日々のこと。

オカメインコのココとククとキキとの暮しを徒然なるままに。
(ククは闘病の末2012.6.5に旅立ち、キキが来ました。)

今年もあと一ヶ月。

2011-11-30 00:16:32 | 日記
相変わらず目や老体にパソコンがしんどいので、かなり久しぶりの日記です。
先月受けたバードドックと、現在の2羽について書いておこうと思います。長いです。

まずバードドック。
10月24日に受けました。

前回、4月のはこちら


結果は、

ココ、中性脂肪が弱冠高め以外は全て正常範囲。
強肝剤と、前回高めだったアンモニアとGGT(胆管)への薬を続けていますが、コレステロールについては投薬していないので、これは驚きの結果でした。
中性脂肪もずっと高かったのだけれど、これを下げる薬はないそうだし、もう下げるのは無理なのかと思っていたので、これまたびっくり。
毎日パッカリ体操をしてきたおかげかも。

ただ、今回は初めての、前日夜から何も食べず(飲水はOK)での検査。
先生に聞いたところ、食べたか食べないかでコレステロールや中性脂肪は変動しやすい、とのこと。
だから、低く出たのはそのせいもあるようです。
でも、何も食べない状態での検査結果がよかったというのは、喜ぶべきことです。
心肥大、動脈硬化は前回同様ありました。


ククは、少し改善された値もありましたが、まだまだです。
肝臓の腫れは少し小さくなったような微妙なところ。
心肥大も、ココほどではないけれど少しあり、動脈硬化もあり。

クラミジアは今回も2羽共陰性。

ココもククもこれまでと同じ薬を続けることになりました。

先生のブログにも載っています。

4月に先生が撮影したおすまし写真にもびっくりしましたが、今回はさらに先生の手に載っているので驚きました。

凄い先生です。



こんな感じで秋の健康診断を何とか終え、無事年を越せそうと思っていたのも束の間、実は今ククが酷く体調を崩し、それへの投薬・看病をしています。



異変を感じたのは先々週、元気があまりなく、神経過敏(怒りっぽいというか、体調悪いから触らないで、といっているような感じ)、餌への食いつきもよくありません。
嫌がられないよう気を遣いながら、痩せないように気を引いて食べてもらうのに精一杯。
沢山ではないものの羽が抜けていたのでそのせいかなと思っていました。

そして抜けが止まり機嫌も直ったように見えたのに、先週に入りまた同じような症状が。
さらに、やたらと水を飲み、おしっこも多い。
尿酸の色も、結構黄色っぽいというかオレンジっぽいのが多い。
飲水量としては10ccくらいなのですが、普段は5ccくらいなので、いつもの倍飲んでいることになります。
でも、20cc(体重の20%)も飲んでいるわけではない。
多尿というほどでもないのかな、トヤだからかな、肝臓の薬は全部出していますと言われていることだし、28日が通院日だから、その時診てもらえばいいかな(調度主治医の先生がお休みの日が続いていたし)と悩んでいるところに、23日24日には吐き気も出てきたもので、これは28日まで待てないと、25日朝病院に電話し、午前中に診てもらえることになりました。

まずはすぐに尿検査。
(電話で、尿検査をするかもしれないので、おしっこが吸い取られないよう、ケースに紙をしかないで下さいといわれ、プラケに直にククをいれていきました。)
これは特に問題なし。
先々週、そして先週のククの不調の様子を伝えると、さらに、
呼吸が少し速い、お腹がちょっとぷっくりしているのも気になる、腹水と心疾患の疑いがあります、とのことで、レントゲン検査することに。

その結果は先生の予想通りでした。
肝臓が驚くほどパンパンに腫れあがり、その下の方には腹水が。
心臓も、凄く大きいというほどでもないけれど明らかに肥大。
動脈硬化も顕著。

腹水と腫れた肝臓が胃を押し上げていることが、吐き気にも繋がるようです。

これまでも肝臓が悪いのは分かっていたのに、勉強不足の私は、腹水のことまでは全く知りませんでした。
肝臓が悪い人間も鳥も基本的には同じ仕組み・門脈圧亢進が原因だそうです。
肝疾患心疾患、腹水、その治療等は病院のサイトにも書いてありました。

http://www.avianmedicine.jp/category/1556336.html

http://www.avianmedicine.jp/category/1556337.html#no2-01

http://www.avianmedicine.jp/category/1556341.html

(その他も、いつのまにサイトの内容が増えていたのに今まで気づきませんでした。)


ククのお腹のふくらみは、確かに良く見ると少しポコっとしているのが分かります(下の、二羽で写っている写真からもそれが見て取れます)。
ピピが卵を産みそうになる頃のふっくらしたお腹に似ています。
でも、ピピのお腹はそれこそ一年中よく観察し触って確認していたものでしたが、オスのククのお腹まではあまり注意していませんでした。

