日々のこと。

オカメインコのココとククとキキとの暮しを徒然なるままに。
(ククは闘病の末2012.6.5に旅立ち、キキが来ました。)

幸福感。

2014-10-27 21:13:56 | 日記
今日はキボキチの爪切りがてら健康診断に行ってきました。
このところ元気も今ひとつだったので、そのことを含め、反抗期かも?という話もすると、
フンそのう問題なし、ちょっと黄色っぽいのではと思ったもの問題なし。

手に警戒心があることについては、

単純に何か手に恐怖心をいだいたことがあった

それか、反抗期ということもなくはないが、もしかすると私を自分より下に見ているのかも

ということが考えられるそうです。

私がきーちゃんのことをとても心配し気を遣って飼っているのが伝わってそうなることがあるとのことでした。

きーちゃんにとって私はどういう存在か。

パートナー、

そうでなければ、群れの中の一員、そして自分より下っ端。

主人よりは私に懐いているとはいうものの、自分にとって心地よいことばかりをしてくれている下っ端の存在と思うようになったのではないか、ということです。

確かにおっしゃるとおりとしかいいようのないくらい、心配しまくり気を遣いまくっております。

それがよいことでもないということは頭で分かっていつつも、ここまで怪我され羽が取れ血だらけになってしまう子は初めてで、本当に出血多量で死んでしまうのではとまで心配したことも何度もあったため、あの光景がトラウマになり、安眠できないほど心配でたまらないのは事実です。

それを感じて神経質になられてもよくないと気をつけようとしてきたつもりですが、やはり感じ取ってしまうのでしょうね。

そしておやつや好きなものをあげることについてもうまくできていなかったようです。
(と自分でも思っていました)

幸福感というものは、それをしょっちゅう感じているうちに慣れてきて、当たり前になってしまう、
もっともっと、と思い、満たされなければ不満に思ってしまう、ということを言われました。
人間だって、慣れている生活のレベルをさげることは難しいですしねと。

好きなおやつをあげると喜ぶけれど、期待したものでないとプンプンすることが増えていたきーちゃん、まさにそうではないかと思われます。

このところそれを強く感じていたので、やめて簡単に改善できるとは思っていませんが、とりあえずおやつ類は極力減らしてみています。

特におやつが無くても楽しく遊んでもらえていた時の頃を思い出してはくれないものでしょうかねえ。

手が怖いというより、嫌がる時と全然そうでない時とがあるんです。

ご機嫌で歌っている時はへっちゃら、そして何か怖い思いをした時も、すぐに乗ってきて全然手を気にしません。

ということはやはり手が怖いというより自分にとっての心地よさを私に期待しているということなのでは、と思いました。

私にできることと考えても、この状態を脱却できるいい考えも浮かびませんが、とりあえずは過度に心配し過保護にならないこと、きーちゃんを、そういうものだと受け止め、一々反応したりご機嫌とったりしない、そんなことをまず心がけていこうと思います。

とはいえ、パニック持ち、流血沙汰、アクシデントですぐ羽が折れた取れたり出血したりする、そんなきーちゃんを平然と見守るというのは、心の鍛錬も必要。

不安心配症の私にはこの先正直思いやられますが、でも努力するしかないですね。

思えば、ククが今のきーちゃんの頃は反抗期真っ盛り、籠の出し入れが大変で、毎日とても気持ちが重くなっていました。
そんなところにクラミジア発覚。
病院に連れて行くのに嫌われても仕方ないと思いながら籠の出し入れをし、割り切るようになってきたところに、クラミジアは陰性になったものの毎日の吐き気発覚。
原因は分からないけれど、とにかく毎朝餌を食べるとゲロゲロされる。
大変な病気なんじゃと心配で、せめて吐き気が少しでも治まればと、吐きそうになる度に籠から宥め、膝の上でゆっくりと餌を食べさせていました。
そのうちに抵抗なく何度も籠を出し入れできるようになり、その後のベタベタククに変化します。

