靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

長男との時間

2011-11-11 02:00:14 | 子育てノート
宿題するからと二階の自分の部屋に行った長男。しばらくして部屋を訪ねる。

「どうしたの?」とちょっと驚いた顔の長男。

「うん、最近どうかなと思って」

そんなことを言いながらベッドに座ってみる。何かこれといった出来事があったとき以外、めったにないこんな二人だけで話す時間。しかも普段夕飯作りに片付けに翌日の準備にと忙しい時間帯。

「はっ?」と怪訝な顔をしながらも、身近な出来事に話をふると、ポツポツから始まりやがてベラベラに。勉強のこと、学校のこと、今取り組んでいるアメリカの歴史プロジェクトの話、してみたいスポーツ、レゴリーグ、友人、そんな話を40分くらい。

下の子達が少しずつ大きくなり、こんな時間が少しずつ持てるようになってきた。振り返ると本当に上の子達ほったらかしになってきたと思う。長男の宿題を最後にみたりしたのも何年前だろう。そして気がついたらもう小学校最後の年。こんな風に話してくれるのもあとどれくらいなのだろう。

寝る前、いつものようにお休みとハグを交わす。「変わっていけるから。ママも努力するね」そんなことを言いながら。長男は私の目を見ると、笑いながら大きく2回頷いた。


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