そういう私もがんばれ~。
見晴らしがいいから、山ノ鼻にある小屋がどんどん小さく遠く見えていくことや、横の山がいつの間にか私の立ってる位置より低くなってることに気付く。もちろんまっすぐ前方の燧ケ岳の目線もそう。
すごく小さな変化だけど、歩みを止めなければ絶対に到達できる…登山って分かりやすい。
でも、登山だけじゃなくて、本当はほかにもいろいろ「私が歩みをやめなければ」はたくさんあるんだよな。
少し進むたびに振り返り、撮り、また進む。の繰り返し。
そして、山頂到達。
山頂からの景色。ここでお昼ごはん♪山頂は混んでたので食べてすぐ出発しました。
至仏山からは稜線を歩いて小至仏山へ。そして鳩待峠に下山します。
ここからは夏にも辿ったから、少々の安心感と懐かしさいっぱいでした。
奥もその奥もまたその奥も山。いい景色だ。
至仏山から小至仏山の稜線がかなり好きです。眺めるのも歩くのもどっちも好き。
…と、このあとですが、小至仏山頂は大混雑だったのでそのまま通り過ぎたんですが、その後は歩くのが楽しくて、すっかり撮る方を忘れていました(笑)
前回はここらへんで富士山が見えたとか、前回来たときのことを話したり、近くに鳥が来てくれたので観察したりとか(なんの鳥かは分かりませんが)。
そして、鳩待峠12:50到着~♪
ごはん×2と休憩込みでぴったり7時間はだいたい予定どおりでした。
そのままバスに乗り、バス乗換え連絡所近くの温泉に入り、ビール飲むか~と思ったらまさかの売切れ!
私がバス停で荷物と一緒に待ってる間、山トモが売店を探してビールを2缶買ってきてくれました!!営業してる売店もなさそうな所だったのに、そこで見つける嗅覚、私も欲しい(笑)
沼田駅行のバスは道が混んだため、帰宅はだいぶ遅くなってしまいました。
でも、土日の濃厚な体験のおかげで、その週はいつも以上に元気でした(笑)
こっちはまだ秋の気配もない日もあるけど(ものすごい暑い日もあるし)、どっぷり秋を堪能できて楽しかったな♪