2歳の頃は色々起きる年頃なのかなあなんて思い出していました。

きっときーちゃんにも、どんな変化かは分かりませんが、今とは違った反応をする時期も訪れると思いながら、気長に見守っていこうと改めて思いました。

ココの2歳の頃はどうだったのかなあ、ピピが卵とトヤ問題で大変だったもので、あまりココに意識を集中していなかったような気がします。
だからかえって大らかに育ってくれたのかもしれません。

いや、不安定な時期もあったのかもしれませんが、いつのまにか通り過ぎてきたのかも。

今日もマイペースで歌い踊り遊び昼寝し、ささっと寝てくれました。

そんなココが隣にいるのだから、きっとキボキチも良い影響を受けいい方向に向かうと信じます。

それにしてもこの反抗期?騒動には相当私も消耗しました。

元気でいてくれたらそれだけで充分、と、初心に戻りましょう、でした。

そうそう、きーちゃん、毎日ではありませんが、ぽーんと飛び上がり、不器用に私の肩にのることも増えつつあります。
その姿、どこかで見たようなと思っていたら、あれでした、あれ。
カルガモのヒナの巣立ちです。

まだちゃんと飛べないのに、まんまるい毛玉のような身体で思いっきり飛び上がり池に落ちてお母さんにくっついていく、あの巣立ちの姿にそっくりです。

かわいいです。


























































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現状維持。

2014-10-21 15:15:15 | 日記
今日はココのバードドックの日でした。
今回も空腹での検査です。
いつも月曜に診察を受けていましたが、昨日は朝一に空きがなかったため、今日にしました。
空腹なので少しでも早く終わらせてあげたいからです。

もっともココはいつものようにご機嫌で歌いながら病院まで行き、待合室でも歌い、一緒になった人に綺麗な声だと褒められ(オカメインコってこういう鳴き方をするのですね、と聞かれたので、そうではなくて自分の名前がココなので「ココ~、ココココココ~・・・」と歌っているのですと説明しておきました、オカメインコをよく知らない方によくそう間違われることがあるもので)、検査中は悲鳴が聞こえましたが、終わってからまた歌い、元気に帰宅することができました。

先生のブログにも載っていますが、

結果は前回と特に大きな変化なし、中性脂肪が弱冠高めですが、まあ問題ないそうです。
レントゲンもOK、羽咬もなし。


おしっこには相変わらず毎日キラキラとした尿酸結晶が見受けられますが、今朝は採取できなかったので持って行けず。
でも血液検査での異常は見受けられないので、今のところ問題なし。

おしっこにキラキラが!
糖尿病かも!?

と生きた心地もせず予定を繰り上げて受けた昨年秋のバードドックからはや一年。

あの時はもうだめかもとまで思いましたが、元気にキラキラと付き合いながら一年経ちました。

がんばっています、ココじいさん。

じいさんじいさんと書いてますが、実は今までお迎えした子達の中で一番生き生き毎日動き回っている子かもしれません。

ぼーっとした、いや、穏やかな性格なので活発という言い方をすると微妙に違和感を感じなくもないですが、とにかく反応がいい。
話しかけても歌いかけてもリズムを刻んでも好きな曲をかけても、すぐに反応して歌い踊りだします。
こちらが何もしていなくても、気分がのってくると一人でノリノリになって歌って踊る。

びっくりするような怖いことがあっても、お気に入りの雑誌やチラシを見せてあげたり歌ってあげたりするとすぐに歌いだして立ち直ってくれる。

そういう性格も、ここまでなんとか元気にやってこれた原因の一つかもしれません。

また、このところずっと太りにくい状態が続いていますが、餌の量や与え方も勿論気をつけてはいますが、「おもちゃ」の効果もあるようです。
籠の外では自由自在に遊びまわり、籠の中でもハート型のおもちゃや挟み込んだチラシを熱心にカジカジカジカジ、それはもう夢中。
そうすると脳が活発に活動し、とてもエネルギーを使うと先生がおっしゃっていました。
おもちゃはそれだけでなく羽咬防止にもなっているようで、一石二鳥、いや、もっとさまざまな効果があるのかも。

それにしても齧っているだけでダイエットになるなんて、スゴイもんです。
人間も確かに頭を使うとお腹が空きますが、こうまで顕著に体重に出るとは、鳥の身体ってとても素直なのかも?
以前は少し食べただけでも重くなりがちだったのでとても不思議な気がします。

