日々のこと。

オカメインコのココとククとキキとの暮しを徒然なるままに。
(ククは闘病の末2012.6.5に旅立ち、キキが来ました。)

くま吉。

2014-10-13 16:49:53 | 日記
この一週間、とにかく大変でした。
先週書いたきーちゃんの変化、落ち着いていくどころか更なる変化に戸惑うばかり。

まず火曜日、このところ籠の中で危なげにバタつくことが増えたため、もしや飛びたいのかもと、アクリルケースの上にのせ、「おいで!!」と何度も呼んでみると、躊躇いながらも思い切ってバタバタっと飛び立ち、私の肩に乗りました。

6月6日以来の、自らの意思での飛行です。

ちゃんと着地できました。

ただ、右翼が完全でないためとてもバランスが悪く、目の前の私に飛び乗るのがやっと、といった風。

きーちゃんがんばったねという気持ちと、飛びたいだろうにこれくらいしか飛べないのねという切ない気持ちで胸が一杯に。

でも、上手だったよ~、かっこよかったよ~と褒めながら、もう何度か一応呼んでみたものの、飛んでこなかったので無理せずその日はやめました。

不憫な右翼が切なくて、夜寝かせてからもちょっと泣けてしまいました。

その翌日翌々日は、飛ぶつもりもなく、ただ危なっかしく踏み外してはバタバタっと飛んで床に落ちること数回。

そんなことがあったせいもあるのか、先週から見えてきていた警戒心が更に顕著に。

量りを怖がるというよりも、もう、私の手首から上にくるとふと手を意識して怖くなるようです。

とはいえ、ご機嫌で手に乗ることもあるし、歌ったり踊ったりもする。

カキカキは以前よりむしろさせてくれることが増えたりもする。

これまであげていたおやつへの執着心も強くなり、好きなものじゃないとプンプン手に当り散らす。
好きなものを渡すとムキになって食べる。

以前は手に乗せて部屋のあちこちに連れて行くと喜んでいたのに、金曜のこと。いつも好きだった台所の冷蔵庫の前に連れて行くと(自分が映る場所があって喜んでいたのです)、急に怖がりバタバタっと飛び立ち、リビングの端っこまで飛んでいって壁に激突し落下。

飛行距離としては過去最長。

着地はできなかったけれど、そんなに遠くまで飛べるようになっていたのねとびっくり。

でも、そのことがさらに警戒心を促進したのか、どんどんきーちゃんが変容していきます。

表情がなくなる、歌やおしゃべりをあまりしなくなる、いつもの陽気でおこちゃまで甘えん坊で楽しそうな生き生きした瞳が、どんよりと無表情な瞳になってしまいました。

ただ、一日のうちで何度かは以前のきーちゃんに戻ることもあり、一体どうなっているのやら、私もドキドキ不安で生きた心地がしなかったです(大げさでなく、私自身が不安定になってきて、ポカ続出、やることがやたら時間がかかり終わらない、どうしようどうしよう、ってな感じで、自分でもマズイと思いつつどうしようもなかったです)。

この先どうなってしまうのだろう、

もう籠から出てきてくれないのではないか、

出てきてもすぐ逃げてしまうのではないか、

なんて考えてしまって、頭真っ白になってしまっていました。

そんな自分の不安定さは決してきーちゃんに見せてはいけません。

よくよく考えてみればきーちゃんの気持ちも分かる気がしてきました。

きっかけは先日の羽が取れてしまった事件かもしれません。
あの時自分ではあまり意識していませんでしたが、救おうとした時にきーちゃんを一瞬掴んでいたのかも。

その一瞬の恐怖がトラウマとなって、手に恐怖心が芽生えてしまった。

手はきーちゃんの身体よりも大きいわけで、もともと怖くて当たり前。
それを全く怖がらず意識せず抵抗なくいつでものってきてくれたことの方が不思議なくらいです。
きっと何も考えていなかったのでしょう。

それが自我の芽生えやら成長の過程で、色んなものに目が行くようになってきたところにあの事件、目覚めたきーちゃんは周りが色々気になってきてしまったのではないかな。

甘えたいし好きだけど、ふとよく考えるととても怖いかも、そんな複雑な心境なのではないでしょうか。

実際今でも手首より上の方にシュリシュリしたがってよってはくるんです。
そこでふと我に返って怖くなる。

何をやっていても、「何故ここにいるんだろう」とか「ここは安全なんだろうか」とか、色々疑問に思う年頃なのかもしれません。

その本能とこれまで甘えていた安心感との鬩ぎあいが起きているのかも。

私にできることは、極力きーちゃんの不安を取り除いてやること。

嫌なことはしない、楽しい嬉しい気持ちになってもらえるよう工夫する。

態度はいつもニコニコ優しく。
心からでないと通じないので、相手をしている時は自分の不安感を封印する。

おやつのあげ方も失敗だったと思っています。
喜ぶのでつい沢山一気にあげてしまった。
それも手渡しでなく、置いて食べ放題つつき放題。
夢中になっている時に手を出すと、犬もそうですが、邪魔するなモードになるようです。
そして「もっとよこせ」「それは違う!」をアピールするようになる。
それを防ぐために、ただ量を減らしてしまいました。



