nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

青色LED

2014-10-09 | 時事
2014年のノーベル物理学賞を名城大の赤崎勇終身教授、名古屋大の天野浩教授、カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授が受賞しました。青色LEDの発明に関する受賞になります。

青色LEDの発明で、光の三原色が揃ったため、照明や信号、ディスプレイ、フルカラー案内表示機も可能になりました。
LED照明の場合、青色LEDと黄色LEDを組み合わせて擬似白色発光、もしくは赤色LEDと緑色LEDとの3色を組み合わせて発光させている製品もあります。
発光効率も、年々向上しており、出始めの時期では60~100lm/Wだったものが、最新のLED照明では190lm/Wに達しています。(参考:LEDをLEDで置き換え? 最高効率「190ルーメン」を打ち出す


撮影 2013年11月23日


こんな、イルミネーションもできるようになりました。LEDが無ければ絶対に不可能なイルミネーション出ないかと思います。


閑話休題、自分は工学部出身ですが、学生時代、工学からはノーベル賞、特に物理学賞は出ないと言われてきました。工学部の電気電子系の学部は応用研究が主体で、ノーベル賞は基礎研究が対象のため、対象にならないと聞いた記憶があります。

今回、ノーベル物理学賞を受賞した天野教授は名大の電子工学科の出身であり、同学科の教授であり、ついに日本の工学の分野からノーベル物理学賞受賞者が出たことになります。
自分は、工学の分野からノーベル物理学賞受賞者が出るとしたら、光通信の分野で学生時代から半導体工学、光通信の権威である西澤潤一元東北大学総長だと思っていました。
青色LEDがノーベル物理学賞の対象になったということは、日本の電子工学と応用研究が世界的にもノーベル賞的にも認められたということではないかと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 寝台特急を引いた機関車たち... | トップ | 空港のランプバス »

コメントを投稿

時事」カテゴリの最新記事