もっとも、先生からは特にそういう話を聞いたことはありませんが、年齢のせいもあるのかも??
年取って太りやすくなる人もいる一方、年とともに効率悪いというか身になりにくくなるというか、痩せやすくなる人もいるようなので・・。

いずれにせよ、肥満は大敵、いい体重を維持できているのは嬉しいこと。
お薬をずっと飲んでいるとはいうものの、ずっと安定してくれているのは本当にありがたいことです。


これからも引き続き、餌の量や与え方、運動のさせ方、遊ばせ方に気を配りながら、もっともっと長生きしてもらわねば。

それから、先日のセミナーで、

「発情予防には、太らせない、早く寝かせる、だけじゃなく、夜寝ている時は静かにしないと効果がでません」

とあったもので、それについて改めて聞いてみました。

というのも、うちは男の子なので発情予防のためというよりも、我が家での夜の寝かせ方についてちょっとどんなもんかな?と思っていたもので。

うちではきーちゃんのパニックを予防するために、夜通し音楽をかけっぱなしにしているんです。

それも結構な音量で。

その方がちょっとした物音でのパニックを防げそうだから。

ただ、寝ているのにガンガン音楽鳴らして(それもココのお気に入りのラルク、優雅なクラシックでなくラルク)安眠できないんじゃとちょっと気になっていました。

それについては、

「わかりませんねえ」

でした。

何故静かに寝かせると発情予防になるかというと、安心できないからだそうです。

物音があった方が群れを感じて安心し、発情できる状態になってしまう、だから卵を産みやすくなる、とのことでした。

だから、メスの産卵予防には静かに寝かせることが大事。

でもうちの子達はオスだからあまり関係ないようです。

安眠できるかについてはわからないけれど、人間だって音がしていても気にせず寝てしまったりするしねえ、と。

鳥の睡眠は人間と違って仮眠状態らしいし、音がしていたって人間だって熟睡できたりするし、と考えると、引き続きパニック予防のためラルクをかけながら寝かせていく方がいいかなという気がします。

それに、音がしているほうが安心して産卵しやすくなるのであれば、安心して眠れてパニックも減らせるかもしれないし。

とまあ、今日の病院についてはこんな感じでした。

帰宅したココはさらに体重が減りましたが、でも元気で歌って踊って食べて昼寝して、いつものココなのできっと大丈夫でしょう。

一方反抗期?きぼきちのその後はというと、

少しずつましになっているようです。

改めて以前遊んでいた時のことを再認識しているというか、こんなこともあんなことも大丈夫だし楽しかったし怖くなかったと思い出しながら私と向き合っているような感じがします。

私も大丈夫さを強調するように、一々とても気をつけて相手をし、ちょっとでも楽しそう嬉しそうな顔をすればこちらも敏感に反応し付き合ってあげ、嫌そうなそぶりが見えたら他のことに気を反らせるよう工夫してみたりと、本当にもう脳みそフル回転でがんばっております。

何をするにも目を見て視線を合わせ、分かってもらえるように語りかけています。
目と目を合わせて思いをこめれば、言葉は通じなくてもきっと感じてくれると私は思います。
警戒心を持たれだした当初は、なんでもささっと、籠の出し入れも量りに乗せるのも、とにかく素早くしようとしていましたが、それではダメかもと考え直しました。
何をするにも目を見て、大丈夫なんだよと思いをこめながらやる、そうするようになってから、ちょっとずつ安心してもらえるようになってきたような気がします。
相手をみながらペースを合わせていくのは、鳥相手に限らず、理解してもらうのにとても大事なことだと思います。

そういった効果が徐々にでてきているかも、

アクリルケースの上で以前は楽しそうに歌い、特におやすみの時に使う青い布の上にのっては踊って歌ってを毎日していたきーちゃんなのに、この二週間というもの、全くそれをしなくなっていました。
青い布に乗ろうとしない。
でもここ数日ちょこちょこっとのるようになってきました。
それも最初はすぐ下りていたのが、今日は久々に少し長めにのってこちらに愛嬌をふりまいてくれました。