呼吸の速さについては、ココの方がククより大きな心肥大があるので、ココには注意していたものの、まさかククがそうなるとは思ってもいなかったので、飛んだ直後だからかな、くらいに思って見てしまっていました。

お腹も呼吸もどちらも、実は「あれ?」と思ったのに、まあ気にしすぎかと、放置してしまったのです。
こんなに毎日よく見ているつもりなのに、まだまだ未熟者だった自分が情けない。
情けなく思う一方、そこにすぐ気づく先生を(専門医だから当然なのかもしれないけれど)改めて凄いと、この先生が主治医で本当によかった、とも思いました。




病院から帰宅した25日午後より、これまで飲んできた薬に、降圧剤(心疾患に対して血管拡張剤)と、利尿剤(腹水に対して)を追加して投薬しています。
また、薬を溶く水も、これまでも病院で扱っている水素水を使ってきたのですが、水素は時間と共に減っていくので、今回ククには、朝と昼と、一日二回、新しい水素水で作った薬を飲ませています。
尚、これは先生の指示というより、私からの希望でそうさせてもらいました。薬は全て出してもらっているので、あとは保温とそれくらいしか、体のためになる、してやれることがないからです。

保温は、室温27~28度を維持できるように気をつけています。
(以前は床暖とオイルヒーターを併用していたのですが、床暖はついた時と切れてから再度つく直前の温度差が結構あり、併用すると熱すぎたり寒くなっていたりするため、オイルヒーターのみでやっています。
部屋全体を温めた方が何かと安心で便利なので、アクリルケースは使用しているものの、ペットヒーターは今現在は使用していません。)
さらにそれが適温かどうかは足の温かさが目安です。
先生によれば、足が熱ければOK、膨羽していなくても足が冷たければ寒いということ、だそうです。


現在の様子は、べっちょり水が滲んでいたフンが26日の朝見た時には随分改善されており、尿酸も白く見えるようになりました。
吐き気も、25日夜までは続いていたけれど、26日から今まで全く起きていません。
追加した薬でそうなるのかよく分かりませんが、変化が起きていることは確かです。
呼吸の速さとお腹のふくらみは変化がないかも。
元気さ、食欲は、じわじわとよくなり(付きっきりで食べてもらう努力をしているせいもあります)、減ってきていた体重も戻りつつあります。
次回診察は来週月曜日。

肝疾患用のペレットも試しに頂いてみたのですが、一つ一つ口元に持っていってやれば齧らなくもないけど、進んでは口にしようとしないので、食べることは期待できなさそう。
現在は何故かこれまであまり齧らなかったラウディのブリーダータイプミニをしつこく齧って粉々にしています(お腹にはほんのちょっとしか入ってないようですが)。
肝疾患のペレット食べてくれたら体もよいのだろうけど、なかなか難しいです。

診察結果を聞いて頭が真っ白になり、ずっと不安でたまらなかったのだけど、でも、ククはこれまでも大変な病気をしてはケロっと乗り越えてきてくれたので、今回もきっとよくなると思います。
お腹がさぞかし苦しかっただろうに分かってやれず、ただ食べろ食べろと言っていたのが本当に申し訳ない。
そんな飼い主でも嫌わず大好きでいてくれる様子に胸が熱くなります。

また、ココも、いつもならククをかまってばかりいると、ピューっと飛んできてアピールするのですが、今は全くそれをしません。
ククの相手をしている時は、椅子の背もたれにのってこちらに背を剥けて羽繕いしたり昼寝したり、ブロスや広告を齧って歌いながら一人遊びしたりしています。
大好きだけれど自分にはもらえない粟穂やアヴィケーキがククの周りに山積みなのが見えるのに、自分もくれとは不思議とねだりません。
大人です。

今週月曜、28日は本当は2羽の通院日でしたが、25日にククだけ先に診察してもらったので、ココのみの通院日となりました。
いつもなら通院日は気配を感じ抵抗していたココなのに、箱詰めにされると何故かちょっと嬉しそう。
電車の中でも待合室でもいつもより歌います。
もしかすると、束の間の私との二人きりの時間が嬉しかったのかも、多分そんな気がします。
甘えたいけど具合悪いククの前では甘えない。
ピピちゃんが具合悪い時もそうでした。
賢くて優しいココ。
私がココに手を差し出して遊ぼうというまでじっと待って、それから思い切り甘えてきます。
可愛すぎです。

今年の春先に体調を崩して大変だったココなんだから、みんなを見守ろうとあまり張り切りすぎて無理せずに、元気に冬を乗り切ろうね。







今年は色んなことがあり、大変な年となってしまいましたが、来年もみんなで元気で過ごせるよう、締めくくりの残り一ヶ月、私も気を引き締めてがんばろうと思います。