先日病院で、電位処置を終えたココを受け取って帰る時に、昔からお世話になっている美人看護師さんに、
「ココちゃんは全然噛みつきませんねえ。」
と言われました。
病院で先生や看護師さんがココを掴んだりケースに入れ替えたりする時、「ぎゃあああ~」と(全然怖くない、むしろヒナ鳴きのようで可愛いと評判の)悲鳴をあげるココですが、口を開けて叫んでも、全く噛みつこうとはしません。
うちでもそうで、不快なことをされそうになった時やククやきーちゃんが近寄ってきた時も、「ぎゃあああ~」と口を開けて悲鳴をあげながら後ずさりします。
だから絶対喧嘩モードにはなりません。
これまでお世話してきたオカメの中で唯一ココだけがそうで、他の子達はみんな「カーッ!」とくってかかってきながら威嚇。
噛みついたら痛いです。
「そうなんです、絶対噛みつかないへっぴり腰、平和主義なんです。」
と答えると、
「いい子ですねえ。」
と褒められました。
褒められたのがわかったのか、ココ、
「チャピーッ!!」と気合の入った鳴き声で、ペコっとお辞儀していました。
ありがとうと言いたかったのかも。
賢いなあと思います。
賢いココは最近の餌の食べ方にも感心させられます。
太らせたくない、でも満足もしてほしい、美味しく楽しく一日を満足して終えてほしいとの思いから、餌のあげ方を色々試行錯誤しているのですが、最近はずっと、朝餌箱にほんのちょろっと入れて、放鳥時にチラシの上に食べ放題ばらまいて、その後籠の中には追加せず、寝る前に餌箱にてんこ盛りにしていくらでも食べていいよというやり方をしています。
すると、昔は餌箱にないとイライラして籠をガタンガタン鳴らしたりビービー鳴いたりしていたのが、最近は全くやらなくなりました。
また、食べ放題にするとこちらが心配になるくらい食べそうなものを、そうじゃないんです。
放鳥時はさぞ食べたかろうと思うのに、バクバクバクっとある程度食べたら嬉しそうにコチャコチャ言いながら遊び始めます。
ココが遊びだしたところできーちゃんを出します。
きーちゃんが無事出て嬉しそうに歌っていると、ココも歌って寄ってきます。
きーちゃんが右手、ココが左手。
きーちゃんは歌ったりシュリシュリしたりし、その後ケースの上にのせてカキカキしてあげます。
その間ココは椅子に移っておとなしく見守っています(ちょっと眠そうに)。
あんまりきーちゃんを長い時間カキカキしているとちょっと寂しくなるのか、ふっと肩に飛び乗ってくることも。
その後はまたきーちゃんが右手、ココが左手でまったりタイム。
ココはカイカイしたりうとうとしたり、きーちゃんは床に下りてうろうろしたり私のところに戻ってきたり、たまにカイカイもしたり。
そしてココを先に籠に戻します。
籠の中の餌はちょっとのペレットくらいしか残っていませんが、いい子で遊んだり寝たり歌ったりしてくれます。
最後夕方、籠から出ると歌って踊って一通り動き回ってから、籠の外に置いてある餌をちょこっとついばみながら、晩御飯のセットを待っています。
餌箱に餌を入れ、ココを籠に戻し、さらに餌箱にどんどんてんこ盛りに餌を追加します。
ココはバクバクバクバク、息もつかずにバクバクバクバクし、ワアっと嬉しそうに一鳴きして、食べ終わったと教えてくれます。
さてそこで計量。
重すぎもせず絶妙な重さであることを確認すると、ご機嫌で歌いながら寝てくれます。
ちょっと重めの日があっても、一週間のトータルで見ると今のところいい感じの重さを維持できています。
いくらでも食べていいよと一日の最後に私が餌を沢山入れてくれると信じているから、それまで特に抗議もせず楽しく過ごしてくれるのだと思います。
そして沢山食べ過ぎると私が心配するからほどほどでやめてくれる。
自己管理できるオカメインコココ、年の功?
また色々と変化するとは思いますが、ココを信じてココの好きなように過ごさせてあげたいと思っています。
何年もとても厳しく餌の量を制限してココに切ない思いをさせててきたはずです。
それでも私を慕ってくれるココが愛おしくてなりません。
きーちゃんとの時間もさりげなく見守りサポートしてくれるし。
20歳のココの頭は私よりずっと賢くて、心は私よりずっと広いのではないかな。
おかげできーちゃんも以前より随分フレンドリーになってきました。
二羽と過ごせるひとときは、何より大切な時間です。
いつまでもいつまでもずっと一緒にいたいです。
それから、きーちゃんの羽。
こんな感じで右翼の外側に風切り羽がひっくり返って飛び出てしまい、どうしたものかと数日見守っていました。
羽繕いをしているうちに中に引っ込んだり、ブルブルっとした時にまたピョンとはみ出たり、しかも胸から突き出ているような方向に飛び出してしまったり・・。
もしココだったら大騒ぎして飛び回るに違いないところを、邪魔くさそうにしながらも暴れもせず餌も食べるし、平然としているきーちゃん、ビビリなのやらオオモノなのやら、不思議。
ある日バタバタっとした時にポロっと落ちました。それがこれ。
何回転もねじれまくった挙句にポキっと折れたようです。
根っこは残っていると思われますが、血も出ずうまくとれてやれやれでした。
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