籠の中では結構歌うし踊るししゃべっています。
籠の外でも同じように歌うまではあと数歩かもしれません、でも少しずつ前進していると思われます。
今日の夕方には、歌いながらでてきて歌いながら戻ってくれました。
と思ったらその後また警戒モードに戻ったり、その時その時で色々です。

きっとアカチャンだった誰にでも愛想がいい疑いの心を知らないきーちゃん脳みそが、大人の脳みそに再構築されているのでしょう。
ここを乗り越えれば、心から信頼し安心してくれるきーちゃんになってくれるのではないかと信じます。

また、警戒心の強さには、とにかく羽が抜けて生えてが激しくて体力を消耗していることもありそうです。
ココも抜けていますが、きーちゃんはもっと激しくて、今もツンツクが沢山、でも抜けている、これじゃ気持ちも落ち着かなくて当然です。
そのせいか、警戒心が強いというより、今日は特に元気がイマイチかなとも思いました。
(今度爪を切りに病院に行く予定なので、よく診てもらってきます。)

飛ぶことも、何度かトライしてみてはいますが、やはり右翼がちゃんと整っていないためちょっとしか飛べない。

すぐ目の前に立つ私に飛びつくのがやっとで、少し離れてみたら、飛び上がったもののあれよあれよと落下していき、なんとか私の胸の辺りにしがみつけたので不時着は免れましたが、危ないのでもう暫くは距離を伸ばすのはやめた方がよさそうです。

ただ、飛ぶという動作はとても興奮するようで、ハイになって大声でしゃべりだすので、よい意味で刺激になっていると思われます。
鳥だもの、飛びたいよねえ。

色々迷走中のきぼきちですが、毎日必ず同じタイミングで同じ言葉をしゃべるのは変わっていません。

まず、ココにおやすみの布をかけアクリルケースの蓋をし扉を閉めた直後(ココから先に寝かせています)、

すっくと直立し気合充分大声の早口で
「ハイッキーチャンッ!!」と一言。

それまでウロウロしたり寝ていたり餌をついばんでいたとしても、何故か絶妙のそのタイミングで必ず言います。

そして寝る少し前、一日の終わりに温めた枝豆をあげているのですが、レンジでチンして持ってくるとすかさず
「ジャアタベヨカ!!」
とこれまたはっきり早口で一言。
そしてムシャムシャ嬉しそうに食べます。

それも終わりいよいよ布をかけようかとあれこれ後片付けし始めると、

「ネヨカ、ネヨー、ネヨ、ネヨ」

アレックスじゃあないけれど、絶対言葉の意味、使うタイミングを理解していると思います。

ツンツンされて悩まされても、かわいい声で「のりちゃん」と言っては私をメロメロにするのなんか、まさにもう策士。

ココだって、語彙はきーちゃんほどではないけれど、理解度は同じ、そしてやっぱりその甘い声で私はメロメロ。

鳥は全く賢い生き物です。

16歳ココも2歳きぼきちも、毎日精一杯がんばっています。
私もがんばるよ。




























































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くま吉。

2014-10-13 16:49:53 | 日記
この一週間、とにかく大変でした。
先週書いたきーちゃんの変化、落ち着いていくどころか更なる変化に戸惑うばかり。

まず火曜日、このところ籠の中で危なげにバタつくことが増えたため、もしや飛びたいのかもと、アクリルケースの上にのせ、「おいで!!」と何度も呼んでみると、躊躇いながらも思い切ってバタバタっと飛び立ち、私の肩に乗りました。

