「野党結束し市民に応える」
衆院3補選告示
衆院東京15区、島根1区、長崎3区の補欠選挙(28日投開票)が16日、告示されました。自民党派閥の政治資金パーティー裏金疑惑発覚後初めての国政選挙です。自民党の金権腐敗政治への審判とともに、日米首相会談で日米軍事同盟の一大強化を誓約する米国言いなり、物価高騰のもとで経済無策の岸田政権に厳しい審判を下す選挙です。
日本共産党は東京15区では、酒井なつみ候補(立民公認)を支援し、野党の連携でたたかいます。島根1区では亀井亜紀子候補を、長崎3区で山田勝彦候補(いずれも立民公認)をそれぞれ自主支援します。
(写真)補選勝利を聴衆にアピールする(左から)宇都宮、櫛渕、福島、酒井、田村、蓮舫の各氏と司会の吉田はるみ衆院議員=16日、東京都江東区 |
東京15区補選がたたかわれている江東区で16日、市民と野党による共闘演説会が行われ、市民・野党代表が酒井なつみ候補(立憲民主党)の勝利を区民に訴えました。日本共産党から田村智子委員長が参加しマイクを握りました。
東陽町駅前の街頭には多くの聴衆がつめかけ、有権者の関心の高さが示されました。田村氏は▽金権腐敗政治を根っこから断ち切る▽暮らしを再生し経済を立ち直らせる▽大軍拡路線をやめさせる▽ジェンダー平等を実現させる―など市民の緊急の要求をあげ、「みなさんの緊急の要求に野党が一致結束してこたえる、共闘の力が問われている」「自民党の政治を終わらせることを東京15区で明確に示すことが求められている」と強調。「酒井さんを全力で応援します」と語り大きな拍手を受けました。
酒井候補は看護師、助産師として働いてきた自身の経験を語り、「国民の声を受け止めるまっとうな政治をみなさんとつくりたい」「声をあげたら変えられる社会、国民によりそえる政治を実現するのが私です」と述べ、支持・支援を訴えました。
江東市民連合共同代表の宇都宮健児弁護士は「立憲野党が酒井さんを応援する総力体制ができたことは大変うれしい。選挙で勝ち抜くことは裏金問題で支持率が低下している岸田政権にとどめをさす。そのためにも酒井さんを当選させたい」と決意を語りました。
立憲民主党の蓮舫参院議員は「一人でも多くの野党の力が必要です」「野党共闘で皆さんの声を代弁する、みなさんのために仕事ができる酒井さんを選んでいただきたい」と訴え。社民党の福島みずほ党首は「立憲野党と市民の共闘一本化、それが酒井候補です」「江東区から日本の政治をがつんと変えよう」と呼び掛けました。櫛渕万里衆院議員も参加しました。