また、粟穂は、お迎えして暫くの間あまり餌を食べようとしてくれなかったので、沢山籠に入れてあげていたんです。
いつまでもそれではよくないかなと、このところ随分減らしていました。

きーちゃんにしてみれば、これまでもらえていた好物がなんでもらえないんだろうと思うのが自然です。

好きなのに減らされたりもらえないでいたところに、手が怖くなるようなできごとが起きて、どんどん心境が変化していっても当然かも。

そう思うと、きーちゃんは悪くないのにつらい思いをさせてしまったんだなあと、ものすごく胸が痛くなりました。
甘える人だって私しかいないのに、寂しく不安な気持ちで一杯なんだろうと思うと、申し訳なくてたまりません。

さて一体どうしたらいいものやら、

おやつについては、沢山はあげられないけれど、少しの量を一々手から嘴に渡しては、美味しいねえよかったねえ等話かけるようにしました。

粟穂は増やしませんが、気が紛れるようにマンチボールや鏡や齧るおもちゃをあちこち置いてみました。

それから何より、これまで以上にこまめに様子をみながら話しかけ、歌ってあげ、手でリズムを刻んであげるようにしました。

そんな感じで、他にも細かく書くとキリがありませんが、一々よくよく考えて相手するよう心がけています。

きーちゃんも、最初私が不安に思ったような、出てこないとか逃げ回るとかはなくて、あけておけば結局でてくるし、喜んででなくても手にちゃんとのるし量りにものる、ご機嫌で歌ったりしゃべったりする時もちゃんとある、本当にいい子なんです。

一応日に日に少しずつマシになっているような気もします。

また、この三連休は主人もいたので、出した時に「りょーちゃん」を呼ぶと、何故かテンションが凄くあがり、不思議なくらい沢山しゃべりだしました。
そしてりょーちゃんの肩に私の手からのり、また手にのってケースの上に下りを何度も楽しそうに繰り返し、なんとりょーちゃんの肩に自ら飛び乗ることも一回。

ただ、よくよく見ていると、りょーちゃんに乗りたいというよりは、私の手で乗ったり下りたりするのが嬉しいようです。

りょーちゃんの手にはまだ怖くてのれないきーちゃん、私への警戒心よりもりょーちゃんへの警戒心がとても強い。

だから、りょーちゃんがいると私への警戒心を忘れて手にスムーズに乗ったり下りたりできるのではないかな。

そしてそうやっていると、以前私にベタベタで楽しくて安心していた記憶が蘇るというか。

手に長時間のっていられなくなっていたのが、りょーちゃんがいたら段々いつまでも私の手に乗って寛ぐようになってくれました。

なんとも複雑なオカメ心には改めて感心させられます。

ただ、りょーちゃんがいなくなるとまた怖がるきーちゃんも復活したりと、一日の間でもどんどん変化している状態です。

ただ、今日嬉しかったことNO.1は、きーちゃんが私の肩に自分から飛び乗ってくれたことです。

りょーちゃんがいる時二回、いない時も二回、距離は短いけれど、ぽーんと勢いよく飛び乗ってくれたのが嬉しくて嬉しくて。

やっとなんとか飛べるようになったねえ、カッコイイよ、上手だよ、スゴイスゴイとベタボメ。

飛びたくても飛べなかったことも、複雑な心境に拍車をかけていたのかも。

きーちゃんの遅い反抗期?毎日とても頑張ってくれています。

まだまだ色んな変化があり凹んだり落ち込んだりもするに違いありませんが、でも、生きているから、ですよね。
ありがたいことです。

今回もだらだら長くなってしまいました。

そうそう、タイトルの「くま吉」について書いていませんでした。

ココにはラルクを聞かせたりチラシやブロス等雑誌を振ったり粟穂の茎を見せてること、
ククにはシマオやペンチャンやラルクやココの歌やリズムで、それぞれの気を紛らしたり気を惹くことができていましたが、よく考えるときーちゃんにはそういったものがありません。
警戒モードになると、何をやってものってきてくれません。

なので、何かそういったものをきーちゃんにもと思い、赤ちゃん用のオーガニックコットンでできたくまのぬいぐるみを買ってきました。

気に入ってくれたとしてもうまくいざという時に使えるかは分かりませんが、とりあえずはそばに置いてみようかなと。

一応気には入ってくれたようで、つついたり齧ったりしています。

きぼきちのお友達ということで、「くま吉」と名づけました。

くま吉、きぼきちを頼んだぞ!



それからココのことも書いておかねば。

特に大きな変化ナシかな、ただ、羽毛がどんどん抜けています。
きーちゃんも抜けています。

季節感のない飼い方が大きな原因なんでしょうかね、食欲や元気さはそう変わりないので、このまま頑張っていい加減スッキリできるといいのですが、見守るしかないですね。

ココが歌うときーちゃんも歌いたくなるようです。

いい兄弟なのだと思います。

ココ&キーボー、がんばれがんばれ。
私もがんばるよ。





























































(きーちゃんの写真、最初の方と最後の方では表情が違うのがよく見ると分かるかも。最後の方は今日の写真、最初の方は警戒心が強く表情が硬い先週の写真です。)


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