6月6日以来の、自らの意思での飛行です。

ちゃんと着地できました。

ただ、右翼が完全でないためとてもバランスが悪く、目の前の私に飛び乗るのがやっと、といった風。

きーちゃんがんばったねという気持ちと、飛びたいだろうにこれくらいしか飛べないのねという切ない気持ちで胸が一杯に。

でも、上手だったよ~、かっこよかったよ~と褒めながら、もう何度か一応呼んでみたものの、飛んでこなかったので無理せずその日はやめました。

不憫な右翼が切なくて、夜寝かせてからもちょっと泣けてしまいました。

その翌日翌々日は、飛ぶつもりもなく、ただ危なっかしく踏み外してはバタバタっと飛んで床に落ちること数回。

そんなことがあったせいもあるのか、先週から見えてきていた警戒心が更に顕著に。

量りを怖がるというよりも、もう、私の手首から上にくるとふと手を意識して怖くなるようです。

とはいえ、ご機嫌で手に乗ることもあるし、歌ったり踊ったりもする。

カキカキは以前よりむしろさせてくれることが増えたりもする。

これまであげていたおやつへの執着心も強くなり、好きなものじゃないとプンプン手に当り散らす。
好きなものを渡すとムキになって食べる。

以前は手に乗せて部屋のあちこちに連れて行くと喜んでいたのに、金曜のこと。いつも好きだった台所の冷蔵庫の前に連れて行くと(自分が映る場所があって喜んでいたのです)、急に怖がりバタバタっと飛び立ち、リビングの端っこまで飛んでいって壁に激突し落下。

飛行距離としては過去最長。

着地はできなかったけれど、そんなに遠くまで飛べるようになっていたのねとびっくり。

でも、そのことがさらに警戒心を促進したのか、どんどんきーちゃんが変容していきます。

表情がなくなる、歌やおしゃべりをあまりしなくなる、いつもの陽気でおこちゃまで甘えん坊で楽しそうな生き生きした瞳が、どんよりと無表情な瞳になってしまいました。

ただ、一日のうちで何度かは以前のきーちゃんに戻ることもあり、一体どうなっているのやら、私もドキドキ不安で生きた心地がしなかったです(大げさでなく、私自身が不安定になってきて、ポカ続出、やることがやたら時間がかかり終わらない、どうしようどうしよう、ってな感じで、自分でもマズイと思いつつどうしようもなかったです)。

この先どうなってしまうのだろう、

もう籠から出てきてくれないのではないか、

出てきてもすぐ逃げてしまうのではないか、

なんて考えてしまって、頭真っ白になってしまっていました。

そんな自分の不安定さは決してきーちゃんに見せてはいけません。

よくよく考えてみればきーちゃんの気持ちも分かる気がしてきました。

きっかけは先日の羽が取れてしまった事件かもしれません。
あの時自分ではあまり意識していませんでしたが、救おうとした時にきーちゃんを一瞬掴んでいたのかも。

その一瞬の恐怖がトラウマとなって、手に恐怖心が芽生えてしまった。

手はきーちゃんの身体よりも大きいわけで、もともと怖くて当たり前。
それを全く怖がらず意識せず抵抗なくいつでものってきてくれたことの方が不思議なくらいです。
きっと何も考えていなかったのでしょう。

それが自我の芽生えやら成長の過程で、色んなものに目が行くようになってきたところにあの事件、目覚めたきーちゃんは周りが色々気になってきてしまったのではないかな。

甘えたいし好きだけど、ふとよく考えるととても怖いかも、そんな複雑な心境なのではないでしょうか。

実際今でも手首より上の方にシュリシュリしたがってよってはくるんです。
そこでふと我に返って怖くなる。

何をやっていても、「何故ここにいるんだろう」とか「ここは安全なんだろうか」とか、色々疑問に思う年頃なのかもしれません。

その本能とこれまで甘えていた安心感との鬩ぎあいが起きているのかも。

私にできることは、極力きーちゃんの不安を取り除いてやること。

嫌なことはしない、楽しい嬉しい気持ちになってもらえるよう工夫する。

態度はいつもニコニコ優しく。
心からでないと通じないので、相手をしている時は自分の不安感を封印する。

おやつのあげ方も失敗だったと思っています。
喜ぶのでつい沢山一気にあげてしまった。
それも手渡しでなく、置いて食べ放題つつき放題。
夢中になっている時に手を出すと、犬もそうですが、邪魔するなモードになるようです。
そして「もっとよこせ」「それは違う!」をアピールするようになる。
それを防ぐために、ただ量を減らしてしまいました。



また、粟穂は、お迎えして暫くの間あまり餌を食べようとしてくれなかったので、沢山籠に入れてあげていたんです。
いつまでもそれではよくないかなと、このところ随分減らしていました。

