払いたくても払えない!国民健康保険料

2017年08月30日 19時45分50秒 | 日記

「保険料が高すぎる」―悲鳴のような声が上がっています。
 「均等割り」という仕組みのために、家族が多い子育て世代の自営業者ほど負担が重くのしかかっています。月収の一か月分が保険料で消える世帯も多くあります。
 「払いたくても払えない」保険料に滞納者が増え、滞納件数は45700件に達しています。

差押も急増
 差押も急増し、396件、差押額は2億100万円に達しました。死んだ夫が保険料を滞納していた。生命保険を差し押さえられた」などのケースが相次いでいます。

「払えない人からの無理な取り立てはしない」が実現。生活困窮者支援につなぐ改善も
  払える能力があるのに払わない、いわゆる「悪質な滞納者」には厳密に対応することは否定しません。しかし、足立区民の滞納の大半は「払いたくても高すぎて払えない」「生活困難を抱えて負担が重すぎる」状態です。
 区内の年金者組合や民主商工会などで構成される「くらしと営業を守る会」は、毎年「保険料を値上げしないで」と議会に陳情を提出しています。
 日本共産党区議団は「区民の負担は重い」と実態を示し、「払える保険料にしていくことが大切で、結果として保険料収納率もあげることになる」ことを明らかにし、「払えない人から無理やり徴収するやり方はしない」ことを強く求めてきました。
 その結果、現在では「滞納整理」と称して、過去の「滞納整理」については「執行停止」を重視するようになりました。
 実際に区議団に来た国保料滞納の相談でも何人もの区民が、国保課との相談で生活の困難な状況を伝えると、資産など調査の上で「これでは払えませんね」と判断され過去の滞納分の徴収が免除されています。

「心に重くのしかかっていた過去の滞納をなくしてもらって、本当にありがとうございました」などの声が寄せられ、過去の滞納を整理したことで、現在の保険料の支払いはできるようになった方がほとんどです。
 

執行停止(いわゆる過去の滞納の徴収免除)になった件数が4606件、徴収免除額は総額で3億1300万円になりました。
 国保料を払えない人は、他にも生活困難があり、つなぐシートを活用しくらしの相談にもつなげるようになりました。
保険証の「不交付」はしません

 保険料の滞納がある場合には、保険証は「短期証」となりますが、「不交付」はなくなりました。「払えない」からといって保険証がもらえないことは、基本的にはなくなりました。これは、国会で日本共産党が「命にかかわる問題」だと追及した中で改善されてきたものです。
 唯一あるのは、短期証になった段階でも納付相談にも出向かない、連絡もとれないケースなどで「資格証明書」の発行になった場合です。資格証明書になると、医者にかかる場合にいったん10割を払わなければならなくなります。

保険料の滞納などでお悩みの方は、お気軽にご相談を
 以前は「納付相談に行ったら、とても払えない額の分割納入を約束させられた」などのケースもあり、役所への相談をためらう方もいます。
 しかしこれも改善され、現在は「無理な分割納入の押付け」はしないようになりました。

過去の滞納分が免除になる可能性もあります。お気軽にご相談ください!


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