きーちゃんにしてみれば、これまでもらえていた好物がなんでもらえないんだろうと思うのが自然です。

好きなのに減らされたりもらえないでいたところに、手が怖くなるようなできごとが起きて、どんどん心境が変化していっても当然かも。

そう思うと、きーちゃんは悪くないのにつらい思いをさせてしまったんだなあと、ものすごく胸が痛くなりました。
甘える人だって私しかいないのに、寂しく不安な気持ちで一杯なんだろうと思うと、申し訳なくてたまりません。

さて一体どうしたらいいものやら、

おやつについては、沢山はあげられないけれど、少しの量を一々手から嘴に渡しては、美味しいねえよかったねえ等話かけるようにしました。

粟穂は増やしませんが、気が紛れるようにマンチボールや鏡や齧るおもちゃをあちこち置いてみました。

それから何より、これまで以上にこまめに様子をみながら話しかけ、歌ってあげ、手でリズムを刻んであげるようにしました。

そんな感じで、他にも細かく書くとキリがありませんが、一々よくよく考えて相手するよう心がけています。

きーちゃんも、最初私が不安に思ったような、出てこないとか逃げ回るとかはなくて、あけておけば結局でてくるし、喜んででなくても手にちゃんとのるし量りにものる、ご機嫌で歌ったりしゃべったりする時もちゃんとある、本当にいい子なんです。

一応日に日に少しずつマシになっているような気もします。

また、この三連休は主人もいたので、出した時に「りょーちゃん」を呼ぶと、何故かテンションが凄くあがり、不思議なくらい沢山しゃべりだしました。
そしてりょーちゃんの肩に私の手からのり、また手にのってケースの上に下りを何度も楽しそうに繰り返し、なんとりょーちゃんの肩に自ら飛び乗ることも一回。

ただ、よくよく見ていると、りょーちゃんに乗りたいというよりは、私の手で乗ったり下りたりするのが嬉しいようです。

りょーちゃんの手にはまだ怖くてのれないきーちゃん、私への警戒心よりもりょーちゃんへの警戒心がとても強い。

だから、りょーちゃんがいると私への警戒心を忘れて手にスムーズに乗ったり下りたりできるのではないかな。

そしてそうやっていると、以前私にベタベタで楽しくて安心していた記憶が蘇るというか。

手に長時間のっていられなくなっていたのが、りょーちゃんがいたら段々いつまでも私の手に乗って寛ぐようになってくれました。

なんとも複雑なオカメ心には改めて感心させられます。

ただ、りょーちゃんがいなくなるとまた怖がるきーちゃんも復活したりと、一日の間でもどんどん変化している状態です。

ただ、今日嬉しかったことNO.1は、きーちゃんが私の肩に自分から飛び乗ってくれたことです。

りょーちゃんがいる時二回、いない時も二回、距離は短いけれど、ぽーんと勢いよく飛び乗ってくれたのが嬉しくて嬉しくて。

やっとなんとか飛べるようになったねえ、カッコイイよ、上手だよ、スゴイスゴイとベタボメ。

飛びたくても飛べなかったことも、複雑な心境に拍車をかけていたのかも。

きーちゃんの遅い反抗期?毎日とても頑張ってくれています。

まだまだ色んな変化があり凹んだり落ち込んだりもするに違いありませんが、でも、生きているから、ですよね。
ありがたいことです。

今回もだらだら長くなってしまいました。

そうそう、タイトルの「くま吉」について書いていませんでした。

ココにはラルクを聞かせたりチラシやブロス等雑誌を振ったり粟穂の茎を見せてること、
ククにはシマオやペンチャンやラルクやココの歌やリズムで、それぞれの気を紛らしたり気を惹くことができていましたが、よく考えるときーちゃんにはそういったものがありません。
警戒モードになると、何をやってものってきてくれません。

なので、何かそういったものをきーちゃんにもと思い、赤ちゃん用のオーガニックコットンでできたくまのぬいぐるみを買ってきました。

気に入ってくれたとしてもうまくいざという時に使えるかは分かりませんが、とりあえずはそばに置いてみようかなと。

一応気には入ってくれたようで、つついたり齧ったりしています。

きぼきちのお友達ということで、「くま吉」と名づけました。

くま吉、きぼきちを頼んだぞ!



それからココのことも書いておかねば。

特に大きな変化ナシかな、ただ、羽毛がどんどん抜けています。
きーちゃんも抜けています。

季節感のない飼い方が大きな原因なんでしょうかね、食欲や元気さはそう変わりないので、このまま頑張っていい加減スッキリできるといいのですが、見守るしかないですね。

ココが歌うときーちゃんも歌いたくなるようです。

いい兄弟なのだと思います。

ココ&キーボー、がんばれがんばれ。
私もがんばるよ。





























































(きーちゃんの写真、最初の方と最後の方では表情が違うのがよく見ると分かるかも。最後の方は今日の写真、最初の方は警戒心が強く表情が硬い先週の写真です。)


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日々勉強。

2014-10-06 14:40:22 | 日記
9月のきーちゃん、実は久しぶりにパニックゼロ。
ただ、それを日記に書いてしまうと、その途端にパニックを起こしてはがっくり、
ということが何回もあったので、今回は書かずにおこうかと思ってました。

でも、パニックは今日まで確かにゼロなのですが、先週木曜の夜、寝かせる直前に、
ほぼ伸びきっていた右翼の風切羽3枚が取れてしまうというアクシデントが・・。

3本とも折れたのではなく取れたので、根元から一瞬ピュっと血が出て、大出血にはいたらなかったのがせめてもの救い。

どうしてそんなことになったかというと、

うちでは一日に何度も、何の問題も抵抗もなく、飼っている子達の体重を量ってきました。
特におやつをあげて褒めたりしなくても、何度でも量れると思って、というか、抵抗されることは想定外になっていた程自然に量れていました。

お迎えしてすぐはとても気を遣いますが、それでも、嫌がらず楽しくささっと量れるように、量りの置き方、手に乗せる乗せ方、量りに乗せる乗せ方、手に戻す乗せ方等、鳥が違和感や恐怖感を感じずにいられるようにあれこれ細かい気配りをしてあげていると、いつでも何度でも平気になってくれるのです。

ところが、先週のきーちゃん、急に自分が乗っている手を意識してしまったようで、表情がオドオドしていたのに、あまり深く考えずに量りに乗せようとした途端、バババっと飛び立ち、すぐ傍にあった餌等が入っているビニール袋にしがみついてしまいました。

すぐに救出すればよいものを、

飛べたんだ、しがみついてるな、なんて思いながらぼーっとしている間、きーちゃんはバランスを取ろうとしがみついたままバタバタ羽ばたいています。

そしてそれを私が救おうと手を伸ばした時、袋に何度も打ち付けていた羽が二枚取れ、一枚はブラブラ状態に。

きーちゃんを手に乗せそのブラブラを引っこ抜き、落ちている二枚の羽を見て私も呆然。

こんなことで取れちゃうんだ、と頭の中が真っ白。

と、そんなことがあったために、パニックはゼロなのにまた右翼がチンチクリンになってしまったというわけです。

それにしても何故こんなことに、と色々考えてみました。

まず思いついたのが、量りの位置です。

これまでは私の真横に置いて、何かあったら右手のきーちゃんを左手ですぐフォローできるようなところでささっと量っていました。

それが最近は、きーちゃんがご機嫌でベタベタなのをいいことに、位置がいい加減になっていて、私の右斜め前、ちょっと離れた位置に置いてしまっていました。

私からみたらほんのちょっとの違いでも、小さなきーちゃんにとっては、見える光景が随分違ってくると思われます。
また、私のすぐ近くではないところにポンと置かれたら、多分ドキドキ怖くなるのではないかな。

そして羽が沢山抜けていることもあり(そういう時はきーちゃんのみならず、ココもククもちょっと神経質になりやすいです)、体調が絶好調でない時に不安を感じる量り方をされてしまったからでなはないかと考えました。

そこでまた量りの置く位置に気をつけるようにしたところ、まだ完璧ではありませんが、とりあえず怯えて飛んだりせずに体重を量れるようになりました。

とはいえまだドキドキは残っているようなので、量るのを止めはしないけれど、ささっと済ますようにしています。



きーちゃんは先生が「この子は警戒心ゼロですね」と感心したくらいフレンドリーというか、扱いやすい子でした。
そんなきーちゃんももう2歳。
何も考えず手に乗ってきたりする時期を過ぎ、大人の階段を上り始めたのではと思われます。
自我の目覚めや反抗期もあってもおかしくない年頃というか・・。

体重測定のことだけではないんです。
籠から出して遊んだりおやつをあげようとする時も、籠の出し入れ時も、微妙な緊張感や落ち着きなさが最近見えてきました。
全面的に私に甘え楽しそうにしていたきーちゃんとはちょっと違うんです。

ココはあまりそんなことを感じないまま過ぎましたが、ククの2歳前後は大変だったなあと改めて思い出しました。

籠の出し入れがとにかく大変。

それを何とかクリアし手も嫌がらすにいてもらうにはどうしたらいいんだろうかと一生懸命考え何とか克服し、ベタ慣れになってくれたことも随分昔。

今回のきーちゃんのことで、久々にあの頃の緊張や不安、ドキドキ感が蘇ってきました。

でもまあ、それもきーちゃんの成長過程のひとつと捉え、ドキドキする気持ちを静め深呼吸して、どーんと構えてきーちゃんと向かい合っていくことが大事と思います。


そう思いつつもきーちゃんのちょっとした変化にドキドキしている自分がいるもので、初心を取り戻すために、先週金曜、きーちゃんの故郷こんぱまるに久しぶりに行ってきました。

お店は調度来たばかりの二年前のきーちゃんのようなほやほやのヒナだらけ。

一人餌になるまで、こんなきーちゃんに毎日会いにきたもんだったなあ、なんて懐かしく思い出しながらヒナヒナを眺めてきました。


さあ、初心に戻ってがんばるぞー、なんて、きーちゃんについては立ち直ってきたつもり、
土曜も日曜もまあまあうまくきーちゃんと過ごせて一安心、

日曜朝はちょっと驚かせて飛ばせてしまい、今度は左翼風切羽が一枚取れてがっくりしましたが(もう、ちょっと飛ぶとすぐ羽が取れるもんで今後どうしたらよいかが悩みどころ)、きーちゃんは元気だったのでドンマイドンマイ、

なんて思っていたのに、今度は別のアクシデントが。

ココを起こす時に不注意でびっくりさせてしまい、布を捲る前にパニックに。

捲っても籠から出してもしばらく怖がって手から逃げてバタバタ。

ちょっとした不注意なのです。
でも、これまで一度もそんなことをしたこともなかった。

私も年のせいなのか、注意力散漫、ポカが昔より増えた気がします。
これからもっと増えるかもしれません。

ココも年をとると若い頃より神経質になることもあるかもしれません。

刻々と人も鳥も変化していくのも自然なこと。

だとすれば、それとうまく折り合いをつけられるよう、付き合っていけるように常に意識して改善していかなければ、これから益々アクシデントが増えかねません。

幸いココは怪我もなくその後はいつものココに戻ってくれましたが、これまたいい勉強になりました。


長くなってしまいましたが、何が書きたかったかというと、日々を漫然と過ごさない、「うちの子はこういう子だ」と決め付けない、今好きなことが永遠に好きなわけでもなく、今平気なものがずっと平気というわけでもない、逆に今だめなことが平気になることもある、そういう変化への感度を高め、相手を感じ自分の足りないところに気づき、改善できるところを探し改善できるよう日々努力し続ける、ということが、今度の私に必要なことと考えされられた数日間だった、ということでした。



分かりにくい文章となりましたが、二羽の幸せと自分への戒めのため、書き記しておくことにします。



それにしてもきーちゃん、相変わらず毎日やたらと

「チャントタベヨ」

「チャント」

「チャントネ」

「チャント!!!」

を繰り返すので、

世話でも掃除でも家事でも

「ハイ、チャントします」

という気持ちになれてありがたいかも。






































































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